くだらな日記(2006年3月)


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3月31日(金)
 甲子園の引き分け再試合は過酷すぎたな。関西の熊代外野手は心に、早実の斎藤投手は腕に、それぞれ致命傷を負い、以降野球を続けることができなくなったという……。
 しかし、高野連ってのはWBC首脳以下の頭脳しかない糞ジジイばっかりだ、朝日も毎日も子供の悲劇で大儲けしてる糞新聞だから改善策なんか考える気もない、ってことは、前から知っていたけれど、でも、あの、あの日程は……。

 姪をつれての水曜日、サンリオピューロランドはもっとも難行であった。
 その前日は母が姪をつれて上野動物園に行ったが、私は同行しなかった。
 そもそもサンリオなんてディズニーランドにくらべれば人気薄、斜陽テーマパークとあなどったのが致命傷。11時ごろ訪れるとすでにチケット販売に行列ができていた。弟から2枚のチケット引換券はもらっていたのだが、もう一枚が足りないばっかりに行列。しかも行列の間に姪が機嫌を損ねる。ふくれっつらをして微動だにしない。なにが不満なのか聞いても答えない。入場したくない。帰るのもイヤ。まさに風林火山だ。膨れること風の如し、答えないこと林の如し、ダダこねること火の如し、動かざること山の如し。
 なんとかなだめすかして入場したが、アトラクションはすべて満員だという。並ぼうとしても姪はふくれっつらで拒否する。こちらも忍耐力が切れて、もうどうでもいい気分になる。
 さすがにアレだよ、1週間のうち4日を東京の混雑テーマパークに費やすのは、やはり子供も大人も消耗するよ。子供は機嫌が悪くなりがちだし、大人は怒りっぽくなるし。やめたほうがいいよ。
 結局姪は、せっかくパスポートで入場したのにもかかわらず、それを使用したのはキティちゃんの家だけで、あとは「オシャレ魔女ラブ&ベリー」というゲームのテーマパークに入りびたりなのであった。しかしすごいねラブ&ベリー。一種の着せ替えゲームなのだが、その着せ替えをリアルに再現するコーナーがあって、娘にヒラヒラドレスのコスプレさせようとするお父さんお母さんが長蛇の列。娘たちはびっしりとカードのつまったアルバムを抱えてゲームマシンを右往左往。セガはずるいよ。


3月28日(火)
 スタニスワフ・レムが死去。なまんだぶ。
 司馬遼太郎が死んだときみたいに、「宇宙創世記ロボットの旅」や「ロボット物語」や「泰平ヨンの未来学会議」を復刊してくれないかなあ。できればハヤカワ文庫で。国書刊行会は高い。


3月26日(日)
 まあ雨が降らなかっただけでもよしとしよう。
 めんどくさいのではとバスでディズニーランドツアー。たしか以前に行ったのは、何年前だったか、マイケルジャクソンのなんたらいうイベントが開始直後のころだったと思う。午前9時に東京駅出発、9時半には入場。さっさとプーさんのハニーハントのファストパスとかいう、予約券みたいなものの行列に並ぶ。30分くらいで発券したのだがすでに予約時刻は5時半以降。その間に母と姪はハニー味のポップコーンの行列に50分ほど並ぶ。
 ミッキーに会いたいというのでミッキーマウスの家に1時間半行列。まあ、あんまり詰め込まないのはディズニーランドのサービスの良さだね。上野動物園のパンダ見学みたいに追い立てられたりしないし。
 あとはメシを食うために行列したり土産物屋のレジで行列したり。パレードの最中は他のイベントやトイレや店がすいてることを発見し、合い言葉は「とにかくトイレはパレードが終わる前に」。
 けっきょくプーさんのチケットは、入れ違いに入場してきた子供連れ夫婦に押しつけて帰ってしまった。夫の方は「これって無料ですか?」などとうさんくさげに聞いていたが、そういう転売商人がけっこう存在するのか、それとも私の人物風体がいかにもダフ屋みたいに見えたのか。
 まあいいや、姪はおみやげと風船買って走り回れば満足したらしいし。さて次はサンリオピューロランドだ。ちなみに今日の今日までサンリオビューロランドだと思っていたことは姪には秘密。

 あ、いえ、私のは単なる意見というか感想です。それも本来ならチラシの裏に書くべきもの。チラシの裏に書くべきことをこの駄サイトに書くというのが私のモットーです。えっへん。


3月25日(土)
 姪が母(姪の祖母ね。母親は鳥取であと二人を教育中)を連れて鳥取から上京してきたので、きょうは弟を酷使して車を運転させ、八景島シーパラダイスへ。シロイルカのショーとかさりげなく野外にいるガーやアロワナがかっこよかったのですが、疲れた。子供は電池が切れたら勝手に寝て勝手に食って充電してまたフルパワーで復活するから怖い。明日は東京ディズニーランドだ。混雑が怖い……。

