女 流 文 学 の 聖 地






    妙法寺浅加園跡


 浅加園は妙法寺が作業員用に建て

た粗末な借家でした。上京以来放浪

生活同然だった林芙美子は、生涯の

伴侶、緑敏を得てこの借家に3年に

わたって定住し、この地で出世作の

放浪記を書き上げました。




    有吉佐和子旧宅付近


 佐和子が親兄弟と共に堀之内に転

居してきた時はまだ学生だったので

すが、彼女が作家として売れ出すと

独立して同じ町内に移転しました。

さらに売れっ子になるとまた近くに

家を建てて移り住み、この3度目の

家が彼女の終焉の地となりました。




    有吉佐和子文学碑


 有吉佐和子は学生時代に光塩女子

学園に学ぶなどクリスチャンだった

のですが、執筆に疲れると妙法寺の

境内を散策していたそうです。この

文学碑は女優の杉村春子等が中心と

なって、ゆかりの境内日朝堂の脇に

建てられました。






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