くだらな日記(2001年11月)


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11月30日(金)
 先日知人のN間口さんに「お前のサイトって、ちょっとコンサバ系だよな」と言われてしまいました。
 ……コンサバって何? 私の記憶するところではファッション用語で、ボディコンと対立する概念がコンサバだったような。いえ、実はボディコンもコンサバも、テレビゲームの「女神転生」でしか記憶してないんですけれどね。あれはたしか、悪魔に乗っ取られた日本を、コンピュータネットワークとケルベロスの助けを借りながら、ボディコニアンやコンサバギャルをなぎ倒してゆくゲーム。ううむ、こう紹介すると危ないゲームみたいだ。特にネットでケルベロスとつるんでいるというのはいかん。まるで他人のサイトの悪口を言ってまわっている嫌われ者のようではないか。あら、自覚症状なかったの?
 というわけではっきりした意味は知らなかったのです。ただ、なんとなくぶかぶかでゆるゆるでじだらくな格好のことを指すのではないか、と。ぼんやりとしたイメージだけがあったのです。それならこのサイトにぴったりの言葉だ。
 でも、検索してみましたら、なんだ、保守的という意味なのですね。コンサーバティブの略だ。それならそれと言ってくれよ。ううむ、保守的かなあ。少なくとも私は、「日本は侵略戦争などしたことがない」「南京大虐殺はなかった」などと、小林よしのりの本を唯一の教養書としているような頭の悪い意見は言ったことがないですよ。あ、そういうのは保守的ではなくて、単なるバカ右翼か。
 それとも、そういうバカ右翼の若者を嫌ったりバカだと指摘したりするのが保守的ということに現在ではなるのでしょうか。それなら喜んでコンサバの称号を受けますが。ううむ、コンサバ渡世もつらいものよ。


11月28日(水)
 しかしなんだな。こうも私のまわりだけで激動していると、なんというか見届け人とか世捨て人というか、そういう心境になってくるものであるな。むかし司馬遼太郎が長編小説を書いた後で、「多数の貨物を連結した蒸気機関車が、轟音をたててゆきすぎていくのを見送る田舎の駅長さんになったような気分」と書いていましたが、まさにそんな気分です。発車オーライ。


11月27日(火)
 対人関係の機微にうといことには定評のあるわたくしではございますが、また記録をうち立ててしまいました。しかも連発で。
 先週末に飲み会があったのですが、そのあと知人と話をしていて。
知人「きょうの飲み会で、Eがやたらに気を使っていたよなあ。KとYちゃんを隣に座らせようとして」
私「え、そうでした? すいません、酒にむちゅうだったもので」
知人「何いってんだよ。すっげー気を使ってたよ。KとYちゃんがつきあってるから、一緒にしてやろうと心砕いてたんだな」
私「え、KとYちゃん、つきあってるんすか?」
 二度目はおとついのことです。ぽいうさんが「オレ結婚するんだよでへへ」と信憑性の薄そうなことを日記に書いていたので、ははあ、年貢を納めるのか、と納得して「とりあえずお幸せに」と信憑性の薄そうなお祝いを掲示板に書いたのです。そういえば常連はみんなお祝いしてるのに、くろさんだけメッセージを寄せていないな、仕事が忙しいかなあ、などと思いながら、きょうくろさんの掲示板に行くと、「私も結婚するのようふふ」と幸薄そうな、いえ幸福そうな書き込みがあって、ははあくろさんも結婚か、そりゃぽいうさんの結婚よりも自分の結婚が大事だわな、と日記を読むと、どうやら相手というのはぽいうさんらしいのです。すなわち、ぽいうさんとくろさんが結婚。ううむ、ふたつの結婚式があったと見せかけて実はひとつしかなかったという、見事な一人二役トリックにまんまとひっかかりました。
 というわけで記録とはなにかというと、「一緒に会っていながら男女の関係にまったく気づかない記録」です。前の職場でも、二組の職場結婚があったのですが、どちらも私は同じ課にいて飲み会とかしながら、課長から発表があるまでまったく気づきませんでした。KとYちゃんとも月に二回くらい一緒に飲んでいたのですが気づきませんでした。ぽいうさんとくろさんとは二回も会っているし、いちどはぽいう宅でいけない夜を過ごしたというのにこのていたらくです。そういえばジャッキーさんの結婚のときも、ふたりと数回の宴会をかさねながらまったく知らなかったぞ。
 それにしてもこうも疎いとは、我ながらちょっと爽快感をおぼえるほどです。しかしおれのまわりばかりが激動している。ただ、一さいは過ぎてゆきます。ドラクエ4はそろそろエスタークとの対戦です。はぐれメタルの鎧を買いました。


