くだらな日記(2006年5月)


最新日記へ


5月31日(水)
 もうなんちゅうのか、莫迦セットアッパーと、阿呆監督のコラボレーションで、ええ試合見せていただきましたわ。それにしてもあのひょっとこモドキ奇監督、どんなに投手がボロボロになっても、マウンドまで歩いたら靴底が減るとでも思っているんでしょうか。
「おととしは吉野、去年は桟原、そして今年は、久保田を潰したわ」(ロバート・ヤング:ぼんくら監督より)

 政府だけに名をなさしめることはありますまい。われわれ雑文家が地球環境のためにできることを考えてみました。
 チーム大西科学:子ノロ(子どもノロケ)6%削減(無理です)
 チーム歳果て:単位6%削減(卒業できません)
 チームむーちょ:ぐーぱんちの拳の角度6%削減(被害者に優しい)
 チームかすみ荘:ぽちぞうの体重6%削減(母親に優しい)
 チームトラコン:嘘6%削減(読者に優しい)
 チームちょびさい:「じょね」使用頻度6%削減(でなかったら勝手に使ったりして)
 チーム雨谷の庵:体脂肪6%削減(即身成仏します)
 チーム某:アルコール6%削減(できないようです)


5月30日(火)
 なんかクールビズという言葉をよく聞くのですが。妖精ルビスと関係があるのでしょうか。
 検索してみたらなんか偉そうなサラリーマンファッションサイトが先頭になって、頭悪そうなデザイナーが「ボタンダウンは公式の席では着てはならない」「上着を着ないならネクタイ着用、ネクタイしないならジャケットを着なければならない」とか阿呆なことをほざいてやがったのですが。
 違うだろ。クールビズの主旨ってのは、なんとしても化石燃料消費を抑えたい、そのためになんとしても冷房を抑制せねば、っていう、いわばなりふりかまわぬところからの発想だろ。そんなところで欧米発のマナーをふりかざしてどうすんねん阿呆が。見た目がダサくても礼儀的に非礼でも、でもやるんだってのがマイナス6%だろ。ダサいほどいいんだよ。みっともないほどいいんだよ。無礼なくらいでいいんだよ。そのへんをわかってないからなあファッション阿呆って種族は。
 まあなにも考えずボタンダウンを買いあさる阿呆にも問題はあるけどさ。
 ついでに、「いっそのこと日本風土にあった和服から発想した方がいいのでは」という意見をちらほら見かけましたが、いわゆる和服、着流しとか浴衣とかああいうのは、まともに仕事しない有閑階級の衣服なので参考にならんです。参考にするなら、江戸時代の農民や職人の衣服を参照すべし。推奨は必殺仕事人のヒデの恰好ですね。作務衣もどきの筒袖。女性はもんぺですな。日本女性にはもんぺしかありますまい。他になにを着せても似合わないし。

 でも去年の夏のプライドに来訪した小池の女郎にはまいった。プライド会場でマイナス6%すんなよ。観客はもともとほとんどTシャツだぞ。選手は裸だぞ。そこで設定温度を2度上げたらどうなる。選手はみんな汗でぬるぬるすべって技がかからなかったし、観客はみんな汗だく。たのむから次は落選してくれ。

 トリビア。日本プロ野球でノーヒットノーランを達成した翌日に二軍落ちしたのは、今年のガトームソンが初めてらしい。


5月28日(日)
「えぇっ、うそぉーーっ!!」
 あたし思わず大声出しちゃったの。
 だって、あの池袋の誇る日本の中国、知音食品で二鍋酒が売ってないだなんて。
 それもパイカルや紹興酒なんかの他の酒すらほとんど置いてないなんて、ゼッタイ信じられない!
 大ショック!!!

 携帯電話を新しいのにしたのだが、それがたまたまソニー製品だった。
 で、たまたまデジカメを忘れて旅行に行き、携帯デジカメでとった写真をパソコンに転送したくなったわけだが。
 なにしろソニー製品なもので、ソニー特有のたわけたフォーマットのメモリーカードなわけだ。そんなわけで、カードリーダがないと普通のまっとうなパソコンでは読めないわけだ。
 で、ちょっと調べたが、この携帯は音楽機能も備えているので、ソニーが独自に勝手に備えたプロテクト機能を備えたカードリーダなら、音楽CDのデータを携帯に転送して、iPod代わりに使うこともできそうなのだ。
 もっともそのプロテクト機能を備えたカードリーダは、ソニー製品しかなくて、まあ普通の倍以上の値段なわけだ。
 でも三千五百円くらいだったし、まあいいかな、と思って買ったわけだ。
 写真画像の転送はなんとか成功した。
 しかし、音楽CDの転送ときたら。
 まずCDデータをパソコンに転送する際に「このCDデータは転送できません」とかいうたわけたメッセージが出てきやがる。何回やっても、別なCDにしてもダメだ。
 しょうがないからパソコンに既に存在していた「阪神タイガース酒飲み音頭」を転送してみた。
 携帯で再生しようとしたが、表示だけされるものの、「再生できるデータがありません」とか、たわけたことを抜かしやがる。ありませんって、そこに表示しとるやんけ。

