プリンス・オブ・ウェールズの故事(前頁より)


シモン伯を失ったウェールズの首長リュウェリン・アプ・グリフィズは孤立した。
1275年、故シモン伯との約で伯の息女エリナー姫を嫁に迎えよとしたが、
フランスからウェールズへ向かう姫の船は、途中エドワード一世の軍に捕らわれた。
傷心の首長リュウェリンは辺境領主の軍に激しく攻撃を仕掛けた。

1277年エドワード一世はイングランド全軍を率い、スノードンの天険にこもる
ウェールズ軍を海陸から包囲し、飢餓作戦をとった。さしもの山岳民族もたまらず
降伏した。
1278年、エドワード一世は首長リュウェリンとエリナーの結婚を認めた。
(エドワード一世の王妃エリナーと同名であるが別人である)


次頁へ