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ナマステー・インド(その4) 我々のツアー一行は6人でした。箱根町のおじさん2人組(1人は高級 旅館の支配人だった)と母娘と私とその同僚森さん。だからバスでの移動 は小型のマイクロバス。 まあ市内はこれでいい。リキシャー(人力車がその語源と言われるが、 自転車でひっぱる数人乗りのタクシー)とオートリキシャー(オートバイ でひっぱる屋根付きタクシー)と自転車とオートバイと自動車が入り交じ る狭い道路を走るのだから大型観光バスなんてのは不向きである。 だが問題は遠距離の移動。この移動もマイクロバスで敢行する。2日目 と3日目それぞれ約200キロ。もちろん東名高速のような整備された道 路ならいい。しかしここはインド。アグラ〜ジャイプールは、有名な観光 地を結ぶ主要な街道であり、翌日移動したジャイプール〜デリーに至って は、デリーとボンベイというカルカッタを加えてインドの3大都市を結ぶ インドの東海道。それなのに1車線ずつの対面交通。ガイドさんが「イン ドのハイウェーはすごいです。車だけでなく、人も牛も通ります。」と冗 談を飛ばす。要するにインドにハイウェーは存在しない。夜間の照明塔も ない。要するに人口に対して車が極めて少なく、物の輸送や人の移動はも っぱら鉄道によっているのであろう。 その道を200キロ、マイクロバスですっとばす。もちろん道路は滑ら かではないし、アスファルトなんていう軟派な物では溶けてしまう暑さだ から舗装はコンクリート。だから固いし揺れる。しかも私は後輪のすぐ近 くに座ってしまった。体全体、内臓まで一緒に5時間あまりにわたって揺 すられてしまった。2日目になると全身グッタリ。あまりのだるさに肝炎 にでも罹ったかと思った。 私らのマイクロバスはまがりなりにもベンツであり、だからかなり飛ば す。当然遅い車もあるから追い越すことになる。トラックなど遅い車の後 ろ部分には「HORN PLEASE」と書かれている。要するに「抜か すぞ、気を付けろ」という意味で警笛を鳴らしてくださいというわけであ る。逆に言えば鳴らさなければ関知しないよ、バックミラーなんて見てい ないんだから、ということになる。 そう、インドの車のミラー特にサイドミラーは割と貧弱である。オート バイあたりでは付いていないものも結構見かける。リキシャーに至っては 全くない。だから市内でも自動車はその他の軽車両をクラクションでけち らしながら通って行く。しかしクラクションを鳴らしたからといってすぐ にどいてくれる訳でもないから、ごちゃごちゃした中をうねって進んでい くことになる。自動車の数が相対的に少ないという点で台湾や香港のよう な恐さはないが、リキシャーなどを引っかけるのではないかという恐怖が あった。 (注) ちなみに人が引っ張るリキシャーがカルカッタには残っているそうだ。 その他の都市はすべてリキリャーといえばサイクルリキシャーを言うのだ どうである。 ひろ |