Evangelion Genesis y:x 更新日誌(2001 年 9 月)

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9 月 28 日。
NOIR #26 の感想を置く。最終話。
人形に乗せた 2 つのメタファー除けば正直イマイチだと思う。 『シスタープリンセス』の最終話が叩かれまくってるけど、 その理由を見るに、NOIR #26 がイマイチと思う理由にほとんど一致する。 なぜにシスプリだけが叩かれなければならないんか、よくわからん。

お気に入りの話、ベスト 4:

  1. #6 迷い猫
  2. #13 地獄の季節
  3. #1 黒き手の処女たち
  4. #25 業火の淵
4 つと中途半端なのは、4 話しか見るもんがなかったということと同義である。
9 月 27 日。
LC2001 さぼって机の片付けさ ...
9 月 26 日。
たいしたネタもなし ... ということで、 その昔 (Feb. 7, 2001)、キーボードどれにしよか? な話のとこで キーボード別にボタンをつけた、 それがいまだに舞い込んでくるので、ここしばらくのぶんを集計した。
IBM84 7 票
QuietKey 3
HHK2 3
Omnikey 2
ErgoForce 1
ErgoForce のが来てぜんぶ揃ったから集計してみる気になったとも言う ... なぜに今ごろ投票があるのかその機序の理解なしには何も語れないと思うけど とりあえず IBM メカニカルの圧勝。銘入りのキーボード使ってる人ってけっこう居るのね。

現実は Omnikey (7 年位) → Quietkey (6 ヵ月) → FKB8745 (2 ヵ月目) と辿って (リストアップしてなかった) FKB というあたりが反則のような気がしないでもないのだが、 これは Quietkey 使って、第一感が「やわからい」というだけでは 指先が拒否反応を起こさなくなって ノミネート入りしたんで、Omnikey の感触を懐かしがるだけの 2 月の時点では 数のうちに入ってくるはずはなかった。

キータッチの系譜的には HHK2 寄りだから HHK2 と Quietkey の顔は立ってると。

Omnikey 時代よりミスタイプはまだ多く、 Enter キー叩くときに '\' (backspace) がついでに入力されてしまうケースがある (スイッチが軽いので Enter キーを強打した時に掠ると入ってしまう)。 また、ホームポジションが崩れることがある。 'F', 'J' のでっぱりがキートップ手前側ぎりぎりなので指に触れてない。 ポジションの基本になっている薬指の 'S', 'L' あたりが抉れてくるまではダメだろう ... そういや、 新品の FKB は叩くとキートップ表面の印刷のザラ付きが気色悪かったが、 今は 'S', 'D', 'L' あたりについてはザラつきはなくなってそういう思いは無くなった。
長時間叩いたあとの手首や指先の残存感覚はそれなりに気に入っている。

ただ、このキーボードは活線挿抜できない。 つまり、一度ひっこぬくと挿し直してもキーが効かなくなっている。マシンのリセットボタンを押すのではダメで、 電源の物理オフからやり直す必要がある。 Quietkey は repeat rate がすこし変になるくらいで使えるし、 Omnikey に至っては活線挿抜くらいでは何事もなかった。そういうのに比べると弱い。
PS2 linux kit についてきた USB キーボードは活線挿抜どころか suspend でハングアップしやがる ...

ざっと検索したら 2 年くらいで交換するもんらしい > 自転車のタイヤ。
そんなこと言われても前輪のほうは後輪の前々回の交換と同期のやつ そのまんま使ってんだから、5 年目くらいだけどなぁ?


9 月 25 日。
自転車がパンクした。修理しようとして目でみて驚いた↓
タイヤ拡大図
パッチあてるとかどーとかゆうレベルでなく、タイヤごと交換した(ついでに振れ取りした) ... 1999 年 4 月以来だから 2 年半、ええと 2500km 位かな? ちと寿命短くないかなぁ?

てゆーか、よくこんな状態で走ってて無事だったな、おい。


9 月 22 日。
NOIR #24, #25の感想を置く。
"NOIR" もそろそろ終わりだが、この感想ページ、100 カウント/日と Linux 系を除けばうちのサイト最速のカウントペースとなっていた ... もしかしなくても "NOIR" 観てる人口ってけっこう多いね? 「こういうのが当たってくれないと困るなあ」 つーのは杞憂だったってことかな。

ちなみに個人的な評価としては(ラスト次第の面もあるが)今季モノとしては最高ではあるけれど、 オールタイムの絶対評価としてはそんなに高くはない。DVD はおろかサントラも買う気ないもん。 十兵衛ちゃんクラス? 予算枠のセンスある傾斜配分は鮮やかだったけれど、 どーも算盤片手に脚本書いてる姿が目に浮かんでしょうがない。

#25 の感想を書いた以後に思ったことだが、クロエは「愛によって殺された」形をとったんだから、 これってちゃんと主筋の一部なんですな。 オルフェウスな筋を中心に追ってたから感想の時点ではクロエの件を脇に追いやったが、 オデットによる霧香救済で主題はオデット vs アルテナに移ったんだから、 #21 あたりでは主役はってたミレイユがむしろ追い出されたわけで。

ふらついてる印象は、筋が複数いれかわりたちかわり主筋として立つようにみえながら ダブルストーリーの構造を持ってないってこともあるんだろう。 たとえば、オデットのコンテクストとミレイユのコンテクストが次回で交叉して物語を終えるとは思えん。 母娘という設定が活きてないからまだ隠し技があるのかもしれないが ...


