★「セガスタ!」ってなんだ???

●「セガスタ日誌」とは?
みなさん、こんにちは。ご縁があってこのホームページを見ていただけて幸いです。
この「セガスタ日誌」は、セガで主に家庭用TVゲームに関するパブリシティ業務を担当してきた竹崎(たけざき)という一社員が、セガで担当している仕事や仕事以外で身の回りに起こった出来事などを"日記風"に書いているコーナーです。

この「セガスタ日誌」。毎日家に帰って寝る前に、その日あった出来事を日記をつけるように書きまして、翌朝(しらふで?)文面を確認&推敲した上でネットにアップするという形でやってます。仕事がテンパってくると何日も更新できなかったりもしますが、なるべく更新できるようがんばってます!

内容としては、セガから発表された新しい情報やD-DIRECT(セガ直販のインターネット通販サイト)の情報などを"ニュースヘッドライン的"にお伝えしつつ、そのへんに対する仕事の目標とか進捗とかを、毎日の出来事の断片から少しずつお伝えしていこうと考えています。ただし、事件は毎日起こるわけでもないですし、当然ですが1日中働いてもその内容をそのままお伝えできないこともあるわけで、「それでもなるべく毎日更新してほしい」という暖かい声援におこたえして、最近は竹崎の身の回りの出来事はたいがい何でも書くようになりました(笑)。
映画の話や本の話、どこかに遊びに行った話とか、たいがいどーでもいい話も書いてますが、「セガスタ日誌とはそういうものなんだ」とあきらめてください(笑)。

さて、「セガスタ日誌」のざっとした説明はこんなところです。さらに、このコーナーの名前の由来とか目的とかを説明しようとすると、「パブリシティ」って仕事の中身とか、「セガスタ」の歴史(意外と歴史もあったりする!)とかお話しないといけないんですよ(笑)。そのへんまで気になる方は、さらに読み進めていただければ……。
2001年9月4日 竹崎 忠

●パブリシティってどんな仕事なのか?
「パブリシティって何か?」といいますと、ざっくり言うと「お金を支払わずに商品情報をみなさんに伝えるお仕事」です。つまり、TVのCMや雑誌広告というのは「宣伝」で、TV番組の中で取り上げられているのや雑誌の記事は「パブリシティ」っていうことですね。

パブリシティのお仕事は、いかに多くの媒体を通じて広く情報を伝達できるかが勝負なんですが、広告費を払っているわけではないので、取り上げてもらえるか否か、良く書かれるか悪く書かれるかは相手に委ねられてしまうというちょっと危険な面もあります。でも逆に、雑誌の記事で商品が誉められていると、広告で良いことを書いているよりも「信頼性が高い」ような気がしませんか? それは商品を売っている本人じゃなくて、雑誌を作っている人の意見だからなのです(笑)。

だから、結構「パブリシティ」ってお仕事も捨てたもんじゃないと僕は思ってます。というか、「パブリシティ」の仕事には誇りを持っています。
その分、自分達の思うような記事を書いてもらうための努力は大変なもんなんですけど……(笑)。 1993年春に僕がひとりでスタートした家庭用TVゲームのパブリシティチームは、現在では南雲チームマネージャーが引き継いでくれています。

●セガスタの歴史
セガスタというのは「セガスタジアム」の略。
なぜ「セガスタジアム」なのかというと、そこには歴史がありまして……。

・1993年「BEEP!メガドライブ」で「遊星セガスタジアム」連載開始
 当時セガに入ったばかりの竹崎は、自分がユーザーの時にセガにやってほしかったことを自分で実現しようと希望に燃えていた(笑)。
その一環として、ユーザーの素朴な疑問にセガのスタッフが答えたりする(よくある)コーナーを雑誌に作ろうと、当時のBEメガで、編集部の桑原さんと一緒に「遊星セガスタジアム」というコーナーを作ったのでありました。

・1994年6月 FAXクラブで「セガスタ外伝」スタート!
 僕はセガ入社前に、"ゲーム雑誌をわざわざ買わないけどゲームに興味がある人"に向けたゲーム情報ミニコミを作って、周囲の人に配っては(押しつけていたかも)喜ばれておりました。セガに入ってパブリシティの仕事をするようになってからも、そういったニーズは必ずあるはず!…と考え、入社後1年して始まった「FAX CLUB」(無料で取り出せるFAXサービス)にて手書き新聞「セガスタ外伝」をスタートさせたのです。最初はA4で1枚だったのが3号目から3枚に増殖……。

・1995年3月 「遊星セガスタジアム」に名称変更!
 そうこうしているうちにセガサターンが発売され、「BEメガ」が「サタマガ」に変わるタイミングで雑誌担当なども替わって、雑誌連載がなくなったことを受けて「外伝」と言ってる意味がなくなり、FAXクラブの方が「遊星セガスタジアム」に。
95年8月には6枚モノに拡大し、ゲーマーみきのコーナーやエインシャント(古代さんの会社)のコーナー、一般の女性ユーザーの声を聞こうってことで"真子さん"コーナー(彼女はホントに一般の方でした!)など内容充実を図る。

・1996年8月 「遊星セガスタジアム」月2回刊に!
 セガ専門誌が月刊から月2回刊になる時代の中、「セガスタも月2回にして新しい情報を!」というリクエストが増えたため、その声に押されて月2回刊に変更。ただし、セガスタ製作で土日が半分以上なくなる生活が続いたため、1回のページは3ページで(一方的に)許してもらう(笑)。

・1997年9月 「SEGA竹崎のセガスタ」で月刊に戻る!
 セガサターンのパブリシティ業務が激化する中、極度の睡眠不足&過労で体を壊した竹崎は「ギブアップ宣言」をして、体調を整えるため97年9月より再び月1回発行に。
さらに、10月より「セガスタジアム」の略称であった「セガスタ」を正式名称に変更する。しかし、98年後半にはドリームキャスト発売の超多忙によって一気に多数ページを作れず、なんだかんだで月2回に分けて6ページ作るスタイルに戻ってしまうのであった(笑)。

・1999年7月 「セガスタ」Webになる!
 Webが見れるドリームキャストも発売され、セガの情報発信はWebに一本化……よって、99年6月をもって「FAXクラブ」システムそのものが終了することに。
おのずと「セガスタ」も終了の危機を迎えたのだが、「どんな形であれセガスタを続けて欲しい」という熱い声援に支えられ、"ホームページの作り方"を猛勉強。
7月の準備号をはさんで8月よりWeb版「セガスタ」を作り始めたのでした。

・1999年10月 世の中そんなに甘くない!!(笑)
 FAXクラブ終了の危機を回避した「セガスタ」でしたが、「Webなのに月1回の更新じゃダメダメ!」という厳しい指摘を受け、「そりゃ、もっともだな〜」と"不定期更新・日記体制"を宣言。で、"不定期"と言いながら、結局ほとんど毎日更新する2001年9月現在の「セガスタ日誌」の体制になってゆく日々なのであった……(苦笑)。


・2005年12月 いよいよフィナーレ!
 竹崎の部署異動もあり、PR担当でもなく、セガ公式サイトの担当でもなくなった関係上、セガ公式サイトでこのコーナーを継続していくのはいかがなものか? という声もあり、確かに「そりゃそうだ」と2005年末をもって「セガスタ!日誌」を終了。以後、仕事の中身は書かないプライベートな日記を新規で立ち上げることになりました。それが「Takezaki-Nikki」です。

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