11月26日(月)
 週末はドラクエ4を購入して遊ぶ。ファミコンからPSに移植した先輩のドラクエ3と同じく、ややダンジョン等の難易度が低くなっているようだ。もっともそのせいで金が貯まらず、トルネコの「くちぶえ」で敵をおびき寄せては倒して金をむしり取る毎日。
 PS版の新機軸としては戦歴表示、モンスター図鑑などあるが、ドラクエ3のすごろくほどには楽しめないので、4がよほど好きだった人、プレイしたことない人以外にはおすすめできないかも。もっぱら私は、キャラクターの会話システムを楽しんでおります。どうやらマーニャはマリベルキャラ継承者らしい。可哀想なのはミネアで、暗くて狭くてじめじめした部屋が落ち着くひきこもり性格にされてしまっている。しかもときどき、「なにか邪悪な気を感じます」とか「成仏できない霊が見えます」などと言って嫌がらせしてるし。それにライアンは「いやあ、見事な乳ですな」などと私が言いそうな口調で萎え萎え。「……でござる」と言ってくれないと立派な戦士らしくないと思ってしまうのは、ドラクエ7やポポロクロイス物語をやりすぎたせいか。
 ミネアとマーニャの姉妹漫才もいいが、私のお気に入りはライアン・トルネコ・ブライの三人。この三人をパーティに入れると、とんでもなくおっさんくさい会話が楽しめる。どのくらいおっさんくさいかというと、酒席での私とハラ君とN間口さんの会話と同じくらいおっさんくさい、といえばわかっていただけるであろうか。


11月23日(金)
 NHKのラグビー中継はありがたい。特にありがたいのは副音声でルール解説をしてくれることで、これが私のような初心者にはわかりやすいのだ。
「このように密集した体勢は、ボールを選手が持っているモールと、地上にあるラックがあるのですね。モールの場合は手でボールを奪い合ってもいいのですが、ラックはボールを足で掻き出さねばなりません。モールでボールを手で触ると、ハンドという反則になるのです」
 とてもわかりやすい。ぜひ、来年から放映する巨人の野球でもこれをやってほしい。
「ダブルプレーというのは確実にボールを持った状態でベースを踏んだかどうかというジャッジよりは、多分に流れで判断するのですね。しかし今の元木選手はあきらかにベースを踏んでいません。これはどう考えても二塁セーフなのですが、今の塁審は読売と癒着しているのでアウトにしてしまったわけですね」
 そういえば昔は日本テレビの全日本プロレス中継で、副音声ゲストにアイドルを呼び、それにプロレスを教える、ということもやっていた。PRIDEや新日本も、いたずらに乙葉とか優香とか巨乳馬鹿アイドルを呼んで「えー、すごいですねー」「涙が出ちゃいましたー」などと頭の腐るような馬鹿コメントを出させていないで、これをやったらどうか。
「あれ、高田さん寝ちゃった! 眠いの?」
「あれはね、つまり降伏の姿勢なわけだね。ほら、前のラウンドで、タックルしてもぜんぶ切り返されてただろ。タックルで寝技に持ち込まないと、高田はミルコに勝てないわけだね。立ち技で殴り合い蹴り合いでは、とても勝ち目がないから。でも、寝技にも持ち込めない。つまり高田は、勝つチャンスがまったくないわけだ。ほら、喧嘩で負けた犬が腹を見せてひっくり返るだろう、あれと同じなんだね。高田は負け犬」
 ……やらないほうがいいかもしれない。

 皇太子妃雅子さんの出産が間近いようですね。私も臣民として衷心よりお祈りしております。どうか、なんとしても元気な女の子が産まれますように。……だって、皇位継承者がいなくなってどうするか、千年にいちどの大騒動をぜひ見たいんだも〜ん。


