くだらな日記(2006年10月)


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10月29日(日)
 やわらか戦車のサイトって、久しぶりに見た。
 これとか、「泳げたいやきくん」とか、「だんご三兄弟」とか、そういうナンセンスなものに、「競争社会に対するアンチテーゼ」とか「サラリーマンの挫折感と疲労感の表れ」とか、「反戦思想」とか、寓意を勝手に押し付ける(よく新聞とかやるよね)ほどアホくさいことはないと思っていたのだが……あの、ひょっとしてひょっとすると、作者みずからその方向に走りだしてはいませんか?

濱中選手の心はひとつ
守備がしたい 守備がしたい
肩にきざむは 手術痕
なおらぬ この肩 キズモノだ
中継のフジモン までにも 投げられない (守備がためだ!たいきゃく!)
3日に1度 桧山にかわられる(あやかりたいよ兄貴!!)
濱中選手 濱中選手
多村のツイズイは ちょっと許す弱さ(肩の弱さでは負けてないもん!)
代打に まわされたら
それから 腐る


10月28日(土)
 化学室の惨劇。

水兵リーベ僕の船七曲がりシップスクラークか

 第一の被害者は、水兵服を着せられて水槽で溺死していた。なぜ被害者は赤いマントを着せられ、近視でもないのに眼鏡をかけていたのか、どうしてオモチャの警察手帳がポケットにあったのか、悩む等々力警部であった。

閣下スコッチ馬喰うマン笛子にどうせ会えんがゲルマン斡旋ブローカー

 第二の被害者は屋上から落下し、頭蓋がこなごなに砕けていた。森下「みの家」のマッチ、呼子、2006年サッカーワールドカップの入場券(偽物)がポケットから発見されたが、「涅槃で待つ」と書きなぐったメモとともに、やはりオモチャの警察手帳があるのはなぜか。等々力警部の疑問は深まる。

ルビーの指輪はストロングいじる子匂い持ってくルー六個でパラダイス銀のくどい鈴あって容器

 第三の被害者は口に大量のカレーを詰め込まれ、耳に銀の鈴を詰め込まれ、辛さとやかましさでショック死していた。この被害者もなぜ警察手帳を持っているのか、なぜ頬にマジックででかいホクロが描かれているのか。
「け、警部さん、残念です……」
「というと金田一さん、もう、この連続殺人のなぞが解けたのですか?」
「……遅すぎました。ぼくがハイスクールで、化学の単位をちゃんと取っていたら、ああ、鈴音さんはともかく、辻田くんと榎戸さんは殺されずにすんだのに」


10月26日(木)
 なぜ日本ハムが日本一になれたかというと、中日の落合監督が10年前、今は亡き大社オーナーの前で宣言した「日本ハムを日本一にする」という約束を、ようやく果たせたからだという説がこの界隈では有力です。って日本語おかしいですか。

 パチキの大木金太郎、死去。ご冥福をお祈りします。


10月24日(火)
 「もし世界が128人の天皇だったら」いや、解決編、マジで勉強になりました。つーか、「なぜここは15人なの?」と問いただされても、もはや答えることができない自分がここにいる。しかしこれ、プロレス板で発見したという経緯からも、私が酔って自分で貼ったという疑惑が発生。い、いえ、最近は酔ってないですってば。信じてくださいっ。


10月23日(月)
 どうもこの似顔絵、俺に見えてしかたがない。しばらく秋葉原とメイド喫茶には近寄らないようにしよう。
 それにしても、メイドさんっていっても、みんな絵がうまいわけじゃないのね……つーか、たぶん得意な絵で描くとワンパターンの美形しか描けないんでしょうな。


10月22日(日)
 2ちゃんねるの戦国時代板ってところを開いたら、いきなり「なぜ伊達信者は頭がおかしいのか?」ってスレがあって、何じゃこりゃと思いつつスレ一覧をスクロールしてみたら、見事なまでに伊達政宗スレばっかり何十個も並んでいて、さもありなん、と思った日曜の夜でした。それにしても日本ハムの応援席はセギノールのバナナとか小笠原のイルカとかが立ち並んでいて、とても北国の応援団とは思えません。


10月20日(金)
 門前仲町のラーメン屋「おはる」で五目そば(780円)を食う。
 店構えがすごい。外見は昭和20年代の雑貨屋(店頭で桜色のチリガミとお徳用マッチとハエ取り紙と亀の子タワシを売っているような店をイメージしてください)。コカコーラの看板と狭い入り口。中には5人くらい座れるカウンターとテーブル。外のトタン屋根の下にもテーブル席がある。給水機と洗い場は外にあって、客はコップに水を入れて入店し、食ったらコップと丼を持って出店するしきたりになっている。なんつーか、平成の日本というより、タイのチャオプラヤ川ぞいにありそうな店。タイなら水道水じゃなく、川の水で丼をすすぐだろうけどな。
 五目といいながら、普通のラーメン屋なら「全のせ」と称しそうな、チャーシュー2枚、煮卵、シナチク、海老、卵焼き、野菜が勢ぞろい。具がたっぷりすぎて麺をほじくりだすのが大変。スープは塩味あっさりでうまかった。麺がくっついてたのが残念。


