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セガスタ1月号

2001/1/3(水) 狂気の映画?

「忘れ得ぬ映画」といえば、フツーはとっても感動した映画とか良い映画ってのが出てくるのだが、全然違った意味で絶対に忘れられない映画っていうのもある。

僕にとっては「小人の饗宴」という映画がそれで、10年以上前に京都大学のオンボロのナントカ講堂ってところで”自主上映”って形で一度だけ観た映画だ。

その”自主上映”のオールナイトでは、ケネス・アンガーの諸作品などなど、奇妙な映画ばかりが何本も上映された自分の人生の中でも相当不思議な夜だったが、中でも強烈だったのがこの「小人の饗宴」だったのだ。その”強烈さ”は、「かつてこんなに胸が悪くなる狂騒とした映画があっただろうか!?」っていう意味での強烈さ。うまく表現できないが、椅子にしばりつけられて黒板を爪でひっかく「キィイイィーーーッ」って音をいやおうなく延々と聞かされるような”不快さ”なのであった。

しかし、あまりに強烈すぎた印象は忘れがたいもので、その後、2、3年経ってから僕はこの映画について調べはじめ、監督がヴェルナー・ヘルツォークって人であることや、この映画のビデオ・LDなどが一切出ていないこと、そして日本でも滅多に上映の機会には恵まれない作品であることを知り、いつか必ずこの映画に再び巡り会いたいと望むようになった。

そして、ついにこの映画が今月、日本の劇場で”自主上映”ではなく、ちゃんと公開されることになったのである。(かつて日本では手に入らなかった「時計じかけのオレンジ」のビデオをアメリカのレコードショップで発見した時のような感動!)

そんなわけで今日は、「小人の饗宴」に先駆けて公開されているヴェルナー・ヘルツォーク監督「キンスキー、わが最愛の敵」というドキュメンタリー映画を観に行ってきた。あの奇妙な俳優クラウス・キンスキーのスクリーン以外での顔をちょっと知ることが出来る映画。
そこにはやはり”常識では計り知れない何か”があった。

2001/1/2(火) 晴れてるけど風きつい

昨夜また「ファンタ」しながらワインを1本空けてしまい、今朝も起きて一番、熱いお風呂に入ってアルコールを抜いたのだ。うう……。お酒を飲んだ翌朝は、水を大量に飲んで、トイレ行って、熱い風呂に入って、何か朝食を食べる! それが去年僕が学んだ二日酔い対策(笑)。

会社が休みだからセガ関係のことは何も起こってない。このセガスタ日誌も全然セガの話題ができなくて恐縮です(苦笑)。会社に呼び出されることもなく、平和な日々が……って、まだ1月2日か。ゲームは「ファンタシースターオンライン」しかやってないしな〜。

でも、なんだかんだで忙しい。自分の部屋に山と積まれた雑誌を整理したり、普段ちゃんと連絡取れてない人にメール書いたり、届いた年賀状を1枚ずつチェックして住所録を修正したり、洗濯したり掃除したり……。ホントはもっと大規模に掃除しなければならないんだけど、明日で休みも終わりだし、全然ダメそう。あ、交通費精算もしなきゃぁ〜(苦笑)。

今日一番辛かったのは洗濯。洗濯したまでは良かったが、今日はすごい風が吹いてて、洗濯を干すのに一苦労。だって、せっかくきれいに畳んで干そうとしてるハンカチなんて一瞬でグシャグシャになっちゃうんだぜ。タオルとか顔にバタバタ当たるし。干し終わってしばらくすると風にあおられた洗濯物が洗濯ロープにぐるぐるに巻き付いちゃってるし。あ〜あ。こんな話聞いても仕方ないよね、ゴメン。

洗濯干しをしてる間、BGVみたいに「グラディエーター」や「スチュアート・リトル」のDVDをかけてたんだけど、両作品とももう一度ちゃんと観たくなっちゃった。やっぱ自分は映画大好きだ。1週間家にこもって映画を見続けたい欲求が常にあるからな〜。でも、今日は家で映画が観たい欲求に負けじと外出し、ワーナー・マイカル(映画館)に行く(笑)。家の映画は逃げないけど、正月映画は終わっちゃうからさ。で、「バーティカル・リミット」が満員だったので、「ダイナソー」と「コヨーテ・アグリー」を観た。「ダイナソー」ってこれフルCGなの? なんかすごいな。「コヨーテ・アグリー」もちょっと軽めだけど楽しい映画だったな。年末忙しかったから、映画館もごぶさたしちゃってて……。今年のお正月映画はこの他に「ホワット・ライズ・ビニース」と「グリンチ」しか観てないけど、中では「ホワット・ライズ・ビニース」が一番凝った作りで面白かったなぁ。僕は怖くなかったけど、ヒッチコックとかの免疫ない人は怖いらしい。僕なんか「おお、すげー凝ってるよ〜!」って思わずニヤニヤしながら観てたんだけど(笑)。

2001/1/1(月) 新年あけましておめでとう!

というわけで何事もなく21世紀になっちゃいましたね(笑)。ホントに何も起こらないので驚きました。なんだ、平和な普通の正月じゃんって。ま、平和なことはいいことですね!

さて、昨日はようやく仕上げた年賀状をポストに投函して、ここしばらく忙しくて行けなかった散髪もしちゃって、ちょっとだけ掃除なんかもして、最後は予定通り橘さん家に遊びに行きました。結局全部で5人が集まって、それぞれが持ち寄った料理やお酒を並べ、必殺料理人・橘さんの特製鍋をつっついて、お腹いっぱい酒いっぱい(苦笑)な年越し宴会を実施。料理はどれも美味しいし、ちょっとだけ奮発したワインはやはり美味しいし、ヒットメーカーの笹原クンからもらっていた泡盛も美味しいし……う〜ん、なんて美食な宴会!(笑)

お腹一杯なのに、ちゃんと23時45分頃にはダシにこだわった年越しそばを食べ、ジャニーズカウントダウンを見ながらカウントダウンしてクラッカーを鳴らし、みんなで乾杯してまたお酒飲んで、すぐさま近所の神社に初詣にも行っちゃった。すでに5時間も飲んでいるのでかなり酔っていた僕は、お賽銭といっしょにQUOカードも投げ、「21世紀はみんなが幸せになりますように」……と、恥ずかしくてとてもシラフじゃ言えないようなお祈りをしたのでした(苦笑)。

で、朝まで飲んで、そのまま橘さん家に泊めてもらって、今日は正月返上で秋葉原で働いている久保店長(えらい!)にお年玉を持ってって、アメ横までお正月の街を見ながら歩いて、橘さんと一緒に誰かをつかまえて飲み会第2弾をしようと画策したのですが(笑)、さすがに元旦だけあって誰もつかまえられず(そりゃそうだ!)、仕方がないので「今夜、またファンタで!」と別れて家に帰って来たのでした。

うーん、それにしてもなかなか楽しい年越し(世紀越え?)だった。やっぱ、一番の宝物は友達だよね〜! みなさんはどんな年越しでしたか?

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