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遅刻者への対応


昨日は朝から余り混みませんでした。ある時間帯にまとまって患者さんが来られる事があっても、おひとりと5分はお話しよう、と思って焦らず診療しました。

おひとりと5分話しても、1時間に12人、6時間診療している私のクリニックでは1日に72人見ることができます。

1日に72人もいらしたことはないので、おひとり5分かけても時間内に必ず終わるのだと気づきました。

でも昨日は受付終了直前に新患3人。最後の患者さんの会計が終わって片付け始めた2時45分頃、もう一人新患の患者さんが。受付の明かりがついているうちに入ってこられた患者さんは断れません。

ましてやH先生からの紹介状を持って息子さんに付き添われてK町からいらした患者さんです。断ったりしたら、今度飲み会の時、「紹介状を持たせても15分遅れたら見てくれないんだ」といわれるかもしれません。

でも紹介状の日付は前日でした。H先生からの紹介で亜沙郎先生にもかかられたことのある患者さん。土曜の午後も5時ごろまでやっている、と思われたのでしょう。

電話で、「遅れますけど見てもらえますか」と問い合わせしてこられる患者さんには、私のところより受付時間が長いセンター北かあざみ野の泌尿器科を紹介させてもらっています。

勤務医時代のことですが、好意で遅くまで待っていて、逆に不快な思いをさせられたことがあるので、再診患者さんでなければお断りしているのです。

「子供がおちんちんが痛いと言っている。13時過ぎるけど見てもらえるか」というお母さん。痛いのは朝から、13時になったのは、保育園にちゃんと行かせて迎えに行ってから連れてきたから。

「この前の検査結果が気になるので、今日結果が聞きたい」という男性。結果の説明が終わっても、もう癌の心配はないのか、かりに癌だったらどんな治療になるのか、と質問がつきません。

「もう手術に行く時間なので」と話を終わらせようとしたら、「今日見てくれるというので、わざわざ来た。都合が悪いのなら、最初から断って欲しかった。」

それに比べ、知らずに来院された患者さんは、一度切った電子カルテの電源を入れなおして準備していると恐縮してくださいます。昨日の患者さんは「残業させてごめんなさい」とスタッフにチップをおいていってくださいました。

「失礼だ」と止める息子さんとけんかを始められそうだったので、お気持ちとして受け取らせて頂きました。K町の患者さんは人情味溢れていますね。

なお、平日午前中に遅刻して入ってこられた方には、手術予約が入っている場合は(職員は残っていても院長がプールに行ってしまっている場合も)、3時半に出直してくださいとお願いしています。

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