セガスタ9/7号(3/5)

なんだか不思議な
『ルーマニア#ニーマルサン』

●ソニックチームといえば『ナイツ』(とゆーゲームがSSで出ていたんですよ for 知らない方)。『ナイツ』の素晴らしい音楽を作曲したのが佐々木朋子(昔むかし、坂本龍一のサウンドストリートを聴いていた方は知ってるかも? 僕は聴いてたゾ。)。その佐々木朋子が原案で、セガのデジタルメディア制作部(=サウンドチーム)が音楽だけでなくゲームを作っちゃう第1弾が『ROOMMANIA#203』なのだ。

 サウンドチームがゲームを作るのだから、もうフツーのものを作ってもしょうがない? 主人公の名前からして「ネジ・タイヘイ」。「すごく平凡でつまらない人生を送ってもらいたくて」付けられた名前が「タイヘイ(太平)」なんて、なんかヘンでしょ? そんな平凡なタイヘイの生活に介入して、彼の人生を変えてしまう…それがプレイヤーのやることだったりするわけだ。

 タイヘイはとあるアパートの203号室に住んでいる19歳の大学生。プレイヤーは、その部屋に住んでいる神様というか第6感というか、そんな存在。タイヘイが部屋にいる時は、そこらにあるものをクリックして、タイヘイの注意を引くことで彼の行動に干渉する。例えば、タイヘイがテレビを見ようとしているのに、机に置いてある雑誌をクリックしまくってると、タイヘイは雑誌が気になって仕方がなくなって雑誌を手に取る。雑誌を読んでいると面白い映画の記事が出ていて、思わずタイヘイは映画を観に行きたくなってしまう…みたいな感じ。こうやって、微妙にタイヘイの人生を狂わせて(?)いくことがプレイヤーの遊びとなるのだ。また、タイヘイが外出した際には家の中のものをいじってイタズラしたり、タイヘイの日記を盗み読んで彼の外出先での行動を知ったりするわけ。

 実際にゲームが完成してみないとプレイ感はわからないけど、なんかちょっと変わってて新しい感じのゲームでしょ? 発売はもう少し先だけど、どんな形で完成するか楽しみなゲームです。

なんだか面白くなってきたぞ〜!!

●今年の7月に『シーマン』が発売されてすごい話題になっている。どこにいっても意外な人から『シーマン』の話をされて、非常に嬉しいというかこそばゆいというかヘンな気分だ(親や親類でさえ知っている・・・笑)。もともとのソフトが奇妙なテイストを持っていることと、それを最大限に活かしたプロモーションがうまくいった例なんだろうけど、とにかくドリームキャストの人気上昇につながっていることは素直に喜びたい。

 さて、なぜこんな話をするかというと、ここ数年ゲームのマンネリ化について話を聞くことが多かったのだけど、この『シーマン』しかり、『ルーマニア#203』しかり、ソニックチームの新しい挑戦しかり…なんだかドリームキャストで新しい動きが始まったようで、パブリシティ担当としていろんな作品を見ていても「なんだか面白くなってきたなぁ!!」と思うことが最近多いのですよ。

 ほかにも9/10あたりで発表されるものとか(この人は久々の登場となるわけですが)、発売間近だけど『ぐるぐる温泉』もやっぱ今までのゲームとはちょっと違ってる(多人数が参加出来るネットワーク・コミュニケーションツールのようなものになっています)。

 こういった動きがどんどん出てくるとドリームキャストもゲーム業界ももっともっと面白くなって活気づいてくるんじゃないかなぁ…と思ったりして、ちょっと楽しいこのごろなのです。

「誰カガ死ネバ、私ガ助カル。」
グラウエンの鳥籠!

●東京郊外に立つマンション「グラウエン・ハイム」。1999年10月1日、一人の女子高生がこのマンションへ引っ越してきた。彼女の名前は角田奈緒(吉野紗香)。父親の海外出張を機に始まろうとしている一人暮らしに期待を膨らませる奈緒。しかし、彼女を待ち受けていたのは、猟奇連続殺人事件だった。そしてうかびあがる「グラウエン・ハイム」の住人達の奇妙な共通点。謎の人物「駒鳥」との呪われた契約。「期限は1年。誰かが死ねば、あなたは助かる…」。

 さまざまな不安と思惑、深まる恐怖と狂気、そして絶望。背景に深く絡む複雑な人間関係。そしてドラマは謎が謎を呼び、予想もつかないラストへと進んでいく……。(ジャジャジャ〜ン!)

 「グラウエンの鳥籠」はインターネットで放映される本格的推理サスペンスドラマ。この10月1日から1日1分ずつ、1年を通して365話が放映されていきます。パソコンである程度以上の環境をお持ちの方はホームページにアクセスするだけでドラマを見ることができるのですが、ドリームキャストで見る場合は専用ソフトが必要。ただし、ソフトを用意しないといけない分、それなりのメリットもあります。ドリームキャストの場合、パソコンで見るよりも遥かに綺麗なTVのフル画面映像が楽しめる。AND、このソフトだけの特典として、吉野紗香さんのスペシャルインタビューコーナーや、毎週当たるプレゼントコーナーが用意されているというわけだ。

 ドラマを見ることと連動してデータベースやメールなどのWeb世界が刻々と変化していくという、インターネットならではの楽しさも充実。ハイスペックな映像とWebがインタラクティブに展開して行くという、まさにドリームキャストの性能をフルに活かした新しいソフトになっているので、ドラマ好きのアナタはチェックしてみては?

 なお、ソフトは2ヶ月分ずつドラマを収録し、9月30日の第1巻の発売以降、隔月で全6巻が発売されます。
 発売予定は、下記の通り!!


■各巻タイトル&発売日

グラウエンの鳥籠 Kapitel 1「契約」      1999/9/30発売

グラウエンの鳥籠 Kapitel 2「鳥籠」      1999/11/25発売

グラウエンの鳥籠 Kapitel 3「陥穽(かんせい)」 2000/1/27発売

グラウエンの鳥籠 Kapitel 4「邂逅(かいこう)」 2000/3/30発売

グラウエンの鳥籠 Kapitel 5「贖罪(しょくざい)」2000/5/25発売

グラウエンの鳥籠 Kapitel 6「戦慄」      2000/7/27発売

■各巻ともGD-ROM 1枚組で、価格は各2,800円(税別)です。
■各巻 約60分の本編映像と約3分の特典映像を収録。
■注意:このソフトは、インターネット接続をしなければ、ドラマを見ることができません。また、本ソフト使用には「Dream Passport 2」でユーザー登録をする、または、していることが前提になります。あらかじめご注意下さい。
■このソフトは、インターネットに接続してのみドラマを楽しめるという従来にない形式のソフトであるため、一般の販売店店頭で十分に商品内容を理解できない可能性も鑑み、当面は「Dreamcast Direct(http://www.d-direct.ne.jp/)」のみで販売することになっています。
■映像再生の仕組み:映像を見る場合は、ソフトをセットして、ドリームキャスト専用のインターネットホームページに接続します。ホームページ上のリンク部分をクリックするこによって、ソフト内の対応する箇所の映像が再生されます。対応するリンク部分は毎日その日の分が増えて行きますので、ソフト内の映像を1日1分ずつ見ることが可能です。

前のページへBACK NEXT次のページへ


セガスタTOPページへ