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新婚旅行記(平成6年9月)
−−ビジネスマンフォーラム2 2番会議室より−−
087/087 SDI00703 佐久間 裕幸 新婚旅行記その4 ( 2) 94/10/16 22:07 080へのコメント
<ニース編−夕食が食べられないの巻−>
ニースのホテルに着いて数時間の昼寝の後、早めの夕食を取りがてらの散歩に出ることにした。まず海岸通り(プロムナード・デ・ザングレ)に出る。エメラルド色の海! 「こ、これがコート・ダ・ジュールというやつかぁ」(筆者)、「きれいねぇ」(妻)というありきたりの言葉で感激を表しながら通りを歩く。
「あ・・・」と妻の目が砂浜の一点を見つめる。「ん?」とそちらを見るとトップレスの女性が砂浜に寝そべっている。「おお、これがガイドブックにも出ていたトップレスだ」
「トップレス」・・・男なら鼻血が出そうな風景を浮かべるであろうが、実際に見てみると健康的でエロティックなものは感じられない。浜辺に仰向けに横たわって、やや偏平になった女性の乳房、適度に日焼けしているから男性の胸とあまり違いは感じられないのであった。う〜ん、乳房は色白に限る・・・・。
海岸通りで写真を撮ったりしながらブラブラしているうちに、5時を過ぎる。しかしまだ太陽は高い(日没は7時半頃であった)。だが東京時間では夜中の1時。眠いし、その前に夕飯を食べねばと考えて、レストランを探しはじめる。適当な店を見つけて入るとお客がいないか、飲み物(ソフトドリンク)を飲んでいる。店員が声を掛けてくる。 「Drink?」 「No,eating.」 「Non,seven o'clock eating.」 そう、フランスでは夕食は7時ないし8時からなのでありました。日差しも弱くなって風が冷たく感じられるようになってきた。そこでお茶でも飲んで7時まで時間をつぶすことにする。で、手頃なカフェテラスを見つけて入る。店員さんが 「(席は)アウトサイドかインサイドか?」 「インサイドがいい」 「だと食事にしてもらうけど、いいか?」 「もちろん!」 というわけでいったんは諦めた食事にありつけたのでありました。
そしてフランス語のメニューを前に店員、当方の双方が片言の英語で前菜、メインとワインを決めて食事となりました。そしてワインのアルコールと満腹感に浸りながらホテルに戻り、風呂に入って寝る。ニースの初日は眠いが、とてもきれいで、これぞリゾート!なのでありました。
ひろ
088/088 SDI00703 佐久間 裕幸 新婚旅行記その5 ( 2) 94/10/31 21:41 080へのコメント
<ニース編−ニース市内にて−>
ニース市内には3つの美術館がある。シャガール美術館、マティス美術館、マセナ美術館。最初の2つは言うまでもなく、有名な画家の名前を取ったものであり、彼らの作品を集めた美術館である。そしてマセナ美術館は、ニースの沖合いにある島、コルシカ島で生まれたナポレオンの遺品などを展示した美術館である。
二人とも絵画の鑑賞が趣味というわけではないが、やはり有名な画家の作品がまとめてみられるということで、日本にいるときからシャガールとマティスは楽しみにしていた。そこでニースの2日目には、この2つの美術館を訪ねることにした。
乗合バスに乗って、まずマティス美術館に向かう。日本のバスと違って、車内案内のテープなど流れないから、地図と停留所の名前を見ながら、降りる場所を間違えないようにする。といっても、考えてみたら、観光客らしい人と一緒に降りればそこはマティス美術館の最寄りのバス停であり、彼らと一緒に歩いていくと美術館にたどり着くという結果になった。ただ、他の観光客とちょっと離れて歩いて、彼らを見失ったために、マティス美術館を見失ってしまい、そのために市営の庭園も見ることができた。これがほんとうにきれいに整備されていて、思わず何枚も写真を撮ったのでありました。秘密の花園ってな感じでしょうか。空いていたし、雰囲気もよかった。
で、戻って美術館にたどり着いたが、これがたいへんよくできていて、マティスが住んでいたらしい住居の下にコンクリートによる近代建築で美術館を作ってしまうという感じで、建物自体が、芸術になっていた。ただ、マティスの作品自体は、それほど多くなく、大作も少なかったのがちょっと残念であった。
