土浦藩校郁文館正門

土浦市文京町、土浦第一中学校　　　



　郁文館は土浦藩士子弟の為の藩校で、当初は土浦城内に建てられましたが江戸後期に現在地

に移転してきたそうです。明治になると高等小学校他として使われてきたのですが、主屋は昭

和１０年に取り壊されてしまいました。戦後は学校制度の変遷と共に土浦第一中学校に変りま

したが、この正門だけはそのまま残されて当時の姿を伝えています。
　　　　郁文館正門


　近年の解体修理で整った姿

を見せていますが、この地は

沼地を埋め立てて造成した武

家地だったので地盤が傾いて

いたそうです。また既に薄く

なっていますが門柱等をベン

ガラ塗りにしたそうです。

　　　　当時の郭図


　城内から移転したとの事で

すが、この地も土浦城の外郭

内にあたり、中学校の南側半

分は元は沼地で、敷地の外側

には土塁も築かれていたよう

です。