UKを知ろう


UKは等距離外交方針か

HAWKジェット戦闘機3機をインドネシアへ


9月20日のBBC NEWSによれば、UKのJohn Spellar国防大臣(Armed
Force MInister)は、インドネシアに供与予定のHawkジェット戦闘機3機
を取りやめるつもりはないとのことである。インドネシア国軍は、東チモー
ル問題では協力的(Cooperative)と判断しているとの発言である。

また1997年5月のインドネシア選挙以来、英軍ではインドネシアの高級
将校24名の研修を行ってきたことも認めている。彼らには文民統治下
(under civilian controle)での適切な、よく訓練された軍隊(proper,well-
disciplined military)のあり方について教育を行ったとの発言である。



UKは東チモールには駆逐艦グラスゴーとグルカ兵250名を派遣したが、
たとえ友好国でも、国際世論等を考慮し、是は是、非は非として等距離
外交を維持する方針なのかなという印象を受けた。

BBC NEWSの東チモール報道の一部に垣間見た、UKの弾力的現
実対応のしたたかな外交方針であった。
日本もこのような是是非非型バランス外交をとる必要があるのではなか
ろうか。


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