10月18日(水)
 戸田公園駅前のラーメン屋「茅根」でラーメン(600円)を食う。
 あの店はもう、ソーキそばにちょっと似た白っぽい真っすぐ太麺、鰹節の粉がスープに舞い踊るほどカツオだしが勝ったスープ、そんなラーメンが好きか嫌いか、それしかない。好きならばいうことはない。麺はちょうどいい具合に茹でられているし(店内でタイマーがやたらに鳴り響くほど、茹で時間には気を使っている)、スープの味付けも濃すぎず薄すぎずちょうどいい。……私はというと、そうだな、しばらくして味を忘れかけたころ、もういちど、こんどは看板商品らしい、つけ麺を食いに行こうかな。


10月16日(月)
 けさ「吾妻ひでお「失踪日記」ベストセラーでついにドラマ化、出演者は全員本物のホームレスとアルコホル依存症」って夢を見てびっくりして目が覚めた。今のドラマ界や映画界じゃマジやりかねん。


10月14日(土)
 ソフトバンクの暗黒時代は近い。間違いない。
 球団代表の談話を読んで、そう確信した。バースが去ってから15年くらいの間、阪神の球団社長やらオーナーやらが言い続けていたこととまったく同じことを、ソフトバンクの球団代表が、ついに言い出しやがった……。


10月13日(金)
 新日本プロレスの親会社であるユークスと、あのケツ毛バーガー事件をひきおこしたミクシィは、そろって順調に株価を下げているわけだが。
 今日、ふと見たら、私がいまシステム改造の仕事をしている会社(給料を払ってくれる会社じゃなく、得意先ね)、その持ち株会社、ともに、ユークスやミクシィよりも順調に、ありえないくらいの勢いで株価を下げている……。
 しかも持ち株親会社、禁断の錬金術と呼ばれ、これに手を出すとほぼ間違いなく会社がつぶれるとまで言われた、MSCBに手を出している……。
(MSCBってのは社債の一種で、一定額の借金を株式の形で売りつけるようなもの。それ自体悪いことではないが、これをやると、ふつう購入した金融会社が大量に株を売却し、ほぼ間違いなく株価が下がって一般株主が大損する。金融会社はいくら株価が下がろうが、下落に応じて入手する株数が増えるから損はしない。あの会社、アコギとかハゲタカとか言われていたが、MSCBにだけは手を出していない、株主を大事にしていると、これまでは言われていたのだが……)
 いま開発しているシステム、お金払ってもらえるのだろうか……。


10月12日(木)
 日本ハムサヨナラで劇的な25年ぶり優勝の陰で、ひっそりと片岡の引退試合。ああ、日本ハムはこういう選手を捨てて強いチームになっていったんだなあ、岡田監督はこういう選手を無駄に一軍に置いて優勝を捨てていったんだなあ、としみじみ。

 ちなみに今回の日本シリーズは「日本一キモいマスコットキャラクター」を決める闘いでもあります。

 小泉内閣メールマガジンをそのまま放置してたら、いつの間にか安倍内閣メールマガジンが来ていた。そんなとこまで前内閣を踏襲するか。ううむ、新鮮味がないのう。


10月11日(水)
 このサイトの「メカマミークエスト」を見て以来、真琴という女子プロレスラーが気になって仕方がない。残念ながら今週末のメカマミー戦のチケットは完売らしい。こういうの見ると、プロレスは落ち目とか言われながらもけっこうがんばってるよな、と思う。新日本以外は。


10月4日(水)
 世間にはプレゼンテーションというものをやる人が多いようで、またいろんな手法もあるようで。
 高橋メソッド、というかなり普及した手法があるようです。主眼は図や絵やグラフなどは使わず、シンプルに文字で勝負することと、その文字をでかくして簡潔に要点だけを述べること。
 その高橋メソッドプレゼンを簡単に製作できる、高橋メソッド風GIFアニメジェネレータというものがあったので、大西科学「ジョン平とぼくと」をプレゼンしてみました。

 このほかにももんたメソッドとかkawasakiメソッドとか綾瀬メソッドとかデムパメソッドとか、いろんなプレゼン手法があるようなので、そのうち試作してみたいです。はい。


10月3日(火)
 大西科学「ジョン平とぼくと」(GA文庫)を買う。最初は本棚の片隅を探して、ないないと叫んでいたのだが、よく見ると本屋の平棚というのだろうか、新刊書の売れ線を並べるところに、さらに縦置きでなく横に平積みされていた。売れっ子じゃん。
 考えてみればこういう文庫を買うのは、20年前の新井素子「いつか猫になる日まで」以来だなあ。猫の次は犬か。


10月1日(日)
「臨・兵・闘・者・皆・陣・裂・在・前」
「なんだなんだ」
「くノ一の文体練習らしい」


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