link to Kimura's HP



今晩のメニューはとんかつ?


いよいよ明日から第102回医師国家試験です。合格基準は、

(1)~(4)のすべての合格基準を満たした者を合格とする。
  (1) 一般問題  〇点以上 (〇は毎年変わる。難易度で調整?)
  (2) 臨床実地問題  〇点以上
  (3) 必修問題  〇点以上
  (4) 禁忌肢問題選択数  2問以下

禁忌肢問題とは地雷と呼ばれていて、他の問題ができてもこの問題の答えを間違えると不合格になると恐れられていた問題。

普段成績がよい子も、地雷を踏んで落っこちたなんて話がありましたが、禁忌肢問題は数個しかなくて、そのうち3つ不正解しなければOKなのだそうです。

第99回までは
(4) 禁忌肢問題選択数  1問以下
だったのが、第100回から2問以下OKとなったようで、地雷を3つ踏む子は、他の問題も間違えるから地雷だけのせいで落っこちる事はないのだそうです。

もう一つ、聞いた話。難しすぎて不合格者が多かった年の翌年は易しくなる。

101回合格率87.9%
100回合格率90.0%
99回合格率89.1%
98回合格率88.4%
97回合格率90.3%

今年は易しい?

娘が無事医者になれば、4月から静岡での研修が始まり、私の扶養家族はいなくなります。

長男は社会人2年目。この前帰って来た時、アンプチパケでお茶している人を眺めながら、「インスタントラーメン5袋入りが最近400円ぐらいに値上がりした」、と事務長にぼやいていたそうです。

若者がなかなか結婚できないのは、亭主の給料だけで生活できないから。若者の手取りが少ないのは、税金や年金を給料から引かれるから。

一方、老人ホームで介護を受けている母親は年金で老人ホームに支払いをし、必要な薬をもらうのも1割負担だけ。

4月からは後期高齢者医療制度に加入するのですが、この制度の財源の1割は自己負担、4割が企業などの保険組合の負担、5割が税金です(間違っていたらごめん)。

税金や年金を給料から引かれている私の息子のような若者が、後期高齢者医療制度の9割を負担しているともいえるわけで、75歳以上の老人が増え、若者が減る日本では、老人へのサービスを減らすか、若者に更なる負担を強いるかしかないわけです。

そう考えていくと、後期高齢者へのサービスを低下させざるを得ないのは明らかですが、その際の悪者にさせられるのはやはり医者なんでしょうね。

75歳以上の老人への診療報酬を極端に下げて、75歳以上の患者さんに先発品を処方できないようにしたりするんでしょうね。赤字を回避するために病院が高齢者の入院を拒否したり、自宅で急変した時に開業医がすぐ駆けつけなかったら、マスコミが医者を叩くんでしょうね。

「若者が早く結婚できるよう、75歳以上の人は後発品で我慢してください。病院に入院しないで自宅で療養してください。」なんて総理大臣や代議士が言ったら、すぐ失脚するでしょうから、悪いのは医者、という図式が作られるんでしょうね。

[戻る]
link to Kimura's HP