くだらな日記(2004年12月)


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12月31日(金)
 きのうは家に帰っておいてよかったと、昼ごろ目覚めて窓の外の雪を見ながらしみじみ思いました。夕方まで二日酔いで不調でしたが、知らないうちにころがっているカンチューハイとビールの缶はなんなのだろう、としみじみ思いました。東京12チャンネルのデブ番組に登場する高山、川田、天山、アジャを見て「これで格闘技番組やったらK1プライドより面白いのに」としみじみ思いました。戦闘竜は瀧本に勝ったらギャラ抜きと誰かに言われてたな、としみじみ思いました。豪快に負ける曙を見て、はじめて年末だなとしみじみ思いました。なぜ最近は深夜の民放でヴィスコンティ映画をやらないのか、つまんねー番組ばっかじゃん、としみじみ思いました。なんとなくイメージ的にヴィスコンティは大晦日の深夜で、鈴木清順は元旦の深夜です。

 そういえば昨日の飲み会で、今年はアニメの実写版ブームだったという話になった。「セーラームーン」「キューティハニー」「新造人間キャシャーン」「デビルマン」「花より男子」ええとそんなもんだったかな。製作が多かっただけで興行収入はたいしたことないのかもしれないが。
 で、次に実写版が製作されるアニメといえば、やはりここは「ヤッターマン」しかないでしょう。キャスティングも考えている。ドロンジョは北斗晶。トンズラは藤田和之。ボヤッキーは武蔵(つけヒゲ着用)。しかし、この三悪に対抗できる主人公陣営が想像できないので困った。NHK大河ドラマみたいにジャニーズ系タレントなんか起用したら見るからに弱そうだし。近藤も土方も人が斬れそうな構えじゃなかったもんな。いっそ香港からチャウ・シンチーでも招聘するか。そういえば新作はカンフー映画だそうですが、カンフー映画のノリで料理やサッカーを演ずるというのが売りの人がカンフー映画を撮ったら面白いのか面白くないのか、かなり意地悪な期待をこめて楽しみにしています。


12月30日(木)
 チェ・ゲバラの「チェ」は「きみ、おまえ」という意味で、ゲバラが会話の中でやたらに「チェ」を連発するのでついたニックネームだという。ニュアンスを活かして和訳するとしたら、やはり、「おたくゲバラ」になるのだろうか。

 「重戦車」のニックネームで親しまれた元阪神選手のダグラス・オルト氏が拳銃自殺。ご冥福をお祈りします。3割打っても解雇という、「バース以前のバース症候群犠牲者(「バースみたいに打たない」「バースのような長打がない」という理由でそこそこの成績の外人選手を簡単に解雇する阪神馬鹿首脳陣の持病。今年も岡田監督が「バースみたいにチャンスで打たない」とほざいてアリアスを解雇し、アリアスより本塁打も勝利打点も少ないシーツを獲得した)」でした。


12月28日(火)
 仕事が終わって居酒屋に行ったら満員だった。きょうが仕事納めであることも知らない人間があんなとこに行って迷惑かけちゃいけないな。道理できょうは早めに仕事場から追放されたと思ったよ。とりあえずちょっとだけ呑ませてもらって、デパ地下で肉でも買おうかと徘徊したら、どこも正月向けのバカ高い肉ばっかでどうにもならんかった。オレは豚の肺臓とか心臓とか冷凍マトンとかニューギニアのコウモリとか安いのが欲しいんだよ。でも徘徊しているうちに京王で古本市をみつけて大森実の「人物世界史:カストロ」を購入。これで人物世界史シリーズはネールを残すだけとなった。ガンジーの理想と挫折、ネールの理想と挫折のあとに登場したインディラ・ガンジーというネールのバカ娘が利権マシーンに堕落させた国民会議派、このへんのところがわかればインドの政治が理解できるのではないかと思っているのだ。

 「ギター侍」という言葉にしばらく感じていた違和感、というか逆の違和感のなさはなにかとつらつら考えてみて、ようやく思い当たることに気づいたのだ。「ギター侍」は、仮面ライダーストロンガーの登場人物に似ている。
「岩石参謀」
「ドクロ少佐」
「アラワシ師団長」
「マシン大元帥」
「ヨロイ騎士」
「ギター侍」
 ほら、違和感がない。
「城茂、あんたデルザー軍団を壊滅させたいって……言うじゃない? タックルの仇を取りたいって……言うじゃない? でも私があんたを倒してデルザーのボスになりますから……って、負けちゃった。残念! ジェネラルシャドウ斬り! 岩石大首領、天誅!」
 まったく違和感がない。
 しかし、だいたい侍なら、「残念」ではなくて「無念」と言うべきじゃないのか?

