※最新の状態を表示するために再読込みして下さい。
←
セガスタ10月号
→

2000/10/9(祝) 24時間の情事(笑)

そのまま朝ご飯もごちそうになって、さらにみんなで映画を観に行って、お茶して、 ウロウロして、夕食までご一緒する。
結局、24時間以上いっしょにいて、夕食から夕食までみんなでいっしょ(笑)。
素敵な週末だった。ホントに。
ずいぶんと元気になってきた。

今日観たのは「マルコヴィッチの穴」。
超期待していた映画だが、期待に反せずちょっとスゴイ映画だった。別に映画のテーマがそうだからって言うのではなく、アタマに棒をつっこまれてかきまわされるような不思議でショッキングな映画。

普通ならここまでしか考えられないだろうって予想するところを遙かに超えて、しかも面白くてスゴイ脚本には脱帽。
ちょっと変わった体験をしたい人には絶対のお勧めです。
その魅力は、とても一言では表せません。
とっても新しい映画体験だったよ。

2000/10/8(日) およばれの休日

今日は友達に夕食に誘っていただいてるので、午後から出かけ、ジャケットを新調(なにげに店のおねえさんの薦めるままに洒落た服を買ったら結構高かった!)、深酒した後でも美味しく飲める極甘の蜂蜜のような白ワインを買って、さらに花束も買って(何年ぶりだろ、花束買ったの)、お邪魔する。

そして美味しいごちそうをいただき、ワインを飲んで、4人でゲームして朝4時過ぎまで遊びたおす、もとい飲みたおす。
で、そのまま泊めてもらって眠るのだった……。

そもそも今日の集まりは僕が木曜に落ち込んでいたから企画してくれたもの。なんてありがたいんだろう。
友達に恵まれて心底幸せに思う、泣けちゃいそうなオレ。

2000/10/7(土) フリードキン監督ご乱心!?

セガスタにも書いてたように超期待して今日の公開日を待っていた「エクソシスト ディレクターズ・カット版」が、突如”上映延期”となってしまった。(大ショック!)
一昨日に映画館に行った時はまだ「10/7公開」って書いてあったぞ〜。一体全体どうなってるんだ!? 悲しすぎるじゃ〜ん!

で、ちょっと思い出したのが、この前DVDで観た「メイキング・ドキュメンタリー」。
今回の「エクソシスト ディレクターズ・カット版」って悪魔に取り憑かれた少女がブリッジ体制で階段を下りてくる”スパイダー・ウォーク”を始め、もとの映画において”なんらかの理由でカットされた”シーンが追加されているのが売りだったじゃないですか。で、ドキュメンタリーの中で監督は、なぜそのシーンをカットしたのか明確に説明していて、「なるほど!」って思えるくらいちゃんとした理由なのね。

そんな風に意志を持ってカットしたシーンをつぎ足して、なぜ今頃「ディレクターズ・カット版」を作ったのかは知らないけど、多分、作ってはみたものの「やっぱオリジナルこそがディレクターズ・カット版だったのだ!」ってことに気づいて世の中に発表するのが嫌になった……そんなわけないか(笑)。
だったら”上映中止”にするもんなぁ。”上映延期”ってことは単に公開を遅らせるだけだし。
実は単なる話題作りだったりして(笑)。
それならサイテーですけどね〜(苦笑)。

2000/10/6(金) 復活の日

昨日の一件に関して、これまで自分といっしょに仕事をしてきたみなさんからフォローの電話やメールをいただいて、実は自分が相当に幸せ者であることを実感させられる。(例のメールは、会社の主要人物にもCC入っていたので、みなさんの知るところとなった……。)
心機一転、復活してまた今日から仕事しなきゃ!

今日はエンターブレインで打ち合せがあったので、そのついでにお客様からメールでリクエストいただいた「エターナルアルカディア」のサントラCDの仕入れについても話をする。一応、交渉はまとまったので、近日D-DIRECTにてこのサントラを発売できます。待っててね!

