泌尿器科医・木村明の日記


短波の性格の復習


[木村泌尿器皮膚科公式ブログ](2012年春)

今さらアマチュア無線なんて、と思われるかもしれませんが、
電波の性格を知ることは、
ドコモとAuとソフトバンクの電波使用の許認可などの記事を読むときに、
少しは役に立つんです。
今は、7MHzと21MHzでの遠方との交信成立に興味があります。
周波数3MHzから30MHzが短波。
電離層で反射されて、遠くに届くという性格があります。
AMラジオが中波、FMラジオが超短波。
8月6日に、7MHzでジャカルタとの交信成立以来、より遠方との交信に興味があります。

ここで短波の性格の復習。

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周波数7MHzの波長は40mぐらい。
なのでイメージとして、伝わって行くときの電波の太さは20mぐらい?

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周波数21MHzの波長は15mぐらい。
なのでイメージとして、伝わって行くときの電波の太さは7mぐらい?

7MHzの電波は、太さが20mの矢。
21MHzの電波は、太さが7mの矢。

太い矢は、昼のE層の電離層を通り抜けられない。
細い矢は、夜のF層の電離等を突き抜けてしまう。

大気圏は太陽光を浴びると電離します。電離層です。E層とF層。
F層の方が電子密度が高い(太陽に近いので)。
7MHzの電波にとって、
夜のE層はすかすかなので通り過ぎ、
F層はかちかちなので、反射する。
昼のE層はぐにゅぐにゅなので、電波は中に入って収集されてしまう。

21MHzの電波にとって
昼のE層もすかすかなので通り過ぎ、
F層はかちかちなので、反射する。
夜のE層・F層はすかすかなので通り過ぎ、地球に戻って来ない。

電離層を壁、電波を矢に例えて、
電離層をすかすか ぐにゅぐにゅ かちかちと表現してみました。

ごちゃごちゃ書きましたが、
夏の昼は21MHzが、冬の夜は7MHzが、
電離層を利用して、地球の裏側とも交信できる可能性がある、
ということです。
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