 阿倍なつみの盗作に関する擁護意見でいちばん呆然としたのは、「文学的にたいした価値があるとも思えない詩だから、盗んでもたいした罪じゃないでしょ?」というものだった。おいおい、それって、たいした価値のない詩を「すてきだな」と思ってしまったなっちの感性を全面的に否定しているぞ。


12月26日(日)
 ケーブルテレビで仮面ライダーストロンガーをえんえん見ていました。おかげで座頭市も漫才も見る気が失せてしまった。子供のころはストロンガーって、怪人のデザインも造型も悪いしタックルとかいう女がやたら出しゃばるしやたら前のライダーがゲスト出演して子供だましっぽかったので馬鹿にしていました(ヤな子供だな)。いま見返すと、タックルは死ぬし悪の大幹部が派閥抗争したり陰謀を巡らしたりして、毎回ストーリーが違うし(仮面ライダーシリーズではこれはなかなかないものなのです)、なかなか楽しい。特に、タイタンとシャドウが喧嘩するあたりからデルザー軍団の前半、大幹部のキャラがそれぞれはっきりしていたあたりまでが面白い。子供のころはストロンガーとかデンジマンとかの悪の組織内紛を見て「なんでみんな協力して仮面ライダーとか倒さないんだろう。馬鹿じゃん」と思っていましたが、大人になると、反体制組織のほうが内部分裂が多いというのがわかってきました。それにしてもストロンガーの変身シーンはオナニーのようだ。
 東芝府中トップリーグ優勝おめでとうございます。ヤマハに前半苦戦するなどまだまだ王者の貫禄はないですが、もっと強くなって国内ではあのモールを止めるチームがないと言われるくらいになってください。そうすれば日本のレベルももうひとつ上がるでしょうから。


12月18日(土)
 いくらか話題になっていたので「新選組!」の最終回を見る。近藤と土方はわりと写真に忠実な顔だが、沖田と斉藤は……まあ、あの二人をリアルな顔にすると妙なファンからカミソリとか送られてくるしな。
 それにしても、勝海舟が由利徹みたいなズーズー弁だったり、新選組要人の処刑というのに薩長の警備兵が日本刀しか持ってなかったり、せっかく銃をもっているのにわざと斬られたがってるとしか思えない近距離で誰何したり、頭痛い場面が多い。やっぱ三谷はこういう中途半端なのより、最初からデタラメな設定の「竜馬におまかせ!」みたいなの作ってたほうがいいって。

 とはいいながら、こういう、いちおう時代考証に忠実と思われている歴史ドラマでの考証逸脱の許容範囲がどのへんにあるか、自分でもよく分からないので考えてみた。「竜馬におまかせ!」とか「必殺仕事人」とかはもう、何やったっていいよ。江戸時代の積極的生き方講座でも第一回飛脚選択会議でも何でもやっていいよ、というかどんどんやってくれた方が面白い。
 いちおう真面目な歴史ドラマとなると……既婚婦人は全員お歯黒をつけろ、とまでは言わない。江戸城で大名同士が「松平容保どの」「これはこれは山内容堂どの」などと呼びあうのも許そう。義経がサラブレッドにしか見えない馬で鵯越えしてもよかろう。ただ、たとえば伏見鳥羽の戦いで会津藩士が槍も持たずにいきなり刀を抜いて突撃かけたら怒る。会津藩主が女房子供といっしょに飯を食っていたら笑う。旗本がどいつもこいつも供を連れずひとりでほっつき歩いていたら嘆く。なんだろうな、いくさとか社会制度の根本のところがダメなのは許せない、というところなのかな。

 さて、こういう怒りっぽい長文を昼間っからダラダラ書くときの常として、朝から酒呑んでます。飲み過ぎて、昼間の社会人ラグビー見たところで寝てしまった。「あさりよしとおが描く性教育漫画がお母様にバカウケでベストセラー」という変な夢を見て目が覚めた。オレも読みたい。これから東芝府中とガイアの試合見なくちゃ。

 その前にMXテレビで「流星花園」という珍妙なドラマを見る。
 阪神で言えば藪とか井川だとかいう感じの南方アジア系タガログ系俳優ばかり集まって、南国の陽光のもと、まったくその容姿環境に似合わない学園少女漫画系ジメジメ話をくりひろげる。登場人物の名前もタガログのくせに道明寺とかつくしとかルイとか、ほのかに腐女子の香りがする。どうやら「花より男子」という少女漫画が原作らしいが、なんだってこんなことになってるんだ。アニメは作画を台湾やベトナムに外注するのが当たり前になっているが、ついに実写も外注するようになったのか?


