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 ナマステー・インド(その2)

  空港に到着して、入国検査を終えて外の空港ロビーに出ると・・・・
 なっ、なんだっ!? ロビーの外側のガラスにびっしりと蝿・・・では
 ない、人間が鈴なりに張り付いている。国内線ならばともかく国際線の
 利用客に知人がいるとは思えないような人相風体の人々。もしかすると
 あれが有名なインドの乞食・・・? 一緒のツアーになったおばさんい
 わく「もう、びっくりして。1人だったら回れ右して日本に帰っちゃう
 わよ。」 結局海外へのあこがれと何かいいことあるのでは?という期
 待をもって集まってきているのではないかな、との結論に。現地ガイド
  と落ち合ってバスに乗る。バスの停まっているところまで歩くのも不気
  味な気がした。だってあちこちに人が寝ころんでいて、かつ「お金ちょ
  うだい」みたいに手を出してくる人達がいるわけ。まあ約24時間で慣
  れたが。

  ホテルには7時頃到着しました。パックツアーの悪いところで行動日
 程がハードなんですね。夕食の後解散ですが、なんと翌朝は4時半起床
  で5時ホテルスタート。だから早いとこ寝ましたです。
  
   さて翌朝はホテルの前までバスが来ていて、それに乗ってニューデリ
  ー駅まで。まだ朝早いというのに駅前は自転車とリキシャーと人でいっ
  ぱい。まあ駅は24時間列車が到着するのだそうだから、当たり前なの
  だが、まだ人の多さに慣れていないのでやはり不気味。
  
   ホームへ出る。またホームの上でブラブラし     〇/
  ている人やホームに座り込んでいる人達。子供     ー\_
  などうつ伏せでベタッとホームに張りついて寝      ∨
  ている。日本だったら死んでると思われるに違  −−−−−−−−−−
  いない。                   ホームで寝る子供の図
                       
   インドの列車は等級が何段階にも分かれているそうな。例えば我々
  乗ったデリー〜アグラ間約200キロの料金はこんな感じ。
    Air-conditioned Class     242ルピー(約1210円)
    First Class or 2nd A.C.Sleeper 112ルピー(約 560円)
    Air-conditioned Chair Car    68ルピー(約 340円)
    Second Class(Mail or Express)  32ルピー(約 160円)
    Second Class(Ordinary)      18ルピー(約  90円)
  91年春の資料から抜き出したものですが、1年の間に値上げがあった
  可能性があります。ちょっと安すぎます。ガイドから聞いたところでは
  3000円位だったような気がします。いずれにせよ、2等車はメチャ
  クチャ安いのですね。
  
   さて我々の乗ったのは88年より登場したShatabdi ExpressのA/C
  クラス。つまり一番いいやつです。機関車に引かれる客車の急行ですが、
  現在インドで一番速いのだそうで、デリー〜アグラ間約200キロを1
  時間50分で結んでいます。最高速度は140キロだそうです。
  
   乗ってみると確かに速い。景色の感じからして、140キロは出てる
  感じしました。でもその割には揺れない。仙台山形間の「つばさ」でも
  130キロなのに・・・と思ったら、そういえばインドの鉄道は広軌な
  んですね。だからスピードの割に揺れないし、車内は3列+2列で客席
  が列んでいても1つ1つの客席は日本の新幹線よりもちょっと広い感じ
  です。ちなみに日本の鉄道は狭軌で、広いと思った新幹線や京浜急行は
  標準軌、広軌というのはないのですね。このあたりの解説はHAMAさ
  んにお願いするとしましょうか。まあとにかくデータ的にも速いですね。
  表定速度といいましたっけ、距離/運行ダイヤ上の時間を算定すると約
  110キロですね。同様に計算すると新幹線は別格としても東武鉄道の
  スペーシアが約81キロ/h、小田急ロマンスカーが約62キロ/h、
  近鉄名古屋〜宇治山田間のビスタカーが約80キロ/hですから。HA
  MAさん、この辺りもフォローお願いします。
  
   車中で朝食が出た。これも鉄道料金に含まれているそうだ。なんとま
  あリーズナブル。「エッグ オア ヴェジ?」と質問された。インドで
  は宗教的理由から肉類を全く食べない、要するにヴェジタリアンが結構
  多いのだそうだ。不殺生のジャイナ教徒やヒンドゥー教徒の一部など。
  
   そんなこんなで、あっという間に1時間50分が経過して、アグラに
  到着した。
  
   次回はタージ・マハールを見学するの記です。
                                ひろ