それから、シャガール美術館へ移動だが、うまいバスがみつからなくて、30分ほど歩いていくことになった。「二人でのんびり歩くのも今くらいよ」と言うあたりがいかにも新婚ですな。 シャガール美術館は、国立だけにシャガールの大作(壁一面の大きさみたいな作品)が何枚もあって、これは立派でありました。また小さなホールが併設されていて、ここのステンドグラスがまたきれいでありました。
ここの庭にドリンクを出す小さなカフェテラスがあり、ここでちょっと喉を潤して、バスで市内へ戻った。この時点で3時過ぎ、この日は最初は晴れていたのだが、この頃にはかなり厚い雲が出てきて、風も出てきてすぐにも雨が降り出しそうになってきた。実際、バスを降りたときには、小雨が降り出し、こごえながらホテルへと戻ることになった。バスの路線の関係で、ホテルのすぐそばに降りられないのが難点で、途中まで歩いている最中に、室内でお茶のできるカフェを探して、暖かいコーヒーを飲んで、ホテルに戻って、夕方となった。
昼食はどうしたのかって? 実は、時差ぼけで、朝食が限りなくお昼に近かったため、結果としてホテルへ戻る途中のコーヒーが昼食代りになってしまったのでありました。う〜ん、ニースではよく寝たなあ・・・。
ひろ
089/089 SDI00703 佐久間 裕幸 新婚旅行記その6 ( 2) 94/11/07 22:54 080へのコメント
<ニースでの食事>
ニースでの夕食は、いずれもブラッセリーといった感じの店でとった。といってもレストランと同様に前菜、メイン、デザート(店によっては、前菜サラダ、魚料理、肉料理、デザート)とメニューが区分されており、それぞれからのチョイスが求められる。
最初の苦労は、このメニューを読むこと。さすがにニースやモナコは国際的な観光地なので英語のメニューが揃えてある店もあるが、英語で魚の名前が書いてあってもわかるのはサーモンくらいなのが標準的な日本人。これで怯(ひる)むとフランスでの食事はマクドナルドでしかできないかもしれない。そこで究極の解決策は聞いてしまうこと。英語で話し掛けて、 「魚のメニューはどこだ?」 「で、一番上のは何?」 「あ、なんとかのグリルね。」 「じゃあ、次は?」 「トラウトのムニエル? トラウト? あ、マスね。」 「うん、じゃあ、このトラウトのムニエルをください。」 という感じで進めると片言の英語でも何とかオーダーが完了する。あきらかに理解していないのに、知ったかぶりをしてメニューを指で指してオーダーするよりもボーイさんとのコミュニケーションがあって楽しい。
で、安心してはいけない。次にワインのメニューを取り出してきて、ワインはどれがいいかと聞かれるのである。当然、並みの日本人はワインのメニューを解するわけはない。そこで「ハーフボトルで、ホワイトのワインが欲しいのだけれども・・」と英語で聞くと、ボーイさん(高級店ならソムリエ)が「これはお薦めね」ってな感じで薦めてくれるので、そこで素直にそれをオーダーする。これでOK。どうやら魚料理の時には甘口でさわやかな、肉料理の時には辛口のワインを薦めるように思えた。ちなみにハーフボトルのワインを頼んだのは、二人で飲む量としてちょうどよいことと、ハーフボトルのワインで目を剥くほど高いワインは普通ないからである。 このように説明してくると、読まれた方は「私は英語ができないから、フランスへ個人で行くのは無理だ」と思ってしまうかもしれない。しかし、ツアーでの旅行は楽であるが、個人旅行の客から見て、ちょっと嫌な経験があったので、一言。団体客というのはどうも傍若無人な感じを与え、しかも人種が固定的なため、団体客のいる場所はその国と異なる空気が漂ってしまうのである。例えばホテルのレストランに入ろうと思ったら日本人のツアーが入っていて食事を取っていた。各テーブルにすべて4人ずつ日本人が入っていて、それが何卓も埋めているのでは、せっかくのフランスのレストランのムードが壊れるわけである。旅行中ホテルで食べたのは、雨が降っていたその時だけだったが、団体客が利用するレストランの食事の質は明らかに落ちていた。 もちろん団体は日本人だけではない。ルーブル美術館でアメリカ人やイタリア人(らしい)ツアーにもぶつかったが、大勢がひとかたまりになって移動するため、周辺を圧迫するのである。 まあ、後で英語のできない苦労話は出てくるが、中学程度の片言英語ならできるかもしれないと思ったら、個人旅行がお薦めである。かくして、私達は苦労しつつも何とかマクドナルドにはお世話にならないで済んだのでありました。 ひろ