あと、ここ数ヶ月考えていてなかなか実施に至らなかった「21世紀もセガサターンで遊ぼうキャンペーン」ですが、ようやく昨日から始められました。
もともとメッセサンオーから「シャイニングフォース3・シナリオ2」の再生産の話をもちかけられたことや、最近になって「サクラ大戦のサターン版を手に入れたい」とか「サターンのAVケーブルの調子が悪くなったけど、新品がどこにも売られてない」というサターン関係のメールをたくさんいただいたことから企画したキャンペーン。

できることには限界があって、在庫のないものを再生産することは無理だったり、ライセンシーソフトは(D-DIRECTは、お店じゃなくメーカーなので)安く売ってはいけなかったり、セガのものでも”評価額”より安く売ってはいけなかったりといろいろ難しい条件があるのだけど、セガの倉庫をさがして現時点でできる精一杯のものを集めました。
中には在庫の少ないものもあってアッという間に売り切れたりしていますが、実際にこのような企画はもう出来ないと思うので、周辺機器など欲しかった方はこの機会をお見逃しなく。

2000/10/5(木) 絶体絶命!

この話は本当は書かない方がいいと冷静に思うんだけど(笑)、この出来事をなしに今日以降の僕の人生はありえないので、事実を少しだけ書き留めておきたい。おそらく今日は自分の人生でひとつの大転換となる(人生を左右するような)1日だった。

朝、メールをチェックしていて、あることをきっかけにある人物が僕の仕事ぶりに対する個人批判のメールを送ってきたのを発見。しかも、その内容は事実無根ながらも強烈で、「事実と違うんだから気にしなきゃいいじゃん」ってレベルを超えてて、セガのために時には私生活さえ捨てて働いてきた僕にとっては人生そのものを全否定されるようなものだった。そして、引き続き、さらにひどいことが起こるのだが……これ以上はナイショ(笑)。

紆余曲折があって、仕事をする気も失せ、怒りのやり場も破綻した精神を落ち着ける手段もなくした僕は、街をフラフラとさまよい、映画館に行って映画を観ても頭の中はメールの件がぐるぐる回り、やがて自宅に戻ってお酒をメチャメチャに飲んだりした。

そんな風にのたうちまわった今日、僕をちょっと救ってくれたのは松永真理さんが書いたベストセラー「iモード事件」って本だった。
この本は「iモード」っていうものを企画してから実際に成功するまでの紆余曲折を描いたドキュメンタリー。
そこにはビジネスを成功させる過程での本当に大変な苦労と、ときにはやる気をなくしてしまうような出来事に沈む関係者の姿と、それを乗り越える中での素晴らしい人々との出会いなんかが書いてあったりする。
こんな風にプロジェクトに関われると素敵だなぁ。

この本を読んでいると、自分がセガに入ってから7年半の間、いろいろとやってきたこと、その苦労や成功の数々が頭をよぎり、涙が出てきた。

こんな日もある。
会社ではいろんなことが起こる。
でも、それを乗り越えて会社の成功を願ってやっていけば、いつかそのプロジェクトの成功を仲間といっしょに喜び、美酒を交わせる日も来るはず。
終わらせることが一番簡単だが、終わらせることは勝利ではない。

2000/10/4(水) 海の上のピアニスト

今日会ったソフト会社の人に「まだセガ辞めないの?」って聞かれた(笑)。ここ1年くらい、このテの質問をされることはままあるのだが、残念ながらまだ辞める気はない。

確かに今現在の業績は決して芳しくないかもしれないが、セガはいろいろな宝を持っているので、経営陣がきちんとその活用法を考え、進むべき道を正しく指し示してくれれば、いくらでも良い方向に向かっていけると思うのだ。
今は、”生みの苦しみ”の時期に違いない。

だから、僕は自分のできる範囲で精一杯セガのことを考えて、少しでもいいから自分の手で利益を生み出してセガっていう会社に貢献したいと、いつも前向きにがんばることにしている(笑)。

9月で上期が終わったが、僕のチームで担当しているD-DIRECTの売り上げは期首計画を達成し、7億円を超えた。
こんな数人のメンバーで売り上げ7億なんて(上を見ればキリがないけど)まずまずがんばってるんじゃないのかなぁ? 当然、そこには社内外の実にたくさんの人の助けがあるんだけどね……(笑)。

ま、そんな風な話をちょっとしてみたら、「竹崎さんって、セガという船から降りない”海の上のピアニスト”だね〜。早く降りた方がいいよ」とか言われた。
ムムッっと思ったが、ちょっと面白いので書いておくことにする(笑)。

← セガスタTOPページへ →