くだらな日記(2006年4月)


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4月29日(土)
 よく調教されたミンキーモモマニアは、「夢見るダイアモンド」を見て「これがまともな作画だったら、いまごろ不朽の名作と呼ばれていただろうなあ」と語るのが年中行事となっています。最近のアニメにない醍醐味です。つーか葦プロ特有かも。哀しいねこれまでのすべて。手に入れないものが光る。ウォールインザナイト夜のドアよ。なぜこの曲と「女神」だけはパセラでも入っていないのだ。女神なんか紅白で歌った歌だぞ。ぽいうさんと小助さんはすいません。たんに気持ちがささくれだってともだちすべてを振り捨てたい気分月間です。歳三さんや茶川さんやくらりさんは大事にしたいわたしといっしょのひとのような気がするので。たぶん気の迷いですが。


4月24日(月)
 歳三さんからまわってきたよくわからないバトン。真相は闇から闇へ。むかし共産党系で「真相」という雑誌があったことを知っていますか? ちなみに新日本プロレスの破産と岡田監督の解任のどちらが早いかしんしん興味。個人的には後者を希望。

★1.回す人5人を最初に書いておく。
 オシャレ魔女ラブ&ベリーにハマるのを今か今かと楽しみにしてます、くらりさん(ちなみにウチも字化けします)。
 意外にこっちのほうがラブ&ベリーにハマるかもしんない、フミさん。
 たぶん、「アフロだよー。はははは」と笑うだけでハマってくれなそうなくろさん。
 異国でゲーム環境がないため爪を噛むばかりのくたさん。
 最後の一人は、私が愛してやまない貴女。

(中略)

★12.回す人5人を指名すると同時に、その人の他者紹介を簡単にお願いします。
 天下一の酒豪くらりさん。
 天下一の天然フミさん。
 天下一のイモリラヴくろさん。
 天下一の不在女くたさん。
 天下一の愛を捧げる貴女。


4月23日(日)
 民主党の太田って広田さくらにそっくりだな。容貌も声も。ひょっとしてレスラー辞めて政界進出したか? そのうちコスプレで登院したり、代表質問の間じゅうなぜか倒立してたりするかも。


4月22日(土)
 いくつかの本。
 なぜか蕨駅から歩いて帰る羽目になったため、駅前の古本屋で、角川文庫の坂口安吾を3冊購入。「安吾捕物帖」「私の探偵小説」「安吾巷談」。やはり坂口安吾は小説よりエッセイの方が格段に面白いという自説を補強するに至った。
 つーか「安吾捕物帖」は、傑作だという前評判だったからわくわくして読み始めたのだが、失望した。横溝正史言うところの、「コネコネクチャクチャ推理小説」そのもの。
 ちなみに「コネコネクチャクチャ推理小説」とは、坂口安吾が「私の探偵小説」でアガサ・クリスティを褒め、その特質として「犯人でありうる多様な人物を組み合わせて、そのいずれもが疑惑を晴らし得ないような条件を設定するところに主として手腕を要する」と書いたところ、横溝正史が「探偵茶話」で反論したときの言葉。
 コネコネクチャクチャ推理小説とは、事件が起こり、容疑者いずれもが容疑を晴らし得ないような状況にあるところで、おもむろにメイ探偵が登場。コネコネクチャクチャと講釈したあげく、犯人はAでアルゾヨ、とご託宣をくれ、全員でハハアまことに見事なご明察、と土下座するところで終わりとなる。この種の小説の便利なところは、作者がアドルムを飲み過ぎたか、あるいはアムネジアにかかってそれまでの筋次第をいっさい忘却してしまい、犯人はBでアルゾヨ、いやCでアルゾヨとやっても小説が成立するというその便利さにある。
 「安吾捕物帖」は、まさにそういうコネコネクチャクチャ推理小説の見本みたいなもので、思わず笑ってしまった。

 「偽書百選」(垣芝折多:文芸春秋)は、要するに「トンデモ本の世界」を自家製造しようとした試み。「トンデモ本の世界」はいうまでもなく、世に出た各種のある意味凄い本をかき集めて紹介するものだが、こちらではそれを自分で書いてしまおうというわけ。しかしアレだ、やはり鮎でも養殖より天然ものがうまいように、そこらの作者風情が頭で考えたトンデモなんて、天然もののトンデモに比べるとてんでなっちゃいない。つまんない。
 この作者はもう死んだらしいので安心して悪口が言えるが、ギャグのセンスがまるでない。いたるところに、読んでいるほうが恥ずかしくなるような表現が頻出する。駄洒落が好きらしいが、それが優れてもいないしベタでもない、という実に恥ずかしい水準で固着している。悪いけど、まったく才能がない。ダメダメである。死んでよかったのかもしれない。生きていたらますます恥をさらしたろう。


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