−−−−−−−<コラム>−−−−−−−−−−−−−−−−−− 091/091 NAH02057 MOLIMOTO ELICO 新婚旅行っていえば ( 2) 94/11/11 15:53
私もいったけど、車にのって気のむくままに1週間ほどいった。 でもね〜。あと1日あるというのに、 「おなかこわした。下痢しちゃった」 っていって夫がいきなり、家に帰っちゃったのよ…。 理由がねぇ(^_^;)。
新婚旅行と出産だけは「ハズす」と一生妻から恨まれるというのは 聞いたことがあるけど、私もさんざん文句いった憶えがあります(^_^)。 だもんで、半年後にまた新婚旅行した憶えもあります。
海外はまだ銃でうたれたくないからいきたくないといっていきませ んでした。ひろさんのときはどうだったのかしらね。新婚旅行といっ ても盗難とかそんなのにはどんなふうに、気をつけてはったんやろか。
092/093 SDI00703 佐久間 裕幸 RE:新婚旅行っていえば ( 2) 94/11/12 10:20 091へのコメント コメント数:1
コメントありがとうございます。ほとんど「はいはい、ごちそうさま」 みたいな旅行記を読んでいただいているわけで、お疲れ様でございます。
》 海外はまだ銃でうたれたくないからいきたくないといっていきませ 》んでした。ひろさんのときはどうだったのかしらね。新婚旅行といっ 》ても盗難とかそんなのにはどんなふうに、気をつけてはったんやろか。
やはり、海外の方が治安が悪いはずだし、特に我々は旅行客とみえみえ にバレてますので、ひったくりその他は気を付けてますよね。荷物は体か ら放さないとか・・・・。
でも、今回はあまり恐いところはなかったですね。パリで夜の地下鉄に 乗ったときはちょっと回りの客の風貌を見て緊張しましたけど。
ひろ
093/093 GAF03427 佐藤久雄 パリの地下鉄といえば... ( 2) 94/11/14 06:32 092へのコメント
このフォーラムで初めて発言させていただきます。FBMAN1から佐久間さ んの旅行記につられて入ってきてしまいました。よろしくお願いします。
先日私の上司がフランスに出張したのですが地下鉄で襲われたようです。パリ の地下鉄のエスカレーターでちょうど人がいなくなったときに挟まれてスプレ ーの目つぶしをかけられハンドバックをひったくられそうになったようです。 ちょうど手首をわっかに入れていて相当引っ張られたようですが、なんとか人 通りのあるところまで逃げだし、難をのがれたようです。 でも、目つぶしスプレーというのは本当にきくみたいですね。近くの日系の眼 鏡店で助けてもらったようですが、しばらく目が開けられない状態だったよう です。
海外に出たら気をつけないといけないですね。日本みたいに安全なところはめ ったにありませんから。
佐藤久雄 (GAF03427)
094/095 NAH02057 MOLIMOTO ELICO パリの地下鉄>佐藤さん ( 2) 94/11/14 23:16
私、初めて書きこんだーっていってる人にレスつけるのって、好き(^_^)。 わーい。はーい。MOLIMOTO ELICO でーす(^_^)(^_^)(^_^)。
目潰しスプレーでよかったねー。佐藤さんの上司の方。いきなりドキュン で、本人がそれと気付く前に臨死体験してたっていうより。 さっきニュース で日本でも防弾チョッキが15万円だってやってました。今年は800着売 れて、去年の売り上げの2倍だっていってた。それでもたった800着。 缶コーヒーがおばあちゃんからあかちゃんまで、日本国民1人あたり80本 これが1年の売り上げという数字とはかけはなれて少ないです。 やはり日本は平和です。 先日私、家の鍵をなくして、合鍵つくるまでは鍵かけずに買物いってまし た。取られるものがないからとはいわないでよね。でも、一度も泥棒にはい られませんでした。こんなの諸外国じゃ考えられないことなんでしょ。 それにあの電車の居眠り。あのへーわそうな寝顔。あんな無防備がゆるさ れるなんて、日本は防弾チョッキが800着売れようともやっぱり平和です。
MOLIMOTO ELICO
095/095 SDI00703 佐久間 裕幸 RE:パリの地下鉄といえば... ( 2) 94/11/14 23:56 093へのコメント
》このフォーラムで初めて発言させていただきます。FBMAN1から佐久間さ 》んの旅行記につられて入ってきてしまいました。よろしくお願いします。
