下新倉代官屋敷

埼玉県和光市中央、柳下家 




 下新倉村の豪農柳下家は、この地の領主であった旗本酒井氏より代々に渡って郷代官を任さ

れていました。その柳下家の屋敷が、くらやみ坂を下った旧川越街道沿いに建っています。今

では周囲をモダンなマンションに囲まれていますが、江戸時代に建てられた重厚な主屋が残さ

れていて、かつて代官屋敷と呼ばれていた豪農屋敷の雰囲気を伝えています。また近年までは

街道に面して長屋門も建っていたそうです。



    柳下邸主屋


 屋根はトタン葺きに直され

ていますが、かつての格式を

覗わせる書院造りの部屋など

約200年程前に建てられた

当時の様子を良く残している

ようです。