東京春便り・桜便り 東京中心部編

東京中心部編




千鳥ケ淵


  

ここ千鳥ケ淵は、江戸時代に谷をせき止めて作ったところで、
旧江戸城の内堀の一つです。
ここは花見の有名ゾーンですが、お堀とのコンビネーションが大変きれいな所です。
ここには
旧江戸城の堀に沿って小さな道があります。
ここの400メートル続く、桜のトンネルは圧巻で、幸せな気分にしてくれます。
桜は、ソメイヨシノを中心に300本、ボートもありますので船上からの花見も
また格別ですよ。地下鉄の九段下からすぐです。
閉まるところは何もないので24時間花見OKです。素晴らしい夜桜が待っています。
それこそ千鳥足で夜桜見物もできます。くれぐれもお堀に落ちませんように!


日比谷公園


日比谷公園   日比谷公園

日比谷公園は幕末までは松平肥前守の屋敷で、明治初期には陸軍の練兵場となっていたそうです。
その後日本初の洋式庭園として明治36年に開園しました。場所柄、都心のど真ん中の花見ができます。
桜はそうたくさんはありませんが、昼休みのOLに混じって、仕事ついでにちょっと息抜きには最適です。



隅田川・隅田公園


   隅田公園

墨田・向島界隈は永井荷風の小説でも知られ、また花街のあったところで
(最近も向島は話題になりましたが・・・)今でも、周辺の浅草とともに、
休日には大変賑わうところです。
そして、今は何といっても「東京スカイツリー」ですね。
ここも有名な桜の名所ですが、でもやはりとてもきれいなところです。
徳川吉宗によって植えられた桜が土手に沿って続いています。
地下鉄の浅草か、本所吾妻橋駅が便利でしょう。徒歩5分くらいです。
バスガイドではありませんが、「春のうららの隅田川と唄にも唄われました・・」
その通りの風景が
隅田川沿いに広がります。
ここは川がありますので、視界が広く開放的な感じがします。
ここの隅田川に架かる、その名も桜橋からの眺めが圧巻です。
ここは、都内の他の花見名所がそうであるようにソメイヨシノ専門です。
ただここは、大変混雑しますので、ご注意下さい。




上野公園


上野公園寒緋桜

上野の山 といわれて有名ですが、正式には上野恩賜公園といいます。
面積は全体で54万平方メートルだそうです。
不忍池をはじめとして、動物園・ミニ遊園地・美術館・博物館がたち、近くのアメ横、
御徒町の安売り各店等、探訪には丸1日かかる界隈です。
ここも桜の名所として有名で、1200本の桜があります。
ただここは、夜は、会社の花見、といったケースが多く、かなり騒然としていますので、
人の花見の醜態を見るには最適ですが、落ち着いてゆっくり花見気分と言うわけには、
いきません。そこでおすすめは日中です。家族連れでぐるりとゆっくりお楽しみください。
また、上野の山には、青空カラオケグループ・テレカ売りの外国人は、いなくなりましたが、
テントを張って居住している人々やいろいろな不思議な人々を見ることが出来ます。
いずれにしても、ゆっくり丸一日楽しめるところです。天気のいい日に是非どうぞ。




新宿御苑



地下鉄丸の内線新宿御苑前・総武線千駄ヶ谷駅下車すぐのこの公園は、
江戸時代は信州高遠藩の下屋敷で、明治時代は皇室専用となりました。
園内は木々4万本、フランス式・英国式・日本式の各庭園がある広大なもので、
空に浮かぶ新宿の高層ビル群と、空と、緑のコントラストは美しいものです。
入園料が必要です。
まず、梅ですが白梅が350本、紅梅が150本あります。
桜は、3月の寒桜を皮切りに、75種類、1500本の桜が咲き誇ります。
比較的ゆっくりときれいな花見を楽しめますよ。

この公園で気分爽快の後は、ちょっと歌舞伎町へ、という方にもぴったりの新宿御苑です。


外濠公園

外濠公園 外濠公園 外濠公園

江戸城の外濠にあるこの公園は、お堀とのコントラストが大変美しいところです
JR・地下鉄の四谷駅から市ヶ谷駅を経て飯田橋駅まで約2Kmあまり、桜の散歩道が続きます。
夜桜もOK、駅から近くおつとめ帰りにおすすめスポットです。

四ツ谷駅


小石川後楽園


東京名物、東京ドームの隣には、小石川後楽園(JR/地下鉄後楽園徒歩5分・入場330円)があります。
こちらは、水戸徳川家光圀(あの人ですね。)によって、江戸寛永年間に完成されました。
ここは中国の明の朱舜水の意見を用いて作られたそうで、儒教趣味豊かな庭園になっています。
また後楽園の命名のこの人によるものだそうです。「先憂後楽」から由来するそうです。
池を中心に山あり谷ありと、変化に富んだ独特の雰囲気を醸し出しています。
ここも、梅・桜・さつき・菖蒲と折々に楽しめるところです。




小石川植物園


 
文京区のど真ん中、地下鉄の白山駅、茗荷谷駅からそれぞれ徒歩10分の所に、
小石川植物園があります。ここはあの東京大学の付属になっていて、都心とは思えない
広大な敷地の中に区画ごとに色々な樹木が茂っており、壮観です。
ここは有料で(300円)、また園内での飲酒・ボール遊びなどの学術的でないものは、
禁止されています。お弁当、飲み物はOKです。さすが東大ですね。
というわけで、園内には売店などもいっさいありません。そこがいいところかもしれません。
梅・桜から四季折々、静かに楽しめるなかなかおすすめの所です。




湯島天神




アメ横・御徒町・上野にほど近い、ここ湯島天神は天神様の
名の通り菅原道真を祭っています。
一番近いのは、地下鉄千代田線の湯島駅ですぐ上です。
1355年より始まり、1478年に太田道灌が再興したそうです。
学問の神様として有名なだけでなく、有数の梅の名所でもあります。
あまり広くありませんが、400本の梅がそれは見事なものです。
前述のように、周辺は上野にほど近いこともあって
天気の良い日であれば、上野公園の散策など、いろいろと見所はあります。
この湯島近辺も坂道の多いところで風情のある一角もあります。
秋葉原でお買い物もできますよ。




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