12月17日(金)
 「タキトゥス年代記」(岩波文庫)を読み返す。はじめて気がついたのだが、この本、なぜか一番おもしろそうな時代に限って欠損しているのだ。ティベリウス晩年の錯乱と側近セイヤヌスの失脚、カリグラの暴虐と暗殺、ネロの暴政と反逆と死。いちばん読みたいところが欠けているのだ。これは本当に偶然なのだろうか。それとも「真田太平記」が幸村の大阪陣での活躍を書かず、「英雄色を好む」が伊藤博文の明治時代のご乱行を書かなかったように、読者をわざとじらしているのだろうか。「このあとが読みたい!」と読者の購買欲をあおりたてる作戦であろうか。もし「年代記」の欠損部分がいま再発見されたとしたら、ものすごい評判になるだろうな。だれか贋作してくれないかな。塩野七生さんあたりどうだろう。あれだけローマ人のことを書いてるんだから、ラテン語くらいできるんじゃないだろうか。

 阪神にスペンサー選手が入団とか。かなりヤンチャな選手のようだ。ピザ屋の店員と喧嘩して罰金、ガラスで足を切って故障、酒気帯び運転で逮捕……なんか聞いたことがあるような。桜井、上坂、高橋らのいい先輩になってくれそうだ。野球ではせめて桧山のケツ叩き要員になれればいいが。でも本当に叩くなよ。ヤツならやりそうだ。
 そして中日に入団したウッズが秋に手術していたことが発覚。中日が阪神とのマネーゲームで勝つと、ろくなことにならないというジンクスが生まれそうだ。ミラーといい、ウッズといい……。

(最近勝てませんねと記者に聞かれて)阪神・岡田監督「ビッグイニングとかあればええんやけど……」
(会場使用料払ってませんねと記者に聞かれて)全女・松永会長「スター選手が現れれば収益も上がるので、もう少し待ってもらえれば」
 なんかおなじにおいがする。


12月13日(月)
 「英雄色を好む 小説伊藤博文」(南條範夫:文春文庫)を読む。明治になってからの活躍(仮面舞踏会陵辱事件とか、憲法と女とどっちが大事なの事件とか)を楽しみにしていたら幕末で終わってしまったのでなんか拍子抜け。大阪の陣がぜんぜんない「真田太平記」と似た読後感。伊藤博文が暗殺されたとき、シルエットが「女」という文字になっている漫画を掲載した新聞があったが、今はもうああいう勇敢なマスコミはどこにもない。地震報道や人質斬殺報道に見るように、予定調和のお涙頂戴画像を垂れ流す愚民報道のみ。


12月12日(日)
 日曜夕方からテレビ東京で日本ハムファイターズのアニメを放映しているが、これがなんだか凄い。選手の顔は小笠原とかヒルマンとか新庄とか、わりとリアルに似せているのだが、身体が5等身。つまりアレだ、野球4コマの人物だ。それがギャグをやるなら普通だが、どうやら真面目にシリアスに野球したり特訓したりしている。つまり野球4コマの人物が熱血野球アニメを演じているのだ。どうやら魔球とかも出るらしい。実松も出るらしい。すごく違和感があって変だ。ケロロとかボーボボとかは狙いが読めるが、これは読めない。なんかふしぎな魅力を感じる。そのうち化けるかもしれない。


12月11日(土)
 ドルマゲスが倒せなくてバトルロードもBクラスを制覇できなくてメダル王女も金塊をくれなくて話が進まないので、はらいせに裸一貫武闘旅をはじめてしまいました。素面素籠手、じゃない、身につけるものはなにもなく武闘の技のみをみがく旅(余ったポイントは勇気や仁義にふりわける。またゼシカのみ普段着やバニーセットなどの萌える衣装は可)。やっと南の大陸まで渡りましたがまだあばれんボーイが倒せません。ゼシカは全裸にしてもやっぱりあのビジュアルか。がっかり。


12月10日(金)
 8日のニュースに関して、巨人はだいぶ前に制裁金をうけていると指摘されました。なるほど。それにしても「500万円、または同額の野球用具」というのが気になる。まさかこないだの新潟地震のように末端価格二百万円相当のジャイアンツタオル、ジャイアンツトレーナー(ドンキホーテ買取価格十五万円相当)なんてのを寄付したんじゃないだろうな。


12月9日(木)
 参加者でなくても意図は尊重すべきと思い直し、「一人殺伐雑文祭」は削除しました。そんなことしてる暇があったら風邪を治せ。


12月8日(水)
 河原DQ8レベル50へ
 私はまだレベル32です。バザーがいつ終わるかと不安で、とりあえず鏡を取る前に金集めにかまけてました。しかしレベルでは負けても、ゼシカのおいろけでは負けてないと断言したい。このほどピンクタイフーンを修得しましたぞ。
 それにしても、この記事に刺激を受けて阪神の井川投手が部屋籠もりするんじゃないかと気が気でならない。

 一場問題で阪神・横浜に制裁金
 きょ、巨人は??????

