土 浦 城
土浦市中央、亀城公園内
関東の平城としては、意外に良好な郭と城門が現存しています。本丸と二の丸が、堀と土塁
に囲まれて残り、また本丸大手門の太鼓楼門は、関東で唯一現存する楼門式の城門で、他にも
前川門などが現存しています。本丸は小じんまりとした郭ですが、平成10年に東櫓が完成し、
東西二棟の木造隅櫓が揃って復元されて一段と城郭らしくなりました。いま城の前に立つと、
外郭の高低差も少なく簡易な城に見えるのですが、それは周囲が市街地として埋め立てられて
しまったからで、本来は、幾重にも張り巡らされた掘や水路の中に浮かぶ堅固な城でした。出
来れば、埋め立てられた本丸南側の内堀や、二の丸東側の堀なども復元されると、旧来の水城
の姿に近づくと思うのですが。
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本丸北側の堀
このような堀が
何重にも囲んでいた
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城下の寺から
二ノ丸の入口に
移築された前川門
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土浦城の偉容を
今日につたえる
本丸大手の太鼓楼門
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木造で復元された東櫓
内部は土浦市立博物館の
別館展示室になっている
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