 むろんあのルールを作ったのは日本ではないのですから日本の優勝に文句をつけるのがおかしい。あのルールを承知の上で参加したのですから韓国も文句を言う資格はない。アンドレやマードックがホーガン載冠後に「あの組み合わせはおかしい」などとめめしいことを言いましたか。言っていません。言うなら試合前に言うべきです。大木金太郎が韓国で極東ヘビー級選手権トーナメントをやったとき文句をつけた張永哲のように。ただし「あのルール、あの組み合わせで優勝してもなあ」と私は思い続けます。これは野球ファンとして勝手な思いこみを持ちつづける権利です。


3月23日(木)
 1%かどうか知りませんが、私は「日本が世界一なんて言えねえよなあ」と思う日本人の一人です。だって韓国には1勝2敗だし、アメリカには勝ってないし、ベネズエラやドミニカやプエルトリコにはとても勝てると言い切る自信はないし。
 今回のWBCは猪木がやった第一回IWGPに似てますね。派手に世界構想をブチあげ、で、勝てそうもないボックは敬遠、アンドレやマードックなどの強豪は潰しあわせ、しめしめ決勝進出だぜと思ったらアクシデントで場外失神舌出し。これが猪木ことアメリカです。で、タナボタの優勝で戸惑うのがホーガンこと日本。「え、優勝?ベルト?オレなんかがもらってもいいの?」とばかりにリング上を右往左往していたホーガンを評して、立川談志は「『花筏』の提灯屋だね」。至言です。


3月17日(金)
 実はWBCでいちばん有名になったのは、韓国のスンヨプでもキューバのグリエルでもアメリカのクレメンスでもなく、むろん日本のフジカワでもなく、審判のボブ・デビッドソンさんではないかと思うのであった。ひょっとしてこれはWBCではなく、WWEなのではないかというくらいのビンスマクマホンレフェリーっぷりでした。ここまで話題を呼んだら、そのうちタイムの表紙くらい飾るかもね。たぶんアメリカ以外の国ではダーツの的になるだろうが。


3月13日(月)
 久保田がやらかすのをずっと心配していたら、意表をついて藤川がやらかしたそうな。どっとはらい。

 歳三さんからまわってきたギユウバトン。ロマサガいただきました。シスプリいただきました。人の情けが身に沁みる季節です。そのロマサガをいただいたのでやってみたギユウバトン。
Q1ギユウされるのは好き?
 やむなしとは思いますが、やはり正規軍で雌雄を決したいですね。
Q2前からギユウと後ろからギユウどっちが好き?
 やはりギユウ軍は意表をついて背後からというのが王道でありましょう。
Q3あなたの手のまわし方は?
 陸軍を味方につけます。あとあと何か言われないためです。大義名分を通して正論のもとに相手を完膚なきまでにギユウと言わせるのです。
Q4顔はどっちの肩に置きますか?
 顔はあくまで天皇に向いています。日本ギユウ軍の基本です。
Q5ギュウされて思うことは?
 俺はやっぱり資本家の手先だったんだな、と反省して死ぬ兵士がこれまでに存在したのだろうか。
Q6好きな人にギユウされた時言われたい言葉は?
 造反有理。
Q7今までギユウされて良かった・嫌だったシチュエーションは?
 上海で温泉につかってたら軍閥の息子に監禁されて殺されそうになった。
Q8理想のギユウは?
 人民の支持最大、武器弾薬最大、アメリカ寝ている。
Q9マイミクの中にギユウしたい人・されたい人はいますか?
 ひろきさんとかいう人には義勇軍を編成してレポートを代行してあげたいくらいに愛してる。
Q10あなたにとってギユウとは?
 まさに義、そのものです。
Q11次に【ギユウバトン】をまわす人は?
 楠正行、吉田松陰、高杉晋作。


3月11日(土)
 ここんとこ茶碗蒸しをやたらと食っている。
 いや、茶碗蒸しと呼ぶのは適切ではないかもしれない。蒸しているわけではないのだから。
 レシピはいたって簡単。簡易版。お吸い物の素をぬるま湯で溶き、そこに溶き卵をまぜて電子レンジで2〜3分加熱。見た目はひどい、茶碗蒸しにすが入っておまけに崩れたようなものができるが、それでもけっこう茶碗蒸しの味がする。なんといっても調理時間が5分以内、茶碗ひとつ使用という安易さがいい。


