金 剛 寺     

日野市高幡  



 平安時代初期に清和天皇の勅願により創建されたと伝わる古刹で、金剛寺と言うよりも高幡

不動尊として広く知られています。駅前から続く参道の突き当たりに、仁王門が立ち、その奥

に不動堂がありますが、ともに国の重要文化財に指定されています。山を控える境内には近年

になって五重塔も建立され、一段と霊場の趣を増しています。




   高幡不動仁王門


 建立は室町末期とみられ、

以前は単層の八脚門形式でし

たが、昭和34年の解体修理

により当初は二層だったこと

が分かり、現在の楼門形式に

改められました。






     不 動 堂


 創建当初の堂が大風により

倒壊したので康永元年(13

42)に再建されたものです。

それでも東京では一番古い建

築物です。






    本堂の大日堂


 境内の一番奥に建ち、天明

年間(1781〜89)に建

立されました。外陣の天井に

龍が描かれ、その下で手を叩

くと反響する事から「成り龍」

と呼ばれています。






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