いらっしゃいませ、佐藤さん。 私の旅行記でBMAN2へ入ってきて、発言してくださるとは! とても うれしいです。通信で発言する行為の醍醐味ですね。という喜びを知って しまったために、SYSOPなんかやってしまっているわけですが(^_^)。 それにしても、やはり地下鉄で襲われた人がいるのですね。ニューヨーク の地下鉄のような危なさは感じなかったですけど(なんて、行ったことない のですけど(^_^;)、やはり夜は乗っている人の顔ぶれというか階層が違って きますね。それで、きちんと警戒していれば、そういう気迫も相手に伝わる のでしょうけど、それでも周りに人がいなくなればそれまでですね。やはり 不必要に変な時間に歩き回らないことですね。 海外は、スプレーとか拳銃とか飛び道具を使うからなあ・・・。 ひろ 096/098 SDI00703 佐久間 裕幸 新婚旅行記その7 ( 2) 94/11/16 00:09 080へのコメント
<モナコにて>
ニースの3日目は、モナコへ行きました。もちろんモナコといえばグレース・ケリーであり、バチカンの次に小さい独立国である。町の名前としてはモンテカルロともいう。
前日に続き、10時過ぎに起きて11時過ぎにホテルを出て、駅の近くのカフェテリアで朝食(昼食ですな)を取り、鉄道でモナコへと向かう。ニース駅で1時発のTGVパリ行きを見送って、15分発の列車がホームへ入ってくる。乗り込んだのはいいが、なかなか出発しない。「待ち合わせかな?」くらいに思っていたが、それでもでない。約30分程出発が遅れるとさすがに暢気な外人もイライラしはじめる。駅のアナウンスはあるが、フランス語なんてぜんぜん理解できない。まわりの観光客が降りないので「きっとまもなく出るだろう」と思って、ひたすら待つ。約50分遅れてやっと列車は出発した。
イタリアにはこんな話があるらしい。ある日ある駅に列車がまったく遅れずに到着した。そしてオンタイムで出発していった。ある在イタリア日本人が駅員に「珍しいこともあるもんだね」と感嘆して話し掛けた。すると、駅員は、「ああ、この列車は昨日の列車なんだけど、ちょうど24時間遅れたんですよ」
そういう話を聞くと50分の遅れは、たいしたことがないように思えてくる。モナコまでは電車で20分程。まずは、モナコの宮殿へ向かう。絶好の快晴で景色は映えるし、絵葉書のよう。宮殿に入ると必ずガイドが付いて、案内をするという。今も王族が住んでいるため、変なところにもぐりこまれては困るのであろう。ちょうど英語ガイドのグループが出発するとのことで待たずに見学を始めることができた。部屋といい、調度品といい、実に立派である。こんな寝台で目覚めてみたいものだと妻と話した。
宮殿の見学の後、絵葉書を買い、日本の両親へはがきを書く。こういうのは、女の子ってマメですな。で、切手を買うと、これがグレース・ケリーの肖像。う〜ん、モナコですねえ。
王宮から南へ下るとなぜか水族館がある。国立の立派なものであるが、ようは観光客用の施設なのであろう。モナコで見るピラニアというのも違和感があるが、とにかく規模的にも立派なので行くと良いとおもう。
それからバスでモナコ・グランプリのコースを逆に走って(ホテルの下のトンネルに飛び込んでいく、あのコース)、カジノに行く。モナコは、このカジノの収益があるために、税金がないのだそうである。観光立国なんですね。通貨はフランス・フランだし、面倒なことはフランスにおんぶにだっこしておいて、おいしいとこだけ独立国というのもいいものですな。ただ、男子の皇太子が跡絶えるとフランスに併合されるそうだから、王様や王子様は絶倫でないといけないわけである。
カジノは、スロットやカードゲーム・マシンのあるコーナーは誰でも入ることができるが、ルーレットなどの部屋には50F(約1000円)の入場料を払わないと入れない。しかもパスポートのコピーを取られるという厳重な態勢である。もちろん入った。
ルーレットは、1〜60くらいまであるマスに入る球を当てるゲームであるが、単に1つの数字に掛けるだけではない。偶数か奇数か、赤か黒かという選択もある。あるいは、下のように3、6、9・・・という列に掛けることもできる。 +−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ |3|6|9|12| | | | | | | | |←この列に掛ける +−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ |2|5|8|11| | | | | | | | | +−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ |1|4|7|10| | | | | | | | | +−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ あるいは、7と8の境の先の上にチップを置くと7か8が出れば34倍となる。また7、8、10、11の間にチップを置いてもいい。またチップの金額も20Fから10000F(2万円)まであるので、自由にアセット・アロケーションを考えることができる。
