それ以外の杉並区の古木銘木





 今まで紹介した以外にも、様々な謂われがあったりして、とり挙げておきたい古木銘木がある

ので、いくつかを紹介します。



 阿佐ヶ谷欅屋敷


 阿佐ヶ谷駅前の繁華街に隣接して鬱そうと

した木々に囲まれた相沢家の屋敷地のことで

す。相沢家は旧阿佐ヶ谷村の名主で、戦前の

邸内には樹齢400年余りの欅の大木が数十

本はあったとのことですが、戦災に遭って建

物も新しくなり、欅も大分少なくなってしま

いました。左の写真は門前に並ぶ10本ほど

の欅で、中にはかなりの大木も見られます。




 阿佐ヶ谷駅南口広場の曙杉


 杉並区はシンボルの木として杉を選んだの

ですが、時すでに遅く、大気汚染に弱い杉の

古木は区内には皆無だったので、その代わり

に曙杉(メタセコイヤ)も区のシンボルとし

て、阿佐ヶ谷駅南口の駅前ロータリー広場に

数本の苗木を植えました。それから二十数年

が経った今では高さ20m前後まで育ち立派

なシンボルツリーになっています。