「大内宿」「塔のへつり」日帰りバスツアー


 定期的に配送されている某ツアー会社のパンフレットを眺めていると、「大内宿」「塔のへつり」というキーワードにピピッときたので、勢いで申し込んでみた。

2008年8月23日

 6時40分に地元を出発し一路会津の宿場町へと向かった。到着したのは11時30分頃。途中環八で渋滞したものの、昼前の到着する事が出来てひと安心。渋滞していても爆睡できるのがバスツアーのいいところ。

 薄曇の中駐車場から5分ほど歩く。一瞬異次元に迷いこんだような感じを受ける。目の前にはかやぶき屋根の建物が綺麗に並んでいる。あまりにも綺麗に整列しすぎて、人工的なものを感じるが、それでも懐かしさは色あせない。水路にはキュウリや飲み物がかごに入れられていて売られている。風情ある光景である。手を水に入れてみると1分も入れて入られないほど冷たい。
今回のツアー名
バス表示
とっても冷たい水
ひんやりと冷えたキュウリ達
 両脇に並んだ建物を一軒一軒眺めながら奥に進んで行く。高い場所からこの宿場町を眺める事ができる。途中少し横にそれたところに赤い丸ポストがあり、いささか傾いていたがどうやら使われているようだ。12時を少しまわりお腹も空いてきた。高台へは昼食後に行くことにして、来た道を引き返す。この風景、風情あります
綺麗に並んだ宿場町
実は使われているみたい
懐かしの赤ポスト
 来る時に入口にほど近い場所に目をつけていた「三澤屋」という高遠そばを食べさせてくれるところに行ってみる。人気があるらしく順番待ちの状態。10分ほど待っていると声がかかり、たくさんの囲炉裏のうちのひとつへと案内される。混んでいるので相席である。別の囲炉裏では店の人が魚を串焼きにしていた。

 店のチラシによると、高遠そばとは会津の殿様が信州遠野藩で育ち、寛永20年会津藩主となって以来、大根おろしそばを高遠そばと言っているらしい。三澤屋ではそれに長葱を箸がわりに用い、薬味をかねて提供されている。以前テレビで見たような気がする。期待が高まる。15分ほどしてそばが出てきた。お椀にかけられた長ネギでそばをすする。そばと一緒にネギをかじるが苦くない。
三澤屋の風情
三澤屋
箸代わりにネギでそばを食べます
高遠そば
 店を出て再び宿場町の奥へと進み、町全体を望む事ができる高台へと向かう。上から望む町並みは、道を挟んで両側にまっすぐに建物が並んでいて画になっている。この規則正しく並んでいる町並みに、ポツンと立っているやぐらがアクセントとなっており味を出している。きちんと整列しすぎ?
高台からの大内宿
やぐらがいい味出してます
大内宿の町並み
 13時15分頃に大内宿を発ち、塔のへつりへと向かった。車窓からはかやぶきの駅舎やら温泉やら、自家用車で来たなら必ず立ち寄りたい場所のオンパレード。少し悔しい。15分ほどして塔のへつりに到着。バスを降りると展望台からは川向こうに、きのこのような岩が並んでいる。むぅ、これがあの有名な塔のへつりか。展望台は高いところにあるため、迫ってくるような圧倒感は少ない。しかし下に降りてつり橋を渡り向こう岸へ渡るとその迫力は凄まじい。岩に飲み込まれるようだ。立ち並んでいる岩には、それぞれ名前がつけられているようだ。展望台の少し下のお土産屋には、沖縄のハブ酒ならぬマムシ酒が所狭しと並べられていた。その中にはまだ動いているものもある。ビックリである。

 こうして振り返ると短かったな〜、という印象が残った。福島県までの長距離日帰りのツアーなので、観光地めぐりはいた仕方が無い。たまにはバスツアーもいいかもしれない。
塔のへつり
塔のへつり
向こう岸へ渡るつり橋
つり橋



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