萩原代官屋敷門

横浜市戸塚区平戸、萩原家    




 旗本の杉浦氏は、現在の戸塚区平戸や寒川町内や平塚市内茅ヶ崎市内にも所領がありました

が、この平戸の地の萩原家を代官として周辺の所領を治めさせました。また幕末には直心影流

の道場が開かれ、数多くの剣客が訪れて後の新選組局長近藤勇も訪れていたそうです。

 屋敷地は袋状の谷戸の奥にあり、さらに数十年前まで堀も残っていたようで、現在も中世の

土豪屋敷のような屋敷構えを見せています。(注1) ただ当時のままの建物は表門だけとの

事で、主屋などは今風の建物に建て直されています。



     萩原家屋敷門


 薬医門形式の門で柱の太さ

も充分あって格式を感じさせ

ますが、木肌の様子から見て

この門柱部分は後の世に補修

されているようです。





注1・・・

  同様の袋状の谷戸に構えられた屋敷としては勝田代官屋敷なども紹介していますので、

 同ページの文末の説明も参照してみて下さい。