11月22日(木)
 昨日のエスカルゴ缶詰をブルゴーニュ風エスカルゴに調理し(バターでニンニク、パセリと炒め殻に詰めずそのまま食う。池田満寿夫のうけうり)、ギリシアワイン「ヘラクレス」と共にいただく。
 インドネシアのエスカルゴはとにかく柔らかい。貝らしいこりっとした歯触りはまったくない。あのような暑い国ではカタツムリもだらけてしまうのか。もしくは東南アジアから沖縄まで分布している、アフリカマイマイという奴なのか。
 ギリシアのワインはとにかく個性的。白なのだが、赤なみに濃い肉料理とも闘える。松ヤニの味と香りはもちろんだが、ブドウというよりは柑橘系の果実の香りと酸味がする。やっぱ、ギリシアのような暑い国ではブドウも柑橘系になってしまうのかしら。


11月21日(水)クリスマス神取
 安奈 クリスマス神取と試合 やる気なのかい 安奈 おまえの闘魂はまだ 燃えているかい

 こんばんは。ちらし寿司系サイトの「くだらな日記」です。
 今日は所用あって池袋に行くついでに久しぶりにサンシャインへ入りました。
 まず昼飯を食おうとして和幸のカツ丼屋を探したが見つからない。インフォメーションのおねいさんに聞いて行ったら、ただの和幸だった。それだったらうちの駅前にもあるんだい。業腹なのでよその蕎麦屋でカツ丼セットを食う。そばはまあまあだがカツが固い。しかも腹一杯になってしまったので、夕方にえるびすのラーメンを食って帰るという計画が狂ってしまった。あとで地下一階に行ったらちゃんと和幸カツ丼店はあるので、おねいさんの勘違いだったらしい。
 そのあとワールドインポートマートへ。要するに輸入食料品雑貨屋なのだが、その幅広い品揃えが楽しい。お菓子から買い物袋から人形からヘビ酒までなんでもある。ギリシャのワインと岩塩を購入。岩塩は鳥はむ用。ギリシャのワインは「松ヤニを混ぜている」と書かれていたのでつい購入。
 エスカルゴの缶詰が目についた。なぜか同じくらいの缶(半リットルくらい)なのに、ひとつは二千円、ひとつは六百円。不思議に思って缶詰をひねくり返しているうち、やっと理由がわかった。二千円のはフランス産、六百円のはインドネシア産だったのだ。もちろんインドネシア産のを買う。本当のエスカルゴでなくってもかまうものか。そっちの方が面白いし。殻も売っていたのだが、三千二百円と中身より高かったので仰天して買うのを中止。
 地下に戻ると、古本市をやっていたので吸い込まれるように入る。キースさんの文章で有名な城戸禮のシリーズを発見。たぶん内容は一緒だろうから、題名が一番凄い「爆走ファイティング刑事」を購入。ううむ、やっぱり「撃滅パーフェクト刑事」のほうがよかったかな。それとも「強襲ストロング刑事」のほうが……ああ、やっぱり全部買えばよかった。
 全体に値付けが高かったので、あと五冊くらい文庫本を買って退散。妖怪根付コレクションがセットで二万五千円という法外な値段で売っていた。
 地下にはたれぱんだ屋とキティ屋があったのだが、変質者扱いされるのがいやなので入らなかった。
 さらに東急ハンズで、母親から頼まれていたソーセージメイカーと腸とスモーク棒を買い、でかい紙袋に荷物を全部つめかえてもらう。やっぱこれって、ドキュンな客なのかな?
 しかし、もうちょっと服とか靴とかの店も入れよ、ユニクロでもキンカ堂でもいいからさ、私よ。


11月20日(火)ジングル・ベルベル
「クリスマス? なんだそりゃ。白人の行事なんて関係ないね。アラブの連中がやってるイスラムも嫌いだけど。俺の興味あるのは金儲けとぼったくりだけさ」

 相撲ってどんなに流血してもドクターストップはないんですね。ミルコにやられた藤田なみに額からダラダラと流血しているお相撲さんがいましたが、何事もないかのように行司は手ぬぐいで血を拭いてとりなおしを命じていました。それにしても丸顔で愛嬌のある顔のお相撲さんが流血しているのはなんか怖いです。流血キティちゃんみたいで。


