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泌尿器科診療所懇話会の抄録


「変わり行く泌尿器科画像診断」;「医療制度改革の動向」の感想はまた今度

と書いたので、その続きです。

変わり行く泌尿器科画像診断は、腎盂造影が不要になりつつある、という話でした。

超音波・CT・MRIで腎盂のことも充分分かるという話でした。

医療制度改革の動向は、

財政主導のみの改革の結果、医療提供体制にほころびがでてきたこと、

医療費抑制政策の見直しが始まった事、

2200億円圧縮は棚上げされた事、

厚労省は「医療機関の機能、特に地域における機能に着目した診療報酬を」という方針であること、

なので、医療側も「望ましい医療提供体制」を具体的に提示する努力を、

診療報酬を全部上げてくれでは、マスコミも世論も味方しない、

といった話を、某新聞社の論説委員の先生から聞きました。

聞いている時は、いろいろ考えさせられました。

望ましい医療提供体制のなかで、開業医の役目が、かかりつけ医、在宅医療だけなら、

ビル診開業医(特に臓器別専門医)は不要ということになりかねませんから。

そんなことにならないように、泌尿器科診療所の団体は何を主張すべきか、なんて考えて熱くなったのですが。

でも、3日も経ったら冷めてしまいました。

崩壊してからでないと、マスコミも世論も騒いでくれませんから、ブログに何を書いても仕方ありません。

土曜日の会は神奈川泌尿器科診療所懇話会。

一方、神奈川県皮膚科医会は神奈川「県」。

県を挟むかどうか、ややこしい。

神奈川県の中に横浜市があって、その中に神奈川区がある。

江戸幕府は、ペリー(ハリス?)に神奈川宿を開港すると約束。

でも、神奈川宿では勤皇の志士から外国人を守れないので、横浜を開港(志士が入れないよう関所を作った。関所の内側が、関内)。

約束が違うと言われたので、横浜は神奈川のうち、と答えたとか。

なので、神奈川県横浜市神奈川区、という、ややこしい住所が生まれたんですね。

こんなこと、神奈川県の小学校で郷土史を習った人には常識でしょうか?

日本で初めて鉄道が走ったのは新橋~横浜間ですが、その時の横浜駅とは今の桜木町駅、

というのも横浜で生まれ育った人には常識ですか?
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