・`96/9/29、今日はオバン達と多摩川に散歩に行ってきた。台風から日数が経ってしまっていたので早く行きたかったのだが、忙しかったのでやっと1週間経って行けた。
 台風の後はいつも楽しみなのは景色が変わることである。今回も色々変化があった。先ず、水がすごく奇麗になることである。今回も中に入って水遊びできるくらい奇麗になっていた。夏の淀んだ水、コケなどが全部一掃されて川底が透き通ってみえる。 清流といってもおかしくないくらい奇麗であった。
 それから、場所によっては水の流れから200m位離れたところまで、台風のときの増水によるゴミや草木がたまって積みあがっている。また、水面から高さが2m位のところまで草木がなぎ倒されていたり、川辺もあちこちで削れて地形が変わっていたりする。水の力は凄いものだと思う。
 それでも、小魚やアメンボ達は以前のように元のところでスイスイと遊んでいた。そして犬達はそのアメンボを追いかけて水の中ではしゃいでいた。
 平和な多摩川の日曜日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


・`96/9/27、仕事で大阪に打ち合わせに行った帰りの日、梅田にお好み焼きを食べに連れていって貰った。お好み焼きやさんに向かう阪急ビルの1階にある、動く歩道で気がついた。
 動く歩道は相方向に隣り合わせて設置されているのであるが、隣をみるとすれ違う人達の相対的速度がすごく高いのである。そして全員歩いている。大阪の人はただでさえあるく速度が速いので、平均時速6kmはある。すると相対的にすれ違う速度は時速12kmになる。これって目の前にしてみると結構凄い。もしかして大阪人のことだから、動く歩道の移動速度も高く設定してあったりして?
 また、新宿や池袋あたりの動く歩道では、歩かない人が多いのだが、大阪では老いも若いもみんな歩いているのだ。そして、デパートの出入り口では歩いている人がみな同じような速度で、ドオーッと同じ方向に歩いていた。東京だとテレンテレンと歩いているのやら、いきなり立ち止まったり、歩く方向がフラフラ方向が定まらない輩が多いのだ。
 そういえば、環状線などの高速も東京より平均速度が時速10kmは高かったな。
 お好み焼き屋さんで、大阪の人がお好み焼きを焼くとき、焼けて裏返しにしたとき、我々みたいにギュウギュウと押したりペンペンと叩いたりしない。そのままこんもりとしたかたちで焼いているだけである。大阪人に「それ、押して平らにしないの?」と聞いたら、「大阪でそんなことをしたら店の人に出て行けっていわれまっせ。」と言われた。なんか、本当にありそうなのが怖い。
 前回、その向かいのお好み焼きやさん(ここは昔ながらのままで渋い作りの店)に金沢出身のお客さんを連れていったときに、その方がお店の人に「箸無いの?」と頼んだら、「なにゆうとるかな、お好み焼きは箸で食べるモンじゃありまへんで!此のヘラでこうやって食べるんでっせ。」と怒られたらしい。
 大阪の高速の環状線を走るときは気合いが必要である。人が譲ってくれるのを待っているような鈍くさい人間は環状線に乗らない方がよい。自分が行きたい分岐に入るために、ところによっては6車線もあるところを右から左 に、左から右に車線変更をしなければならないからである。それも、平均速度が10kmも高い牛の群のようにドーッと追いかけてくるような大阪人の運転する車の群の中をである。
 ましてや、こんなところで渋滞し、車の流れがとまったりしたら、人生一番の最悪の気分になることであろう。そして、それは実際にあることなのだ。
 こんな高速を作るのは大阪だけや。
 あんたら、ちょっと位よその土地のモンのこと考えなアキマヘンデ。

 

増水の多摩川。多摩大橋から、拝島方面、八高線の陸橋を望む