2000/5/6(土) 連休中に久々の飲み会
昨日にひきつづき、個人のホームページのリニューアルに半日を費やし、さらにD-DIRECTのページの一部リニューアル案を自分で作ってみて夕方を迎える。
その後、久々の飲み会。
相変わらず業界話などしながら午前3時頃まで飲んでみた。
帰ってきたらもう朝方なので、このまま寝るぞぅ……。
そうそう、3日の夜に観た「イグジステンズ」の感想を書くの、忘れてたのでここで書いておきます。
この「イグジステンズ」、アメリカでは昨年公開されている。でも、全然日本に来ないので、もうクローネンバーグ作品は日本で公開されないのかなぁ……と、思っていたのだが、このたびなんとか日本上映にこぎつけたようなので、打ち切りにならないうちにと急いで観に行った(笑)。
物語は、天才ゲームデザイナーの話題の新作ゲーム発表会から始まる。
未来、進化したゲームは、人間の脊髄に生体ケーブルをつなぎ、直接脳に刺激を与えることで究極のバーチャル・リアリティを体験できるところまで進んでいる(なんかスゴイ設定!)。
その新作発表会の途中、最前列に座っていた男が生物でできた
奇妙な銃でゲームデザイナーを撃つ。そこから物語は急展開……。
なんだけど、これがまた最近のクローネンバーグ映画らしく、暗く・重く・生々しい、3拍子揃った展開で、一般のお客さまを余裕で突き放す(?)。多分、普通の方は、なにがなんだかわからず、「なぜこの映画を観に来てしまったのか」自問自答することになりそう(笑)。
クローネンバーグの久々のオリジナル脚本という本作は、同じくオリジナル脚本だった「ビデオドローム」と似たテイストの作品。
違うのは、「ビデオドローム」よりは少しわかりやすくなった……ってところかな。
生体ケーブルをつなぐために背中に開いた艶めかしい穴、生物の部分部分をつなげて作られたぬるぬるの銃、胎盤のようなバーチャル・リアリティ・ゲームの機械……と、随所に爆発する「クローネンバーグ節」にファンはニヤリとするが、それ以外の人はどう反応したらいいのかわかんなくなるような映画。
「ヘンなもの見てみたい」「異次元世界に行ってみたい」という人は、一度試していただくのもいいかもしれませんが……(これ以上は何も言いません)。
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