11月19日(月) ズロースト・ターキー
「イヤだ、私、こんなモノ穿かないわよ。無理強いするなら松竹歌劇団のみんなでスト起こすわよ」

 そういえば一昨日、お邪魔する前に三鷹の古本屋へ行ったのだが、そこに面白そうな本があった。ロンブローゾ著、辻潤訳の「天才論」である。
 白痴は遺伝子プールを汚さないため断種手術せよ、犯罪者は脳の構造が原始的だから罪を犯すので教育なんかしても無駄だからさっさと死刑にしろ、女の脳は男より劣っているのだから男女同権なんて馬鹿げている、ニグロの脳は白人より劣っているから奴隷になるのは当然だ、などとヤバめの主張を書きまくっていた解剖学者、ロンブローゾ。そしてダダイストでニヒリストでアナーキストでアル中で尺八マニアで放浪マニアで破綻マニアで餓死マニアだった辻潤。辻潤は狂人として入院させられたこともあるので、もしロンブローゾが辻に会っていたら、ためらうことなく死刑か断種を宣告したことであろう。このふたりのタッグは、今にたとえるなら三浦朱門と町田康が組むくらい危険。いやもっと危険か。
 ぜひ読んでみたかったのだが、ちょっと値段が高かったのでねえ。次に行くときまで売れ残っていて、できれば値段も安くなっていてくれよ。
 くやしいので「江戸文芸全集・滑稽本集」と「日本の文学・尾崎一雄・外村繁・上林暁集」を購入。滑稽本は読解が難しすぎて笑うに至らないのが残念。
 さらに野中英次「魁!クロマティ高校3」も購入。ややギャグがパターン化しつつあるように思えるのが心配。新キャラ藤本の登場でもちこたえるか。とか言っている私も、じつは藤本にたしなめられたことがあったりして。


11月18日(日) クノ1スマス(じーっと一時間ちかく見つめてください。クリスマスに見えてきます)
「お屋形さま、わたしたちにもクリスマス休暇を」「ええいたわけ者。忍者に盆も正月もない」「だからクリスマスくらいは」「ええい、くどい」「マアマア、ソノヨウニ叱ラナクトモ」「あ、パードレ様」「きさまか、こいつらをたぶらかしたのは」「私ハ、タダ神ノ教エヲ説イタダケデス」「それがいかんのじゃ。こうなったら貴様から血祭りにあげてやる」「デキマスカナ」「なんだと」「ヤムヲ得ナイ……ハーッ、判天連妖術、ブロッコリー!」「ああああああああ、瞳がみるみる不自然なまでに大きくなって、口よりも下にまで広がってきたにょ」

 昨日知人宅にお邪魔し、ボジョレヌーボーをいただく。
 ボジョレヌーボーなんてまだ酒にもなっていないできそこないではないか、そんな酒に高い金を払うなんてどうかしている、あんな未熟な酒を喜んで飲むのはロリコンか幼女殺戮者に違いない、などと憎悪を持って対してきたのだが、やや見直した。たしかに未熟だが、甘味と酸味のバランスがいいのだ。かぱかぱと飲めるケレン味のない酒。やはり私はロリコンじゃったか。
 さっそく自分でも買ってみる。千八百円。この値段なら、まあ許せるな。これに三千円以上払う気にはなれないが。渋味がないので食事と一緒だと負けるが、やや冷やしてオードブルなどと一緒に食前酒として飲むのがいい。鳥はむのような淡い味には合う。どうやらボジョレ・ヌーボーに限り、赤でも白と同じ扱いをした方がいいようだ。
 ボジョレ・ヌーボーを飲むのは、その年のワインの出来を占うことでもあるそうだ。まず出荷されたボジョレ・ヌーボーを飲み、その味でこの年のワインがいいものか悪いものか判断し、商人が買い付けの参考にするらしい。もっともそれにはふたつの条件がある。第一は毎年決まった銘柄の酒を飲むこと。これはまあ、なんとかなる。第二は去年の酒の味を翌年まで覚えておくこと。こちらは私の記憶力ではまず不可能に近い。困ったものだ。


11月16日(金) クリスマスプレジデント
「クリスマスを祝してクリスマス休戦をあげよう」
「いらねえよ。おれたちイスラム教徒だし」

 もう一本の鳥はむも茹でてみた。こんどは沸騰したお湯に入れて中火。再沸騰したら火を止めて放置。ハムみたいな、とまではいかないが、よりピンクに近い色になった。一日余分に漬け込んだのだが、味に差はない。なんか試してみよう、というので、冷凍庫にあった牛バラブロックを解凍して同じ処置してみた。一週間くらい置いておこうと思うのだが、どうなることやら。
 食事は鳥はむとアボカドと玉葱を薄切りにしてマリネ。うまかった。鳥とゴボウのつくね汁。大根と白菜を入れて作ったら大鍋いっぱいになった。四杯ほど食ったら飽きたのでクリームシチューのルーを投入して強引に和→洋変換。四杯食ったが、まだ余っている。こうなったらご飯を入れてリゾットにするか。


