広 園 寺

八王子市山田町 



 広園寺は八王子市郊外の丘陵地にあり、なだらかな南斜面に広がる境内には総門、山門、仏

殿、本堂、等が一直線に並び、上記の平林寺や鎌倉の建長寺のような、典型的な禅宗の伽藍配

置をしています。康応元年(1389)片倉城主大江備中守師親により創建され、天正年間に

一度焼失したのですが江戸中期に再建されました。本堂の左に開山堂、右に庫裏客殿、後ろの

山麓に見事な日本庭園があるのですが、庫裏より奥は一般の参拝は出来ないようです。



     総  門


 建立は天保元年(1830)

で、いつも閉まっているのです

が、右に通用門があります。参

道は通用門から続いていて山門

を横に見ながら進むようになっ

ています。






     山  門


 建立年代は不明なのですが、

元禄10年(1697)の大火

により全山焼失しているので、

その後の江戸中期頃の再建と見

られています。






     仏  殿


 山門の後ろには仏殿が続いて

いて、本尊には弥勒菩薩が安置

されています。建立は文化8年

(1811)です。







    本 堂(方 丈)


 静かな境内の一番奥に建って

います。建立は天保3年(18

32)で、総門とほぼ前後して

再建されました。前庭は一段高

くなっていて普段立ち入ること

は出来ないようです。




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