フランコ・クレメンテ・マロー(1804-1894)は、フランス生まれで軍医としてアフリカに赴きマラリアの治療にキニーネの使用を始めました。

チャールス・ルイス・アルフォン・ラベラン(1845-1922)は、フランス人で軍医としてアルジェリアに勤務中マラリア原虫を発見しました。１８８７年退官してパスツール研究所の所長として寄生虫学、病理学の研究を続け、マラリア、トリパノゾーマ、眠り病の研究をしました。１９０７年ノーベル賞を受賞しました。

ロナルド・ロス(1857-1932)は、英国人でインドに行き、同地で蚊の唾液腺中のマラリア病原虫を発見し、原虫の発育環を解明しました。これにより１９０２年ノーベル賞を受けました。また、イタリアのグラッシと長い間論争しました。

ジョバンニ・バチスタ・グラッシ(1854-1925)は、イタリア人でパビア大学で医学を学び、動物学および寄生虫学者となりました。マラリアが蚊によって伝幡されることを発見しました。このためロスと論争が起きました。

ジョージ・ギグリオリ(1897-1975)は、イタリア人でピサ大学で医学を学びロンドン熱帯医学学校で研究を行った後、1922年にガイアナに赴き１０００人の従業員がいる企業の医学研究者となりマラリヤによる患者の治療に多くの貢献をしました。