くだらな日記(2007年4月)


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4月29日(日)
 唐突な話題で申し訳ないが、子供の頃特撮番組で印象に残ったというか、いまだに覚えているイヤな歌というと、超人バロムワンに出てくるヤゴゲルゲの子守歌(ヤゴヤゴヤーゴの子守歌〜聞けば誰でも眠くな〜る、という歌詞で、基本的にはまんが日本昔話のメインテーマの節で歌える)と、ウルトラマンAに出てくるヤプールの新興宗教ソング(お前はお前を信じなさい、ホレ信じなさいホレ信じなさい、という歌詞で、子供だったからクレイジーキャッツの陽気な歌を陰気にアレンジしたものだとは知らなかった)ですかね。あ、宇宙猿人ゴリとハカイダーの歌は別格ね。あれはテーマソング並ということで。


4月28日(土)
 大型連休初日から高熱と頭痛と関節痛と喉痛に襲われる。
 ある意味黄金週間の黄金パターンだな。
 まあきょうは、元気なら仕事の予定ではあったのだけど。


4月26日(木)
 うちの会社が紹介した派遣社員が2日目にばっくれたために、どういうわけか私が責任を取って、次の派遣が決まるまでの間、代わりにお仕事をしなければならなくなった。どういうわけなんだ。

 ……いんがは めぐる いとぐるま、と、もうします。ごしゅじんさま。


4月24日(火)
 家にはなぜか「太宰治評伝」とか「太宰の一生」のたぐいの本がやたらに多い。そろそろ、太宰の小説の数を上回ったのではないか。
 というわけで「ピカレスク 太宰治伝」(猪瀬直樹・文春文庫)を読む。なぜ正直に「井伏鱒二伝」と書かなかったのか疑問だが、まあ理由はなんとなくわかる。売れ行きだな。
 とりあえず面白いと思ったのは、同じ作業をやっていながら、司馬遼太郎は「この嘘つき!」と罵倒され、井伏鱒二は「この本当こき!」と罵倒されているところだった。

 すっかり萌え系アニメになってしまったと評判のゲゲゲの鬼太郎ですが、ここはひとつ、原作者の水木御大が、何をトチ狂ったかアニメに迎合して萌え系キャラの漫画を描きだす、とかいう展開にはならないものでしょうか。「悪魔くん」ではアニメ化、ドラマ化のたびにそっち側のキャラにすり寄った風の漫画を描いていただけに、期待できないものでしょうか。そして御大がおもむろに「頼むよつげ君、カワイイ女の子が描けるアシは君しかいないんだよ」とか口説きにかかる凄いことにはならないものでしょうか。


4月22日(日)
 ことしはもう、今岡と岡田に引導を渡すためだけに浪費する一年になると思います。それだけでもういいと思っています。できることはたぶんそれだけです。


4月14日(土)
 レンタルで「ポポロクロイス」のアニメを借りて見る。宍戸留美がアニメオリジナルキャラのプンプン王女の声を当てているのは嬉しいのだが、でもこれって、ルナとキャラがかぶりまくってるよなあ。しかし、ナルシアがどーゆーわけで血のつながり皆無のサニア王妃くりそつになったのか、最大の謎だ。

日記にコメントつけたい人にお勧めのSNS、ミクシィ
・「コメントなんて別にほしくないよなあ」と書いた人の日記に数日後、大量の非難&嵐コメントが殺到していた。


4月4日(水)
 最近、電車の中で気になっている広告がある。
 みすず学苑という英語教室の広告である。
 まあたかが広告だ。たまには変なのもあるさ、と思ってみても、かなり変なのだ。
 なにしろ、俳優だか教職員だか知らないが、みんなで歴史上の人物のコスプレをしているのだ。
 まあたかが広告だ、授業風景をセキララに撮すだけが能ではあるまい、たまにはコスプレもいいさ、と思うかもしれない。
 しかしふつう、英語教室で歴史上の人物のコスプレをやるといったら、常人なら英語圏の人物を選ぶだろう。たとえばエリザベス女王、シェイクスピア、ジョン・レノン、ルイス・キャロル、ニコラ・テスラ、トーマス・F・マンテル、コナン・ドイル……まあそんなのが出てくるだろう。
 しかしここは常軌を逸している。だれひとりとして、間違いなく英語を喋ったことがないと断言できる。
 なにしろ、ヤマトタケル、楊貴妃、老子、孔子、荘子。
 どこからツッコんでいいものやら思案に暮れるほどである。
 ふつうヤマトタケルの横に派手な格好の女性が立っていたら、クシナダヒメか、百歩譲って卑弥呼だと思うではないか。なぜ楊貴妃なんだ。老荘孔ときて孟子がいないのはなぜなんだ。どうして唐突にヤマトタケルひとり日本人なんだ。
 「次にあげる事項に共通したものを述べよ」などという受験問題がよくあるが、この共通項は何なのだ。東洋人か。人類か。
 しかもその人物群像のど真ん中に、燦然とふんぞりかえっている男がいる。
 佐藤蛾次郎のような風貌で半裸の「縄文太郎」である。
 おまえは歴史上の人物ですらない。
 人名ですらない。
 あまりに気になったので調べてみたら、この学園、深見東州がオーナーであるらしい。
 「守護霊の神秘」だとか「コックリさんの秘密」だとか、そういうたぐいの本を書いている、あの深見東州である。
 「タヌキの霊が憑いた人は怠け者。リスの霊が憑いた人はナッツ好き」などというほのぼのとしたことを書いているかと思うと、一転して、「ユダヤ人はキリストを殺した霊障が子孫に祟ってヒトラーに虐殺された。因果応報である」などという、政治的民族的ににちょっと問題のありすぎる発言をやってのける、あの深見東州である。
 そう考えるとあの縄文太郎も、滑稽な風貌の裏になにか恐ろしいものが隠れているような気がして、おちおち通勤電車で眠ってはいられなくなるのである。


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