平 林 寺

新座市野火止 



 臨済宗の平林寺は都心からも近く、手軽な散策場所として多くの人々に知られている名刹で

す。当初は太田道真(太田道灌の父)により岩槻城下に創建されたのですが、江戸時代になり

川越城主松平信綱により現在地に移されました。その境内はとても広く、総門から一直線に並

ぶ堂塔の周りには、今では残り少ない手つかずの武蔵野の雑木林が広がっています。また秋の

紅葉の季節には境内中が見事に色ずく為に、散策の人々が多く訪れますが、普段は市街地の間

近とは思えないほどの、落ち着いたたたずまいを見せてくれます。




    平林寺の山門


 この山門や仏殿、中門など

は寛文4年(1664)の建

立当初からの姿を、そのまま

保っています。





 古色蒼然とした

   藁葺き屋根の

     仏殿と紅葉






 平林寺境内の

   燃えるような

     紅葉







 紅葉の賑わいも

   一段落した

     晩秋の境内






 一つ上 ”七堂伽藍の寺を訪ねて

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