こういうルールを奥さんは知らなかったので、しっかと教えてあげて面目を施した。さらにチップを購入して、30分ほど遊んだ。30分程遊んで、最後のチップとなったので、縁起を担いでワン・ツーの間にチップを掛けた。何が縁起だかわからないが、勢いがあってよさそうだと思ったのである。すると、ボールが1で止まった。1枚のチップが34枚になって帰ってきた。慎ましい話ではあるが、そろそろおなかがすく時間でもあったのでチップを現金に換えて、カジノを後にした。しっかと入るときよりお金を増やして、出てきたわけである。
カジノの前の広場に面したレストランで夕食をとる。前回書いたように、ここでも英語で済ませる。おいしく食べた。帰りは、ちょっと冷えてきたので、駅まで戻ったりしないでカジノの前からタクシー。海沿いのコーナーの続く道を100キロ近いスピードで走ってくれた。あはは、ちょっと恐かったぞ。
カジノで印象深かったことが2つ。カジノの前の広場に人間の手、しかも親指を立てた彫像が飾ってあった。これはどういう意味のなのだろうか。そしてルーレットの台に食いついていた車椅子の老女。後ろに財務担当らしき男性(執事のようなものかしら?)がいたから、富豪なのであろう。あそこまで魅惑するものがルーレットにあるのであろうか・・・。
ま、つかのまのバクチ打ちになれた一日であった。
ひろ
097/098 SDI00703 佐久間 裕幸 新婚旅行記その8 ( 2) 94/11/16 00:09 080へのコメント
<ニースにて−海岸にて他−>
ニースの4日目は、当初からの憧れの海岸での日光浴。「結婚準備でいそがしいだろうから、ニースでは海岸で日焼けしながら本でも読もうね。外人のやるリゾートというのをやってみようじゃないの」と話していた。かくして日光浴である。
まず3たび寝坊したので、砂浜のレストハウスで遅い朝食を取る。そして日光浴。日差しが強いので気温は高くなくても快適である。日光浴をしていると隣で日に焼いているおじさんが話し掛けてきた。 「いつからニースにいるの?」 「4DAYsです。」 「で、いつまでいるの?」 「明日まで。明日パリに行くんです。」 「そうか、私はパリに住んでいるんだよ。パリへいったら、エッフェル 塔に登るといいよ。あそこからの景色はすばらしい」 「そうですか。ありがとう」 「彼女は、奥さんか?」 「そうです。」 「じゃあ、二人の写真を撮ってあげるから、カメラを貸てごらん」
ということ会話でなんとなくリゾートの雰囲気が伝わったであろうか。なかなか気分のいいものである。ただ、本は読めなかった。強い日差しが邪魔なのと、悲しいかな日本人は、景色を眺めたりして、景色を無視して本を読んだりできないのであった。おそらく数日同じ場所で日光浴していると、そろそろ飽きたから本でも読もうという気になるのであろう。ニースの砂浜は本を読むにはきれいすぎるのでありました。
1時間ちょっとで日光浴を切り上げて、ホテルに戻って着替え、ニース市内の見学に出かけた。まず、城跡を訪ねる。ここからの景色が、いわゆるニースの全景として旅行のパンフレットやガイドブックに掲載されている。そしてここをおりると、ニースのダウンタウンとなる。果物屋があり、肉屋があり、教会がある。ほとんど観光地にしてもいいくらい立派な教会で、ものすごく立派なパイプオルガンが据え付けられてあった。もっと早く来ていたら、早く起きて朝のミサに行ったと思う。あのオルガンの音はぜひ聞いてみたいものであった。
こうして、ホテルへ戻る途中のレストランで夕食を取り、一日が終わった。 明日はパリである。
連載の8回にして、やっと行程の半分の終了である。かくしてFBMAN2の読者は、まだ、本人だけ目出度い連載を読まされるのであろうか。私に連載を続ける気力は続くのであろうか。
ひろ
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