11月15日(木) クリスマス慶喜
「わしは豚肉の方が好きなのじゃ。だからといってわしを豚一と呼ぶな。おのれらだってカレー浩とか牛丼カズとか呼ばれたら嫌じゃろう」

 昨日の鳥はむの一本を茹でてみた。沸騰したお湯で15分ボイル。そのまま冷まし、まな板で薄く切ってみると、ほのかにピンク色の肉身が。肉が締まっているし、塩と香辛料の味わいが、なるほどハムに似ている。表面にバジルと粗挽きの胡椒がついていて、ちょっと見た目はパストラミハムっぽい。
 実はもっと茹で時間が短くてもいいらしい。沸騰したお湯に入れて表面を固く締まらせ、再沸騰したら火を止め、その余熱で中に熱が通る。そんなやりかたできれいなピンク色のハムっぽい肉身になるらしい。凝るなら、茹でる前に肉をくるっと巻いてタコ糸で縛るとますますハムらしくなるとか。クリスマスオードブルとしても使えそうですな。


11月14日(水) 苦にしますツリー
「ツリー表示の掲示板って、読み込むのがうっとおしいから、読んだことないんだよね」

 最近、よく2ちゃんねるを見ている。2ちゃんねるというとヤバい印象が強いが、「ネットウォッチ」とか「プロレス」とか「アンチ野球」ばかりではなく、「食べ物」や「料理」といったところも巡回しているのだ。
 特に料理板はけっこう役に立つ。料理のレシピをGoogleなどで検索する、というのもよくやるが、これは「牡蠣フライ」とか「ガスパッチョ」などのように料理名がわかっていないと検索しづらい。材料の名前で検索する、という手もあるが、たいがい膨大なるゴミがひっかかってくる。
 その点2ちゃんねるの料理板だと、「豚バラ肉で何作る?」というようなスレッドがあって、そこから未知の料理を知ることができるのだ。
 最近のマイヒットは鳥ハム。これは万人にヒットしたらしく、「鶏モモvs鶏ムネ」のスレッドから独立して「鳥はむ」スレッドが独立したほど好評を得ている。
 調理法はいたって簡単。鶏胸肉の皮をとり、塩、胡椒、お好みの香辛料やハーブをすりこむ。ジップロックで包んで冷蔵庫に1〜2日放置。その後15分ほどボイルして冷まし、薄切りにして食べる。たったこれだけ。放置している間に肉から水が抜けて締まり、まるでハムのような食感になるという。
 要するにこれは、燻製の下準備だけして燻製しない、というのに似ている。牛肉と豚肉の違いはあるが、塩胡椒香辛料に漬け込んで準備した肉を、水につけて塩抜きしてから燻製したらハムベーコン、そのままボイルしたらコンビーフ、という分岐点のようなものだ。だからコーンドチキン、というのが正確かもしれない。
 とりあえず漬けているのです。いま。鶏胸肉に塩胡椒セージタイムロリエバジルをすり込み、脱水を完璧にするため脱水シートにくるんでジップロックし、冷蔵庫に。あした一本茹でてみて、あさってもう一本茹でてみるつもりです。さてどうなるのか。
 ちなみに皮はすでに食いました。一口大に切って豆板醤と醤油と酒で炒りつけるのが好みです。


11月13日(火) ブッシュ・ド・ナエル
「またあの爺さんわけのわからんこと言ってるぜ。自由と平和への挑戦だと。平和を一番乱しているの、どこの国なんだよ。てめえの投票結果でも見直してやがれ」

 昨日のアレはフロリダですもちろん。最後までブッシュとゴアが争った州です。あのへんなおばちゃんが出しゃばってた州です。そういえばフロリダ・マーリンズって消滅濃厚らしいです。フロリダも呪われているのでしょうか。


11月12日(月)クリスマス・テロル
「さあ坊や、今度はどこに落としてほしい?」

 しかしニューヨークは呪われているのか。単に航空会社がマヌケなのか。それにしてもこの情勢だと「今年のクリスマスは自粛」とか言いかねんなアメリカ人は。日本にも半強制したりして。「クリスマスを祝う奴は敵だ」とか。いっそカリフォルニアで逆転負けが明らかになったんだし、ゴアに譲るか? クリスマス雑文祭は開催されるのか? あいばさん、人道には配慮する方だからな。

