安 楽 寺
比企郡吉見町
安楽寺は吉見観音の名で知られる板東三十三観音霊場の第11番札所で、観音様の寺として
巡礼の人々にも親しまれています。創立は古く1300年前の行基菩薩によると伝えられ、延
暦23年(804)坂上田村麻呂が伽藍を整備し、源範頼が稚児僧として当寺で過ごした後に
この地の領主になるなど、古くからの由緒を残す名刹です。なだらかな丘を背にした境内には
県の重要文化財に指定されている本堂、仁王門、三重塔があります。
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仁 王 門
元禄年間(1688〜03)に
建立された八脚門で、最近修復
された朱色の仁王像が迎えてく
れます。
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本 堂
霊場の雰囲気の漂う本堂は寛
文元年(1661)の建立で、県
内でも数少ない江戸時代の初期
から残る伽藍です。
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三 重 塔
本堂の脇、木立に囲まれて立
つ塔は朱に塗られていてさほど
の古さは感じないのですが、建
立は明暦2年(1656)と県内
に残る三重塔の中では一番古い
塔です。
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