 昔から私がソニーに対して抱いているイメージは、「共産主義国のお役所みたい」というものだ。
 宣伝では地上の楽園とか、なんでも実現できるとか、平等が実現したとか、夢がかなう会社とか、ものすごいバラ色のイメージをふりまいているのだが、いざ実際に入国してみたら。
「それはフォーマットが違うので再生できません」「それはアフターケアの対象ではありません」「その機能は、わが国の製品を使っていただかないと利用できません」「わが国の純正品でないと対応いたしかねます」「それについては何も申しあげることはできません」「それについてはお客様のほうに問題があると思われます」「ぜんぶをわが国で揃えていただかないと、忠誠心に問題があるとみなされて排除対象となります」「出身成分が悪いので出世できません」
 北朝鮮みたいなもんだ。

 まあソニーに入社試験で落とされた私怨も、そこにはあるわけやけどな。
 帰国船に乗り遅れた在日朝鮮人みたいなもんかな。


5月22日(月)
 美作からコゴミを送ってきたので、油揚げと煮浸しにしてみました。ちっとアクがあるかな。
 一緒にノビルも送ってきたので、木の芽を切り合えた味噌をつけて食ってみました。ついでに同じ味噌でモロキュウも作りました。そんな休閑日。

 弁護士のくずってのもよくわかりませんが、山之内弁護士や青山弁護士みたいなのでしょうか。山之内氏は有能だが弁護対象が間違ってるっていうベクトルで、青山氏はたぶんぬらりひょんが弁護士のふりをしている、って大きな違いがありますが、どっちにしろわざわざ見たいとは思えませんな。

 なんだこのお姉さんは。


5月21日(日)
 阪神の打撃陣が衰えてるってのはまあその通りだが、どうも今岡とか桧山とかを起用して、その足をさらに引っ張る監督がいるようだ。あえて名前は書かないが、岡田という言葉ではじまる監督が。
 ええと、ちゃんと書いた人に書けよとヨッパライが理不尽に強要するギャグのつもりでした。と書くのも哀しいか。やはりFF12買うべきだったかなあ。5千円割ってたし。
 きのう居酒屋に行ったら、前から険悪だった夫婦の空気が炸裂して、ついに大喧嘩へと発展していた。酒呑めねえ。私はどうすればよいのでしょう。男と女のいざこざに口を出すのはアホだということだけは知っているのですがね。


5月18日(木)
 「民団と総連、歴史的和解」という記事が近ごろ気になるのですが、あれって本当のところどうなるのでしょうか。もう総連は金正日の誕生日にお祝いを贈ったりしないのでしょうか。韓国人拉致疑惑を解明しろとかいうデモを民団の人がやっても、もう暴力的分子をさしむけたりしないのでしょうか。パチンコ屋を税務署が調査しようとしても、もう暴力的分子をさしむけたりしないのでしょうか。それとも昔のプロレスで言えば民団が国際プロレス、総連が新日本プロレスで、たんに民団が泡のように溶けてしまっただけなのでしょうか。そのへんのことを教えてもらおうと思っても、なにせ私が取ってるのは朝日新聞ですから、いつものように生ぬるい連中の生ぬるいコメントしか載ってません。いやサンケイや読売も逆方向にダメなコメントばっかりじゃないかと思うのですが。ネットの匿名性がどうのブログの信頼性がこうのと言う前に、新聞屋どもはてめぇの記事の信頼性をなんとかするべきだと思うのです。

 ろずまりんさんや半茶さんに便乗して申しあげるのですが、文科系女子って、ひょっとするとヌルいブンガク系女子のことでしょうか。たとえば筒井康隆の「大いなる助走」で、もてあそばれて捨てられた哀れな女子高生のような。たとえばifさんのような。いや、これはたとえかたが悪かった。たとえばたとえばたとえばたとえば。どうすれば罪。

 しかし「こんなネタわかる人少ないだろうしなあ」で諦めるのは哀しすぎます。私なんか、たぶん全世界でわかる人千人単位というネタを平気で書いたこともある……はっ、だから今があるのか!


