・四万温泉共同浴場

 四万温泉は室町時代の頃から湯治場として栄えてきているという。四万温泉に共同浴場があると知って、いつかは制覇したいと思ってはいたのですが、いつもは、ここまで来たならば草津でしょ、ということで四万を通り過ぎ草津に向かってしまうのであったが、今回ついに行ってきました。

---共通事項---
問い合わせ先:四万温泉協会---0279−64−2321
清掃協力金:志し
時間:9:00-15:00
駐車場:御夢想の湯は20台程、ほかは無し

地図


山口露天風呂(山口地区)
 山口地区温泉街の建物の間の階段を川に向かって降りると川の向こうに露天風呂が見える。橋を渡り簡易な脱衣所で裸になり2つある風呂に浸かる。前が川、後ろが山のロケーションに加え、たまに吹くかぜが涼しく、川の流れる音色は都会の喧噪を忘れさせてくれる。目隠しのため川のながめが少々悪いのは全然気にならない。
山口露天風呂を道の上からみる 山口露天風呂湯船
上の湯(山口地区)
 山口露天風呂入口から50m程上流へ向かった所の右手にある。並んで2つの内湯があり、めちゃくちゃ熱かった。建て屋も中も小綺麗で清潔感溢れる。管理運営者に感謝である。
上の湯外観 上の湯湯船
御夢想の湯(日向見地区)
 2人入ればいっぱいになる内湯1つ。扉を開けたとき、スニーカーを洗っている奴がいて、思わず我が目を疑った。小さい風呂場には洗剤の匂いが充満してくつろぐことが出来なかった。お湯も下の方が冷たい変な感じだった。ここは四万温泉の発祥の地である。ほかの共同浴場は石で組まれた床と風呂であるが、ここは木が使われていて風情がある。外装及び内装は共同浴場の中で1番歴史が感じられるが、清掃が行き届いており小綺麗である。コップがおいてあるので飲泉可と思われる。
御夢想の湯外観 御夢想の湯湯船
河原の湯(新湯地区)
 橋元にあるため、川に降りる感じで階段を下る。外装は石積みでちょっと見慣れない造りである。浴槽は1つでやや温度が低く入りやすい。床は石のタイルで、壁は石が組まれており、小振りではあるが内装、外装共に洒落っけがある。
河原の湯外観 河原の湯湯船


おまけ
湯の塩
 新湯地区の駐車場横にあるが鍵がかかっていた。町民の為の施設であろうか。
湯の塩外観
塩の湯
 新湯地区温泉街の一角にある飲泉場。少し塩気がある。備え付けのヒシャクで飲む。
塩の湯外観
ゆずりは飲泉所
 ゆずりは地区のテニスコート横にある。熱くてごくごく飲むことは難しい。コップが置いてある。
ゆずりは飲泉場外観


後述  四万温泉は山間に位置しているため、静かで都会の喧噪を忘れるには絶好である。地区ごとに顔が違っており、隅から隅までゆっくり回ることをお勧めしたい。また日帰り温泉施設もあり、共同浴場の仕上げとして利用もできるのがうれしい。どの共同浴場も清掃が行き届いており、清潔感がある。管理運営者に感謝である。