 その一場は
 犬にも劣るとはこういうのを言うんだろうな。


12月6日(月)
 とりあえず私の知る限り第二次大戦関連の軍事知識がもっとも豊富と思われる、ハラ君とkemekoさんをいつかどこかで噛み合わせてみたいと思っている。カプセルホテルもなんだし、そのうちメイドカフェにでもセッティングするか。ミリタリー週間とかロンメルナイトとか銃後の妹ウィークとか上官お姉さまデイとかもんぺカフェとか、そのうちないかな。私は黙って見ています。私の軍事知識は、ゲベール銃とミニエー銃の違いあたりで止まっていますので。

 しかしなんで、小助さんはこういうキチガイじみた言語を綴れるのだ(ほめ言葉)。前の「拘束にょろにょろ」もそうだったが。


12月5日(日)
 先日ここで、くろさんに言っていいのか悪いのかわからないようなことを書いてしまったので、即座に覿面に天罰が当たりました。酔っぱらって眼鏡をどこかになくしてしまうわ、どういうわけか朝起きたら両膝をすりむいているわ(一緒に泊まったハラ君も同じカプセルホテルで膝をすりむいたそうです。どうやら歌舞伎町のカプセルホテルには膝をすりむかせる何かがあるらしい)、どういうわけか上半身裸体でタオルを腹にのせて寝ているわ、カーテンも下ろさず寝ていたのでまるでウホッな人のようだわ(ひょっとすると深夜知らないうちに眼鏡マニアにウホッなことをされたので眼鏡をとられて膝をすりむいたのかもしれない)、帰ろうとしたら埼京線が事故で止まっているわ、乗り継ごうにも標識が読めないわ、時間を潰そうにも本が読めないわ、いやもうさんざんです。これからはタタリ神くろ様として神棚にあげてお祈りします。うちには神棚がないのでノムさん人形の横でおがんでいいですか。ご神体はorzということで。


12月4日(土)
 「ザ・タイガース 世界はボクらを待っている」を見る。ビートルズの「Help!四人はアイドル」に影響されて作られたと思われるが、脚本演出演技すべて比べるのが気の毒なくらいの出来。しかし、制作者が意図してかどうだかわからないのだが、「安アパートに住んでオニギリ頬張りながら白馬の騎士を演ずる可笑しみと哀しみ」みたいなものが表現されている気がした。天本英世も出ているしね。それにしても天本先生の「あいつらのキチガイじみた演奏の音波で、この宇宙船の操縦が狂った」という台詞はファン映画の規を越えている。これを見てあらためて思ったのだが、くろさんって昭和四十年代の美女だな。

 バニーのゼシカたんもアレなんだが、その姿で死んだりするとこれがなんとも……。


12月3日(金)
下条が自サイトで盗作
 現「鉄血くだらな帝國」の下条(41)が自分のサイトに書いた小説の中に数点の盗作があったことを発表した。
 盗作があったのは、ドラゴンクエスト8のネタバレ「勇者の詩」などの作品。誰の作品から盗用したかは明らかにしていないが、司馬遼太郎の一部とみられ、関係者には謝罪せず、出版社にはもとから話がなかったという。
 下条は「昔から『すてきだな』と思ったフレーズを書き留めていて、小説を書くときに参考に書いたりして、偶然、司馬さんのフレーズに勝手に手を加えて発表してしまった」とコメントしている。

 バニースーツ+うさみみバンド+あみタイツ=わぉ!


12月2日(木)
 ついに阪神の秀太が監督批判、トレード志願。まあ、あの起用法じゃ文句言うのも当然だな。阪神で岡田の起用法を批判してもかまわない選手としては、

干され系1:去年活躍したのに意味もなく使われなかった
 中村豊、早川、石毛、伊予野、野口、沖原
干され系2:今年結果を残したのに使われなかった
 秀太、牧野
酷使系:怪我してるのに潰れるまで使われた
 リガン、久保田
ムチャクチャ系:打撃が売り物なのに守備固めに使われた、リリーフエースやなのに敗戦処理に使われた、ワンポイントなのに潰れるまで投げさせた、など
 葛城、ウィリアムス、吉野
中傷系:いわれのない中傷(アイツのせいで負けた、など)をうけた
 アリアス、井川、安藤、福原、藤本、関本、桧山、赤星

 くらいかな。上坂は自業自得。

 ああ皮のムチを手放すんじゃなかったと猛烈に後悔している。
 ゼシカのおいろけがレベルストップされてしまった。つまらんのう。
 先日のキャストに追加。
 ゼシカ:原仁美(どくがのナイフ装備)
 ククール:棚橋弘至
 「ならびかえ」でゼシカを常に表示できることにいままで気づかなかった私は負け組だ。ゼシカの細腕で壺や樽をもちあげるのがいい。ほっとくと乳をふるわせて伸びをするのがいい。


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