自然保護委員会のページ


2004


ニュース!!   長野県、脱砂防ダム宣言ともいうべき土砂災害対策方針を発表!!

ハードに頼らない、危険なら移転促進。国の行政が堕落したままの今、長野県はやる気だ。

募集案内:島々谷北沢砂防ダム計画の谷を体感〜7月10-11日

渓流保護ネットワーク主催・長野県勤労者山岳連盟後援

 苔むした静かな谷に砂防ダムが計画されている。守るべき集落ははるか下流で、途中に大きな砂防ダムが数基あり、上流に作る必要はない。(詳しくは渓流保護ネットワークHPを)
 ムダさや担当者の意識の低さが露呈しているこの建設をぜひ止めたいと渓流保護ネットワークで取り組んでいるが、自然保護委員会とタイアップしてじっくり体感する山行を企画しました。
 そこを沢泊まりでたっぷり歩いてみよう。滝なく、技術的には容易で、ワイルドなタープ泊まりと深い森をたっぷり味わってください。沢靴必須。ワイルドな沢泊まり入門にも最適。

 日帰りで砂防ダムのみ見学も可能(こちらは沢靴不要)

氏名・住所・(携帯)電話のほか、所属、タープ・自炊道具の有無、車か電車かをお知らせください。

***詳細***

料金 ¥3000 タープ泊1泊2食  ;日帰り¥1000
労山(長野県)の方は無料(労山負担)ですが、泊まりと食事を各自準備してください
集合 7月10日(土) 松本電鉄 新島々駅 10:37
労山で車の方は豊科駅9:30(下山地にデポします)
列車時刻 新宿7:00−(スーパーあずさ1号)ー9:38松本10:07−(松本電鉄)−10:37新島々
解散予定 11日(日) 松本駅 15:00
交通費(片道) 新宿-松本¥6200(特急)
宿泊食事 タープかツェルト 夕朝食炊事共同 粗食です 昼食2日分とおかず各自準備
体力度 荷物を持って長く歩きます
技術度 滝なし。膝程度の渡渉のみ。
恵み度 イワナはいるが多くはない。ワサビは茎葉を食べるぐらいにしましょう。
募集 13名(車や自炊参加者数による)
予定スケジュール
(状況により変更します)
7/10
9:30 車協力者は豊科駅集合
 三郷スカイラインに車をデポ
10:37 全員新島々駅集合
11:00 島々谷1号砂防ダム上で分乗
11:30 3号砂防ダムから林道歩き
14:00 5号砂防ダム上から沢歩き
  (日帰りはここから引き返す)
16:00 キャンプ設営

7/11
7:30 出発
10:00 小滝沢・冷沢二俣
11:00 源流から林道に上がる
13:00 デポ車
14:00 島々谷1号砂防ダム上(解散)
15:00 松本駅

希望によりおふろに立ち寄る 
装備

パターン:
沢登り装備(ハーネス・ヘルメット不要)+キャンプ装備+おふろセット(車に)
共同装備(タープ、コンロ、なべ、米と汁の材料)はスタッフが準備します。食器・はしなど個人装備を準備してください。粗食ですので、必要ならおかずを各自持参。
シュラフカバー+サマーシュラフが適当。
軽量化に努めてください
労山(長野)の方はタープ(ツェルト)、炊事道具ご持参ください。

くつ:
沢靴 キャンプ用靴
林道を2時間ずつ歩くので、沢靴+運動靴、または沢靴+ぞうり(林道は沢靴で歩く)

昼食:
2日分持参 新島々駅近くに7−11あり

自然保護担当者会議 2004年5月9日

参加者  委員長:三井(R&B)  佐藤(佐久山の会) 伊藤(駒ヶ根) 清水(千)(しらびそ) 日台(まみくとい) 石井(大町) 松岡(伊那) 関(長野労山)

総会活動方針を具体化して、1から4を決め、他に提案(5)と話し合い(6)があった。

1 水質調査 担当:滝沢・佐藤
水場の安全確認を主目的とし、5年目の今年は担当山岳会に継続・変更をまかせる。今年終了後、過去のデータを分析し、来期以降の活動を考える。

2 クリーンハイキング 担当:佐藤
6/6(日)一斉実施。報告書提出してください。

3 砂防ダム取り組み 担当:三井
県連集会で講演を聴く(5/9 実施)
島島谷北沢を見て歩く(7/10-11 渓流保護ネットワーク)県連後援(MLにて募集連絡)

4 自然保護連盟
関を理事(長)として派遣
苗場山調査登山(5/22-23)募集 湿原保護のため木道新設する

5 「山で見た気になること」を報告する場を作る
山奥で測量しているが何だ?、貴重種があった、ひどい盗掘らしき跡があった、など、自然保護に関連することを報告してください。自然保護委員会で検討し、必要に応じ対応します。委員長(三井)に、メール、fax 026-293-2273、または各会の理事や自然保護担当者を通じてご連絡ください。MLでもいいですが、貴重種情報はMLに流さないよう注意してください。

6 オーバーユース問題
今年はテーマとして取り上げていないが、重要な問題なので話し合った。
山から人を遠ざけるのでなく、山にふれることが重要である。しかし百名山などへ集中してバスなどで大量に押しかけるのは問題だ。これがオーバーユースの主原因であり、労山内部の努力では解決しないという意見あり。いや、労山が率先して自然破壊の少ない方法(ストック不使用、携帯トイレ使用など)に取り組んでみせるべきだ、との意見もあり。


2003


砂防ダム見学会2003.11.8-9

渓流保護ネットワークの代表、田口康夫氏を招いて島々谷川、中房川、烏川の砂防ダムの見学と砂防ダム問題についての講演会が行われました。県連各会他、理事長、自然保護委員長を含む十余名の参加がありました。田口氏の講演は非常に有意義かつ重要な内容であり、無用な砂防ダム建設は早急に止めていかなければならない状況が理解されました。内容の詳細については渓流保護ネットワークのホームページに詳しく述べられていますので、そちらをご覧下さい。また当日の模様は砂防ダム見学会写真のページに掲載してあります。