2000/4/8(土) 生まれて初めての北海道!
「絶対起きれないわ、オレ……」と思いながら寝た竹崎は、無事に6時に目を覚まし、熱いシャワーで目を覚まして空港へ向かった。
予定通り7時半に羽田空港を飛び立った飛行機は、9時には千歳空港に到着。飛行機から降りた僕は、まさにこの瞬間、生まれて初めて北海道に降り立ったのである!
(いやぁ〜、今まで青森から沖縄までは行ったことあるんだけどね)
札幌に向かう電車の窓から外を見ていると、まだけっこう雪が残ってて、なんかいいなぁと思ったり……しながらLibrettoでこれを書いている。
せっかく北海道に来たんだから、なんとかして北海道を感じなければ!
そんな風に考える僕だが、観光地を回るわけじゃないから、せめてイベント会場付近の街を見ることと食べることだけは実現しないと。
…とか思いながら到着したイベント会場は、なんとあの有名な「すすきの」にあった!!
「すすきの」といえば、いろんな人からいろんな噂を聞く(笑)有名な歓楽街。「ここがあの有名なすすきのなのかぁ……」と、ぐるりと街を眺めてみても、なんか普通のビルがたくさん集合しているだけで、聞いた話とイメージちがうような。
と、そのとき不意に「お客さん、ウチは顔見せでサービスも最高ですよ」と見知らぬ兄ちゃんが声をかけてきた。そういわれて周りのビルをよく見直すと、なんと銀座のクラブの看板がならんでいるように見えていたものはほとんどすべて風俗店の看板だったのだ。
「すすきの」っていうのは、一見普通にビルが立ち並ぶ街並みのようで、そこには風俗店と普通の飲食店やカラオケが混在している、混沌とした不思議な空間(実際、風俗店ばかり入っているビルの2階だけに普通の飲食店が入ってたりする)。
しかも、街角には昼間からお兄さんが立ってて、やたらと呼び込みをしているのだから、なんだかスゴイ世界だ……。
さて、会場入りしてイベントの準備をして、いよいよ昼食の時間。
北海道といえば「ごはんが見えないほど山盛りにいくらがのってる、超美味ないくら丼が安く食べられる」という話を聞いていたので、これは「いくら丼」を食べるしかない! と、意気揚々と会場を出たのだが……。
雨は降ってくるし、店はみつからないし、なんかイヤな予感。雨をさけるために屋根のあるアーケードに入ってさんざん歩いてやっと見つけたのが”創業明治25年−伝統の味”ってお店。
「これだろ!」と思って、みんなで「いくら丼」を注文したら、出てきたのは、”ぷりぷりした生のいくら”ではなく、”いくらのしょうゆ漬け”がちょこんとのった「いくら丼」。もちろん、”ごはんが見えない”なんてことも全然ナシ。
我々一行は、ビショ濡れになった挙げ句に、思いっきり店をはずしたのであった!(大ショック!!)
その後、イベント物販はきちんとがんばったものの、昼食の失敗は我々に大きくのしかかっており、「夕食こそは失敗するわけにはいかない……」と、手があくたびに情報収集をきちんと行ったりした。
その結果、夕食は昼の無念をはらすため、”1店で食べる量を少なくして3つの有名店を回る作戦”をとることになったのだ(笑)。
ジンギスカン炭焼きといえば「だるまや」。メチャ美味しい!
海鮮居酒屋でさしみを食べよう「はねもんや」。これも美味い!
お腹がいっぱいになったので、カラオケで腹ごなしして、締めはラーメンの「来々軒」。
……と思っていたら、「来々軒」は看板だけ発見したものの、店舗自体がない。
仕方がなく「来々軒」の看板の近くの別のラーメン屋さん(なんかフツーの店)でみそラーメンを食べて1日を終えたのであった。
「だるまや」も「はねもんや」も美味しくて安かったので、かなり幸せになった(笑)。
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