セガスタ8/6号(4/4)

●キューブリック映画もこれで最後かと思うと、観てしまうのがもったいないような複雑な気持ちになったのではありますが……。
 7月31日の封切日、いてもたってもいられなくて、スタンリー・キューブリック監督の遺作『アイズ・ワイド・シャット』を観に行ってしまいました。(実は24日に先行レイトショーがあったのですが、その日は某林原めぐみ閣下のイベント前夜だったので行けなかったのでした。)

さて、観終わった感想はというと…「やっぱ、キューブリック監督らしい作品だった! 僕はかなり好き」…という感じ。いつものごとく”美しい写真のような完璧な構図”、そして”絶妙のライティング”によって構成される映像、映像の流れにきちんと合った音楽、若干哲学的な(?)物語……と。このへんは、この監督の持ち味なんですよ。

 最近、若い女性のみなさんが「『アイズ・ワイド・シャット』を観たい!」と言っているのをよく聞いたりするのですが、ちょっと尋ねてみたところ、ほとんどの方がスタンリー・キューブリック監督を知らないし、作品を観たこともないらしいんです。で、みんなが期待しているのは、「トム・クルーズとニコール・キッドマンが共演する非常にスキャンダラスな映画」らしいのね。でも、そういった期待感で『アイズ・ワイド・シャット』を観るとツライかもしれない。(事実、僕が観た回でも、映画が終わるや「なんだ、この映画。わけわからん!」なんて叫んだ人がいたくらいだ。…キューブリック作品のファンとしては悲しい光景だったんだけど。)そういう人は、「ちょっと違った映画であること」を認識してから観に行こう!

 ちなみに、過去のキューブリック作品でオススメなのは『時計じかけのオレンジ』『博士の異常な愛情』『2001年宇宙の旅』かな。最もわかりやすい映画は『シャイニング』だと思います。

●え〜と。報告が遅れましたが、この5月半ばから「商品評価チーム」という部署のマネージャーになりました。
 もちろん、「パブリシティチーム」との兼任なんですけどね。両方やってみると、結構共通する部分があったり、お互いがお互いを補完しあう部分があったりと発見が多いので楽しいです。いろいろと学ぶことが多い今日このごろです。

●関係ない話ですが、最近思ったこと。
 もともとお酒を飲むのが好きなわけじゃないんですが、このごろちょっといいなぁ…と思うのが、TVや雑誌の取材で知り合った方やメーカーの知人と、ちょっと静かなバーでゆったり話とかすること。気が合う人と仕事のこと、仕事に関係無いこと等いろいろ話しているのは、なんだか心地よい気分。なんだか不思議。結局、世の中人と人が集まってできているんだから、やっぱ人とふれあうこういった時間を大切にしていきたいですね。

●さらにつまんない話なんですけど……。
 8月2日の夜7時に大阪に着いてVジャンプフェスティバルの懇親会に出席した後、某ソフトメーカーの方と飲みに行った店で「何の仕事してるの? どこに住んでるの?」と店の美女に質問されたので「東京から飛行機でこっちへ来て、夜7時からひと仕事終えたところ。明日は朝9時から仕事して午後3時ごろには飛行機で東京に戻る」とだけ答えたら、「なんか怪しい仕事…。もしかして盆踊り関係? 盆踊りデザイナーとか?」と訊かれた。『盆踊りデザイナー』ってどんな仕事やねん!?(笑)

●さて。結局、Vジャンプフェスティバルで大阪に行く飛行機の中でも、移動のバスの中でもず〜〜っと原稿を書き続けた竹崎でしたが、このへんで「時間切れ」となってしまいました。もっと書けるといいんだけど発行が遅れてもナンなんで、おとなしくここらでUPしておきます。
 次回の更新は9/7の予定。おたよりたくさん待ってます。ハガキでイラストも送ってね!(たくさん採用するのは無理なんで、イラストは自分なりにBESTなヤツを送ろう)
 では、また来月!!

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