![]() | 野沢温泉のシンボルとなっていて、マスコミにも度々登場する麻釜(おがま)。毎分薬500リットル湧出されている弱アルカリ性硫黄泉湯温は90度以上ある。まわりにはロープが張られており、一般人は立ち入り禁止となっている。しばらく眺めていると、野沢菜かどうか不明だが、菜っ葉が入ったざるを持ったおばあさんが、ロープをくぐり抜け、釜のお湯で湯がき始めていた。 釜には「大釜」「茹釜」「円釜」「竹伸釜」「下釜」と5つあり、それぞれが異なる温泉が湧出している。それぞれに適した用途があるようで、調理用に使ったり、一部外湯の源泉にもなっている。 |
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基本的にはどの外湯も加温・加水・循環・消毒なし、オーバーフローの天然温泉100%のかけ流しとなっている。硫黄臭はするがpH7程度。それぞれの外湯に特徴が異なる。その中から心に残ったいくつかを、勝手にレビューしてみる。 秋葉の湯:浴槽に注がれている冷水も温泉。硫黄臭のほかに硝薬のような匂いがする。 大湯:野沢温泉のシンボルとなっている外湯。ぬる湯とあつ湯の浴槽があるが、ぬる湯でもとても熱かった。 熊の手洗湯:祭日の朝6時にもかかわらず、親子連れや観光客で賑わっていた。無色透明の湯で白い湯の花が大量に漂っていた。 真湯:薄緑色をしており底が見えないほど濃かった。 新田の湯:湯温が高いため加水していると表示されている。ほかと比べると硫黄臭が少ない。 各外湯は掃除の時間があるのでその時間は入浴できない。外湯のいくつかは、洗濯場それと温泉卵を作ることが出来る蒸し器が併設されているところもいくつかあった。まさしく地元に密着した街である事を実感した。 |
外湯に併設された洗濯場 |
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湯らり | ![]() | ![]() | あくと | ![]() |