 アメリカのあほ航空会社はほっといてテレビ東京のプロレスを見たわけだが、画面のまわりに「NY航空機墜落」「アメリカン航空機離陸後四分で通信途絶」などとテロップが流れる中、人相の悪いコミッショナーやレスラーが「こうなったら策がある」「これでアイツもイチコロさ」「グチャグチャにしてやるぜ」「今日がてめえの命日だ」などと語り合ったり罵りあったりしているのは妙にいい。できれば毎週やってほしい。
 ブロッコリーのアニメでも楽しいかも。「炭疸菌感染で職員三人死亡」「タリバン侵攻で民間人多数死亡」などというニュースのとりまくなか、「きらめきが見つかったわ!」「これからが楽しみだにょ」などと。  

 ところで最近気になっているのはテレビ朝日。日曜日の番組終了後、なぜか道路の映像がえんえん映っているのだ。どうやらTV局付近の映像らしいが。これはなんなのだろうか。セキュリティカメラ? 警察の監視カメラ? 事件の前触れ? まったく意味が分からないところが不気味。といって一時間近く見守っていた私もそうとう馬鹿だが。


11月11日(日) 真っ赤なお鼻の犬養さんは
 いつもみんなの狙い者 でもその年の 515の日 青年将校が 言いました
「暗い世相は お前のせい お前の首を 見せしめるのさ」

 昨日の補足を少し。広田さくらは以前から「実はGAEA最強」と言われていましたが、これほどとは思いませんでした。
 前座であしたのジョーの物まねをすると、次の試合では真剣勝負で足を取り合う展開。GAEAの若手は、全女や新日の若手のようになにかというとロープに振ったり飛んだりラリアットしたりというのではなく、わりと格闘系のプロレスを叩き込まれているようです。
 その試合の後はさくらちゃんは裏方に変身。ピンクのコスチューム(Tシャツの前には『ローンウルフ』後ろには『一匹娘』と書いてある。残念ながら売店では売っていなかった)に身を包み、セコンドについて「おりゃー、いけー」とか「反則じゃんかよー」とかわめいているだけかと思いましたが、違います。セミファイナル、メインエベントともなると、広田さくら、タイミングを見計らってはレフェリーやオーナーの長与千種に耳打ちしているのです。きっと試合の指示をしているに違いありません。そうです、広田さくらは、GAEA最強のみならず、実はGAEAの影のマッチメーカー、影のオーナーであったのです。ああ、なんとおそろしいさくらでありましょうか。
 ちなみに試合前のインタビュー映像で見た広田さくらのドアップの顔を見て、「なるほど、『広田さくらセクシー映像』などと称して2ちゃんねるで死体写真へリンクが貼られるはずだ」と納得したのは隠しておきましょう。さくら、本当に死体写真集みたいな顔だったんだもの。


11月10日(土) サンカが街にやってきた
「壊れた鍋はねえがー。穴のあいた釜はいねがー」

 PRIDE17の高田−クロコップ戦は雑誌で酷評されていたとおりの凡戦。編集しないととても見ていられないだらけた展開、編集でもごまかしようがなかったブーイングの嵐。ベストコンディションであの試合なら、引退勧告されてもしょうがない。
 しかし、あの試合で高田をボロクソに言うのは当然としても、その同じ雑誌が、なぜ猪木−アリ戦をいまだに名試合だったなどと強弁できるのだ? 負けないためにくだらない試合をしちまったという点では、同じことではないのか? 猪木ならなにをやってもいいのか?

 そして夕方から後楽園ホールへ。女子プロレスのGAEAを観戦。いやあ、なかなか濃い試合でした。三人とも初観戦だったのですが、「全女時代から好きだったんですよ」というKAORU主義者、「里村の無分別な勇気は評価できますね」というメイメイ萌え、「広田なくしてGAEAなし」というさくらニストに三者三様意見が分かれるほどに熱い団体です。広田さくらを見ずしてプロレスを語るな。


11月7日(水)
 今回は日付を間違えずに「ちっちゃな雪使いシュガー」を見る。……ううむ、これもブロッコリーか。気が違ったようなCMばかり連発だし。ブロッコリーって、日本文化を破壊するのに、かなり成功しているな(笑)。
 ああでも、アニメとかドラマを見るのがつらい体質になってしまったな。なんかテンポがかったるくて、疲れてしまうのだな。

