田 安 家 屋 敷 門

新宿区原町、幸国寺   




 大久保通りから一歩入った幸国寺の山門は、田安家屋敷より移築されたと伝わる門です。田

安家は一ツ橋家、清水家と共に徳川御三卿のひとつで、実際の領地は持っていませんでしたが

徳川家の一門として御三家に次ぐ十万石の格式を与えられ、江戸城北の丸田安門近くに大きな

屋敷を構えていました。



    幸国寺山門


 現在は片側にしか出番所が

ありませんが、本来は東大赤

門のように十万石以上の格式

として両側に出番所があった

ものと思われます。