3月9日(木)
 WBC予選がアメリカで盛り上がっているのかどうか知らないが、まあこれって、日本にたとえてみれば、「相撲をワールドワイドにしよう!」というWSCなる大会が開催されたようなもんだよな。参加国は日本のほかに、チームモンゴル(朝青龍、白鵬、安馬、時天空)、チーム韓国(春日王、あと崔洪万など韓国相撲出身者)、チームロシア(露鵬、白露山、あとウェイトリフティング出身者)、チームブルガリア(琴欧州、あと地元の力持ち)、チームグルジア(黒海、あと地元のキャビア漁師)、チームエストニア(把瑠都、あと地元の難民)などが参加。日本人観客からみたら、大相撲を国別にバラして水増ししただけじゃんみたいな。しかも千代大海や魁皇や琴光喜や雅山が辞退し、日本代表は栃東以外前頭以下でチームを結成し、予選でモンゴルにころりと負けてしまいましたみたいな。
 それにしてもカナダは弱小南アフリカとのシーソーゲーム、優勝候補筆頭アメリカへの劇的勝利と、まさに名勝負製造機と呼ぶにふさわしい。新日本プロレスあたりが招聘すればいいんじゃないだろうか。
 あとキューバは哀しいくらい継投が後手後手だ。まるで暗黒阪神の中村監督の継投策を見るようだった。
 オープン戦ではあるが、久保田がさっそくやらかしてくれたようだ。マリナーズ戦に9回登板し1点差に迫られる3ランホームラン被弾(打者ペタジーニ)。本戦で同様にやらかし、国民的に罵られる日々をいまから期待してお待ち申しあげます。ちゅちゅ帽子あげます。


3月8日(水)
 阪神の林威助選手、守備がヘタだヘタだというのは、これまでも一部の阪神ファンには知られていましたが、やはり今年、オープン戦で主軸を打ち、さらにWBCアジア予選で地上波放映、全国数百万人の目の前で華麗な守備を見せつけたことによって、確固たる全国区の「守備で魅せられるプレイヤー」の名をほしいままにした感があります。きょうも岡田監督、ナニを思ったか林に、中学以来やったことのないファーストを守らせるという暴挙を敢行。ポロリ一回、後逸一回、普通なら自分でベースに入る打球でも投手を一塁に走らせ無理矢理トス(しかもあぶなっかしい)すること一回。野村監督が阪神監督就任時に広沢、大豊、クルーズにレフトを守らせてたのを思い出しました。でも林ひとりでじゅうぶんこの三人に対抗できます。
「でもな、林が一番ヘタだと思ったら大間違いだぜ」
「どこにいるんだよ、林よりヘタクソな選手って。まさか南アフリカの選手とか言うんじゃないだろうな」
「ちげーよ。れっきとした日本のプロ野球選手だ。しかも、林と同じ球団にいるという噂だぜ」
「ま、まさか、いくら阪神だからって、あれほどの選手をもう一人擁しているなんてことは……」
「ここだけの話だけどな、確かにいるんだよ。なんでも名前を桜井とか……おっと、つい口が滑っちまったようだな」
「し、信じられない……」

 このネタは司馬遼太郎ラーニングでやったほうがよかったかなと反省し、やり直してみる。

 どういうヘタクソでも、守らせれば守る。
 野球というのは元来そういうものであり、絶対ヘタクソというのはありえないとされている。数限りない反復練習により、いやでも打球の方向や伸びかた、落下点の予測ができるようになるはずだから、当然かもしれない。
 が、百年に一度くらいは、絶対に近いヘタクソが出る。打球に触れなければエラーとはならない野球界では記録性が明確でないが、あきらかに阪神タイガースの林選手がその希有の記録を作っている。
 (中略)どうも希有の記録ですねえ、としばらく前、この林選手を良く知る阪神ファンのR氏にいって、話題を煽り立てようとしたことがある。そうですね、とR氏はうなずいたが、冴えない。やがて、その林威助よりもっとヘタクソなのがいたんですがね、わけあって高校三年生のときは甲子園に出場していません、といった。
 名前ですか、桜井広大というのです、とR氏は桜井がいかにヘタクソだったかということを、老ファンにはめずらしく情熱的に語りはじめた。(後略)


3月5日(日)
 くらりさんからまわってきた歴史バトン。カラオケバトンなんてありましたっけ。そんなバトンあったら囓りつかずにはおれないような。

1)好きな〔歴史上の人物〕を教えてください(国内に限る)
 江藤新平。方向音痴だから。

2)好きな〔歴史上の人物〕を教えてください(海外)
 トロツキー。方向音痴だから。
 ふと思うのだがこの二人は、方向音痴以外にも共通点が多いような気がする。

3)好きな〔架空の人物〕を教えてください
 ガリバー。方向音痴のため数々の新島を発見した。

4)好きな〔今生きているor数年前まで生きていた人物〕を教えてください
 瑠架さん。雑文界に冠たる方向音痴。

5)自分を、〔1〜4の人物〕に例えると誰?
 全員。

6)お疲れ様でした 最後に回す3人指名お願いします。
 大村益次郎(地図も見ずに初対面の人の家を探し当てたらしい)、ナポレオン(道に迷ったことがないらしい)、吾妻ひでお(自殺しようと樹海にさまよいこんだがなぜか帰ってこれた)の「コンパス頭脳を持つ男」三人衆に。
 えっと、出口はこっちだっけ? いや、西口から入って東口から出たら、もう戻れないんだってば。


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