 サッカーの試合がつい近所であったらしい。日本対イタリアとか。混んでいるのは目に見えたし、埼京線がむちゃくちゃになることは確実なので、わざわざ出かけていくことはしなかった。サッカーはよく見るけど、好きなスポーツの順位では七番目くらいかな。野球、プロレス、相撲、ラグビー、ボクシングよりは下位にくるかな。
 何の試合だったら万難を排して見に行っただろうか。たとえば野球なら。全日本選抜対ダイヤモンドバックス。いやそんな豪華ではないし、日本サッカーとイタリアサッカーでは力の差ももっと開いている。まあ順当に言って、阪神対ダイヤモンドバックスだろうか。これなら見に行きたい。井川とジョンソンの投げ合い。桧山とゴンザレスの悩める四番対決。キムと藪の被弾対決。なんか加茂周みたいなひいきの引き倒しだ。
 プロレスにたとえるなら、大阪プロレス対WWFオールスターズといったところか。どういうカードを組むかだけでも見てみたい気が。村浜対アングルの異種格闘技戦とか、えべっさん対ロックの曲者対決とか。怪獣ゼータマンドラ対アンダーテイカーの怪物対決とか。


11月4日(日)
 深夜、「シベールの日曜日」を見る。
 これを見ずしてロリコンを名乗るなかれ、とまで言われた古典映画である。寺山修司の「美しいがもろい映画」という評価がぴったりくる。そのわりにはレーザーディスクにもビデオにもなっていないので、なかなか見ることができない幻の映画だったのだ。フジテレビドラマ風のナレーションはしょうもないけど。おまけに放送禁止用語が切られてるし。
 それにしても主人公の年齢は青年だったと思っていたのだがいま見ると中年に思えるのは、こちらの感情移入の対象の変化なのだろうか。「三十六ならまだ若いわね」という言葉が痛切にこの胸を裂く。ああシベール、シベール、シベール、シベール、シベール、シベール。おまえを永遠に愛しているよ。


11月3日(土)
 こんなちっちゃな雪使いシュガーはイヤだ6。

 ラーメン屋でよく出る味付け玉子を作ってみたくてチャレンジ。
 卵を半熟に茹でて、だし醤油と酒に漬けてしばらく冷蔵庫に置くだけ。調理時間七分。うち五分は半熟卵を茹でる時間。実質は二分(殻をむくのに要する時間)。
 温泉卵の冷たいのという感じで、酒のつまみにはいいかな。しかし、まあまあよくできはしたが、まだ何かが足りない。漬け時間が少ないと黄身まで味がしみこまないし、長く漬けておくと醤油の苦みが出てしまうのだ。酒をもっと多めの方がいいのか、いっそ少ないほうがいいのか。別な味付けがいいのか。ごま油でも混ぜるか。

 こんなちっちゃな雪使いシュガーはイヤだ7。


11月2日(金)
 こんなちっちゃな雪使いシュガーはイヤだ3。

 きょうは仕事にあぶれたので家でテレビを見ていたのですが、いやー、やってくれますねワールドシリーズ。
 ヤンキース、二試合連続で九回二アウトから同点に追いつき、延長でサヨナラ。まるでドカベンのような展開です。
 なんといっても立て役者はダイヤモンドバックスのリリーフエース、キム投手です。二試合で三被本塁打。九回二アウトからの同点本塁打二本、サヨナラ本塁打一本。さすがに今日は同点にされたところで、泣きじゃくりながらベンチに連れ戻されてました。いやはや。
 韓国の新聞には「まだ若いし将来がある。キムは金では買えない貴重な経験を積んだ」と書いているが、てめぇの経験値稼ぎのためにダイヤモンドバックス初のワールドシリーズ制覇を潰すんじゃねぇ!

 こんなちっちゃな雪使いシュガーはイヤだ4。
 こんなちっちゃな雪使いシュガーはイヤだ5。
 はい、ヒマです。


11月1日(木)
 こんなちっちゃな雪使いシュガーはイヤだ2。
 どうでもいいが私はなぜぷにぷにした絵が描けないのか。なぜデフォルメされた可愛い絵が描けないのであろうか。なぜ自然と七等身に近づいてしまうのか。劇画の影響であろうか。色も間違えてるし。


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