5月14日(日)
「おとといは桧山を見て、きのうも桧山、きょうはスペンサーに会ったわ」(ぼんくら監督:ロバート・ヤング)
 ああ、桧山2番のあとは1番スペンサー。岡田監督は、いったいどれだけの足枷を打線に課せば気がすむのか。
「20年、しかもその間ずっと、いつかわたしが阪神の監督になって、昔とまったく変わらないユニフォームで、あのころとまったく同じ采配をふるうことを、彼女は知っていたのだ」(同上:「ぼんくら監督」より)


5月13日(土)
 たてつづけにソビエト関連3連発。
 「ソ連知識人との対話」(西尾幹二:中公文庫)「ロシア人」(ヘドリック・スミス:時事通信社)「ソヴィエト」(タイムライフ:世界風土記2)。
 最初の本は、三つの点で驚きがあった。第一。あの妙な歴史教科書の西尾が、むかしはまっとうなことも書いていたんだ、という驚き(これはどうも私の誤解のようで、そのあと彼の監修した世界史の概説を立ち読みしたら、現代東洋史以外はわりとまともだった)。第二。招待されていて悪口を書くわけにもいかないし、かといってどうにもこれはおかしいよなあ、という、奥歯にものがはさまったような語り口が、司馬遼太郎の「長安から北京へ」という中国旅行記とまったく同じだった。第三。彼の旅行を案内したソ連作家同盟のエレーナ・レジーナさんというのは、その数年前に星新一・北杜夫・大庭みな子を案内した人と同一人物だった。さらにこの数年後の秦恒平も、その人が案内したらしい。ひょっとしてソ連作家同盟が日本文芸家協会のメンバーの招待を始めた昭和33年から、たぶんソ連が終わった昭和末年まで、ことごとく日本作家は、みんなエレーナさんの世話になったのではないかしら。ぜひ回想録を書いてもらいたいものだ。たぶん酒場「ルパン」のマスターより面白い材料がそこにあると思う。
 「ロシア人」はアメリカの雑誌記者が数年間ソ連に滞在した見聞を書いたもので、さすがに深く分け入っていて面白い。市井のロシア人のワイロや行列や酒の話も楽しいが、とくにソルジェニーツィンとのインタビューのくだりが面白い。反体制派のくせに、ロシア皇帝よりもスターリンよりも専制的じゃないかソルちゃん。
 そういえばむかし読んだ岩波新書の「子供のモスクワ」という本も面白かったなあ。あれはモスクワ駐在の日本外交官夫人という、完全にひとつの視点しかなかったが。メキシコ領事の子供にオモチャを盗まれて「そんなもんメキシコにもあるじゃないの」と叱ったら、「オー、メヒーコ、ダレコー」(メキシコは遠いよ)と抗議されたという話が、なんかせつなかった。


5月10日(水)
 けさの新聞に手塚賞の記事が載っていたが、なんだって吾妻ひでおは、ライバルだったいしかわじゅんのコスプレなんかしてるんだ?


5月6日(土)
 決断力のある監督ならサード関本に固定しただろう。凡庸な監督でも、いくらなんでも濱中5番、今岡6番に打順の変更くらいはしたであろう。阪神の監督が「凡庸な監督」というカテゴリーにすら収まらない存在であることを、ほんとうに哀しく思う。

 「本屋のオヤジのおせっかい 中学生はこれを読め!」という記事がきょうの朝日新聞に載っていたが、読めといわれて素直に読むような中学生は、どうせ本の内容なんか忘れてしまうだろう。なにより本の選択が中途半端にイヤだ。
 そんなわけで「不良オヤヂのおせっかい 中学生はこれを読むな!」というバトンを考えてみた。ひとり10冊挙げるのが条件。いちおう入手しやすい文庫レベルで。
1.ドストエフスキー「悪霊」(スタヴローギンの告白を心して読むべし)
2.ウラジミール・ナボコフ「ロリータ」(いちおう古典ですから)
3.ジョン・ノーマン「ゴルの襲撃者」(やたらに酒が呑みたくなります。次作はまだかしら)
4.町田康「夫婦茶碗」(この人は舞台裏を明かしすぎないほうがいいと思うが)
5.ランディ・バース「バースの日記。」(この人をクビにしたアホンダラはどこの球団かとクビを吊りたくなります)
6.東海林さだお「ショージ君の青春記」(大学時代が身につまされます)
7.岩野泡鳴「毒薬を飲む女」(世間で通用するのと違うベクトルの元気が出ます)
8.団鬼六「真剣師 小池重明」(こういう人生もいいかなと思ったりします)
9.横溝正史「悪魔が来たりて笛を吹く」(生殖行為が怖くなります)
10.マーク・トゥェイン「自伝」(他人の悪口を言って一生を送りたくなります)
 次はオヤヂにはまだ間があるが、歳三さんとか。


最新日記へ