1999/10/31(日)
昨夜、眠る前にDVD「死霊のえじき」を観ました!
ジョージ・A・ロメロの「リビングデッド」シリーズは全3作ありまして。
1作目「NIGHT OF THE KIVING DEAD」
(邦題:ナイト・オブ・ザ・リビングデッド)
2作目「DAWN OF THE DEAD」
(邦題:ゾンビ)
3作目「DAY OF THE DEAD」
(邦題:死霊のえじき)
1作目で「米軍が打ち上げた人工衛星が地上落下の際に発した放射能が安らかに眠る死者をよみがえらせ」てから、2作目、3作目とどんどん地上の「生ける死者達」の数は増えていき、3作目では人間の方が少なくなってしまった世界を描いています。このシリーズはホラー映画として良くできている上に、ちょっと考えさせられる部分もあったりして結構気に入ってます。
さてさて。10数年ぶりに観た「死霊のえじき」なんですが……。
なんと残酷なシーンがカットされたバージョンでした!
この映画が上映された当時はホラー映画がブームだったこともあり、特殊メイクアップ・アーティストのトム・サビーニがありとあらゆる技術を使って、人体の破損するシーンをリアルに描いていたのがひとつのウリだったのに……。
いや、残酷なものが見たいっていうのではなく、元の映像が切られているというのが残念で、しかもそのカットの仕方がひどくて、突然「ブツッ」と切られて次のシーンへ飛ぶ。
バックに音楽が流れているのも「チャララ〜ブツッ! ジャジャ…ブツッ!」ってな感じで切れぎれになってて、「残酷なシーンをきちんと編集しなおした」のではなく、「残酷なシーンだけ切って、前後をつなげただけ」というお粗末なものになっていました。
これが「プロデューサー自らが編集した最終バージョン」というなら、そのプロデューサーには作品に対する愛がこれっぽっちもないんじゃないかと思って、非常に悲しい気持ちになりました。(ちなみに、プロデューサーは監督とは別の人物でした。)
ずっと手元に欲しかった映画が手に入ったのはとても嬉しいのだけど、このカットのされ方を見て悲しい気分になる…とても複雑な思いです。やっぱ、再び中古LDを探さねばなるまい。(みんなも見つけたら教えてね!<人に頼るなよ…)あ、でも「死霊のえじき」のDVDを発売してくださった方には深く感謝しています。上記のようなほんの一部を除いては、問題なく映画を楽しむことができましたから。(もとのバージョンも発売していただけたら、絶対買います。)
話かわって。起きてからなんですけど…。
また映画館に行ってしまいました。
観たのは「梟の城」と「プリティ・ブライド」の2本。
僕はあまり邦画を観ないので、「日本映画ならではのエンターテイメント」を期待して「梟の城」を観ることにしたのですが、まぁ…なんというかフツーな映画でした。
登場人物が多くて、人間関係がわかりにくいので、よく注意して観ないとわけわかんなくなりそうな映画でしたね。面白くないってわけじゃないんですけど…。
「プリティ・ブライド」は「プリティ・ウーマン」に引っ掛けた邦題で、マーケティング的には正しいと思いますが、原題の「Runaway Bride」があまりにピタリとハマってる分、なんだか残念ですね(笑)。
さて、この映画は原題通り「結婚式の場で逃げてしまう花嫁」を描いたラブコメディで、ジュリア・ロバーツがまたしても憎めないトラブルメーカーを好演しています。そして、結婚式をドタキャンし続ける彼女を取材する記者を、意外に嫌味なくリチャード・ギアが演じており、それなりに説得力もあり、笑うところもあり、なかなかの完成度。
「ノッティングヒルの恋人」と比べると、笑えるという面では「ノッティングヒル」の勝ち、物語の説得力では「ブライド」の勝ち…といったところでしょうか?
それにしても、この2作でのジュリア・ロバーツは非常に素敵な女性に見えました(昔は、なんか苦手だったんだけど)。「ベストフレンズ・ウエディング」あたりから良くなってきたよなぁ。もひとつ。今日も、この映画を男ひとりで観てたのは浮いてたなぁ…(奥さんは先に友達と観ちゃってるので)。
帰宅後は、またちょこっと仕事してるんだけど、途中でこれを書いています。この金・土・日の3日分の『セガスタ』は、結構、文章が多かったね。
読んでいただいて、ありがとうございました!
最近うれしかったこと。
音信不通だった友人から久々に連絡があったこと。
|