金田一京助の歌碑





     水難者慰霊碑


 兵庫橋の少し上流の南岸に立って

います。玉川上水に多くの自殺者が

出たので、その供養に建てられまし

た。裏には金田一京助の歌が刻まれ

ています。仮名なので自己流解釈で


「憂い無く幸限りなき天の国に

  咲きそい居ませ永久安らかに」




     旧久我山水衛所


 太宰が身投げした当時もこのよう

な格子があって、彼の下駄もここに

引っかかったのでしょう。薬物中毒

や自殺未遂とアウトロー的な生き方

の太宰は、ジャーナリストや評論家

などが台頭していた戦後の阿佐ヶ谷

会に反発し、杉並から離れていたの

ですが、最後に死んで杉並に戻ろう

としたのかも知れません。






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