晴耕庵の談話室

NO.5


HELLO

97/06/04 題名:ホームページ感想
憶良さん始めまして。H.N.と言います。
現在ドイツのミュンヘン近郊に駐在している32歳です。

ひょんなことから、憶良さん(とお呼びしていいのでしょうか?)のホー
ムページを見つけて、つい仕事も放り出して見入ってしまいました。
(After 5なので許されると思います。)

日ごろから日本人の問題意識の低さを嘆いていました。憶良さんのホーム
ページを見て共感することが多かったです。
それに付帯する義務や努力には一切考慮せず、ただ自由・平等・平和を唱
えているだけの日本はこの先どうなるのでしょうか。先日のペルー大使公
邸突入の際も、私は結局何もできなかった自国政府に対する失望が強かっ
たですが、日本人知り合い(海外駐在員)の意見では武力を使ったフジモ
リ氏に対する批判が大きかったのには、がっかりでした。

相変わらず日本では、教養や道徳は無視した偏差値教育(これも学校では
なく親の問題なのですが...)が続いているようで、妻と子供ができた
ら、自分たちの子供だけでもきちんと育てようと言っています。

さて、話をホームページに戻して、英国の歴史は興味深いものでした。こ
れまで私の興味の対象は地中海世界の歴史に傾いており、英国は辺境に過
ぎませんでした。最近中世の歴史に関する本を読み、フランスやイギリス
の歴史にも興味が湧いてきたところでした。これからもホームページ楽し
ませてもらいます。

H.N.

RESPONSE

SUB:メール有り難う

H.N.さん、ミュンヘンからごていねいなメール有り難うございました。
まだYAHOOなどの検索に載せていませんので、まさか海外からお便りを頂く
とは思っていませんでした。

ミュンヘンには1994年秋ビジネスで数日滞在、オペラファンの友人とミュ
ンヘン国立劇場の立ち見席でEdita GruberovaのLuchiaを鑑賞しました。
彼女の絶唱はいまだに耳に残っています。

落ち着いたよい街で、ビールがおいしく懐かしく思います。
その出張のとき目についたのが大きなゴミ分別収集のボックスでした。
ドイツ政府と国民のゴミ分別収集と地下管理システムに比較すると、日本
は絶望的なほど遅れています。環境問題はいつか採りあげたいテーマです
ので、その時にはいろいろ教えてください。

意外に未知の30前後の方々からお便りを頂いたり、著書の申込を受けた
りしてうれしく思っています。
38年のビジネスライフに終止符を打ち、録を食まない身分で「日本のこ
れからのゆくへ」に何か語りかけたい私にとって、ホームページはうれし
いイノヴェーションです。

「ロンドン憶良現代を語ってくれ」との友人の声もありますが、とりあえ
ずは前著のなかに現代のトピックスを織り込ませたいと思っています。
目下画像と文章の編集の改定も模索中です。
(朝日パソコン1997年3月1日号で選者に指摘された事項)

ペルーでの大統領の毅然としたリーダーシップには感服しました。ノーブ
レス・オブリージを心得ている古武士の風格があります。
今後とも忌憚のないご批評をお願いします。
とりとめもないことを書きましたが、私への呼びかけは「憶良」で結構です。
ではまた
1997.6.5 ロンドン憶良



NOTICE

題名:帰国の連絡

Date: Fri, 27 Jun 97
From: "H. N"

憶良さんこんにちは。先日ホームページをみてメールを送ったH. N.です。

この度3年間のドイツでの駐在生活を終え帰国します。

現在NIFTYにもプライベートで加入していますので、参考までに
IFTYのIDを連絡します。
日本に帰って落ち着いたら、また憶良さんのホームページを楽しませて頂
きます。
ではまた。


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