備考 |
利根川のほとりに佇んでいる民家のような日帰り施設。建物の入口には「当温泉は自噴かけ流しで、引用出来る成分の大変豊富な天然温泉です。入浴の際カルシウムたっぷり、糖尿病・胃痛・胆石症・慢性便秘・慢性胆のう炎痛風に良く効く源泉をお飲みください。」という手書きの看板が建っている。薄暗いロビーの便所の扉にはこれまた手書きで「天然温泉かけ流しで石鹸は分離するのでおいてありません。」という張り紙が貼ってある。ロビーの片隅の手洗い場には蛇口が2つあり、1つは水道水であるが、もうひとつは飲泉用の蛇口だ。そばの壁には手書きの温泉の成分や注意事項などが書かれている。建物はあれだが、温泉には絶対の自信がある様子。少しワクワクしてきた。
薄暗い廊下を歩いて行くと浴場にたどり着く。ワクワクしながら扉を開けると既に5人ほどの先客がいる。貸切にならなかった事が少し残念。浴室はそれほど広くは無く、温泉旅館のお風呂という感じだ。浴槽は岩造りの内湯のみ。コップがあるのでここでも飲泉が出来るようだ。温度はそれほど高くは無いが、ジットリ身体が熱くなってくるようだ。無色透明だが、手で掬って匂いを嗅いでみると、ほのかに硫黄臭がする。お湯にこだわる人には最高の箇所である。 |