松江藩松平家江戸中屋敷書院

横浜市栄区野七里、埋蔵文化財センター   




 元は松江藩松平家の江戸中屋敷にあったとされる書院形式の建物で、明治以降はしばらく中区

根岸の太田家にあったので「旧太田家住宅」として神奈川県の有形文化財に指定されています。

さらにその後は横浜市の所有となり、現在は同市栄区にある埋蔵文化財センターに解体保存され

ています。一日も早い復元公開が待たれますが、この建物は、茶人としても名高い松平不昧公の

藩邸にあったという事で、格式のある書院作りの建物で太田家に在った時も調和のとれた庭園に

臨んで建てられていたそうです。そのような建物なので、復元に当たっては建物だけでなく周囲

の庭園も同時に整備されるよう望むものです。庭園は武家屋敷の一部でもあるからです。

  埋蔵文化財センター


   埋蔵文化財センター


 正式には公益財団法人横浜市

ふるさと歴史財団というそうで

保管倉庫の他に展示室、資料室

図書室等があり、さらに元は小

学校だったので体育館や広い運

動場もあり、団体で予約すれば

それらも利用出来るそうです。