9 月 21 日。
で、昨日の逆で「なんで NOIR #24 書いておかなかった〜」と後悔せり。 オデットによる霧香救済ありとみていたが、 ンなもん #25 が放送される前に書いておかなきゃナンの意味もなし。 ま、けっこうあからさまだったからたいした価値があったわけではないが。
9 月 20 日。
眠い。NOIR #24 の感想書き、あとまわしにしてたら放送日が来てしまった。 それなりに面白かった記憶はあるが、「感想書きしたいな」というような話でもなかったから、 3 時に寝るよーな日が続くと書く気力が出ないのであった。
9 月 19 日。
ウイルス入りメールが届いた。仕掛けが面白そうだった。 ただいま流行の Nimda というんだそーである。 OCN 下のレンタルサーバやらホームページ作成やらやってる某有限会社からの発信で、 心当りはただちに善処するやうに ──

などとのんびりしたことを思ってたら、「メールがバウンスしてるぞ -_-#」 とお怒りのメール。ハネたメールで postmaster 行きになったやつが受取人不明になってピンポンしてる〜

第二ドメイン名の省略のための mx record の alias ミスであった。すまん。


9 月 18 日。
ニュースの記事がつまんない ...
NY の株式市場が暴落でスタートと出ていたが、 下がれば先物取引でテロリストさん達が儲かるのが分かっていてきっちり下がるあたり、 政治とか感情が経済の物欲の前に敗退したってことなんじゃないのか? テロリストさん達もテロを実行せざるをえなかった ... つう段階でユダヤロビーにボロ負けしてる (テロリスト養成する金があるなら米議会を買収しろよな) わけで、語るほどのものがどこにあるんだろう

... などと書いてると止まらなくなりそうなのでここまで。 日本政府の無原則さとアメリカのバカさ加減について以下 10000 字省略

模様替えの影響でモデム(の線の引きまわし)がヘンで、 アサヒネットにアクセスするのがめんどくさい。うぐぅ。
Internet を徘徊するとかは関係ないんだけどなあ。


9 月 16 日。
部屋の模様替えなんぞする。 9 日に受けたカーペットの被害のリカバリが元々の目的だったが、 調査した結果、完全な回復は困難であるとして机の移動もすることになりし。あぅ。

ところで、こういう移動のたびになぜかテーブルタップを一つずつ買いに行くはめになる。 もちろん毎回毎回の理由は「手持ちのタップではラインを綺麗に引きまわせないから」だが、 もちょい深く考えると(電気使う)器械がしっかり増え続けてるってことなんだろうな。

タップを買い続けてればタップの種類に余裕ができる。引きまわしの自由度も上るはずだが、 そうならないのは前回(か前々回で)余ったタップが何時の間にか どこかで使われてしまってるってことだから。

で、タップ買ったついでに『あ〜る』の DVD 発見したので買って来た。 もひとつついでとして図書館で『稲生物怪録絵巻』借りてくるというのもあったが、 そっちは借りられていた。同じこと考える奴は他にもいるようである。


9 月 14 日。
ぜーむじむしょ(市)につつかれてぜーむしょ(国)に顔を出し ... なんだか知らないが金が返ってくるようである。 もちろん「還付手続きとゆーのは 3 月までではなかったのか?」 などとボケたりはしなかったので詳細は不明。ま、いい。くれるもんはもらっておく。 それが借金の証文だとかプルトニウムとか言うんでないかぎり。

宇河弘樹 『朝霧の巫女』(1),(2) 少年画報社
相変わらず遠景の使い方が上手いっすな ... 35mm カメラでいえば 200mm 前後の望遠の圧縮効果こみでの遠景や 35mm 〜 50mm で人物いれて下界へ抜くとか。 遠景描くつもりがないトコでは逆に背景まっしろと極端なのがタマに傷かもしれんが。 人物がちと針金になってるのもなんとかしておくれ。

三次市が舞台で、ぱっと見では作者の地元 ... に思えなくもないが資料だけで描いてるような雰囲気でもある (カメラワークが嵌まりすぎててパンフレットか何かからひっぱってきたように見える)。 子供の足で歩いて登れる山から「雲海(霧)に沈む下界」が観望できるという条件はかなり厳しく、 三次はこの条件を確かに満たす(と思う; てゆーかなんだ、そのものがあるんじゃん) ので資料だけで描いてるとすれば それはそれでたいしたもん ... だがでも地元だろ、きっと。 表紙裏の広島方言綺麗だし。それとも元ネタの『稲生物怪録』にそういうシーンがあるのか?

これだけしつこく山を描いてて最初の 1 冊モノが『スタンダードブルー』っつう海洋モノなのが よう分からん。そっちには何が描いてあるんだろう。

こまさんだが、美幸と「古い友達」で、皆より古くからの忠寿の知合いであってかつ 忠寿を「あの子」と表現できる立場にあり、 倉子に「見違えたなあ」という程度には倉子より十分に年上で、 しかして見た目は美幸より若いとすると、年齢順に

忠尋 < 倉子 << 忠寿 < こま < 美幸
としてこまを忠寿の幼なじみ(近所のお姉さん)と解釈すると忠尋から見て辻褄が合って見えるか。 忠寿の妻の結実は美幸の妹(結実 < 美幸)なので 年代的なよじれがなく無理は少ないが、ちと不用意すぎ > こまさん。

毎日見慣れたこの風景も、もうあいつにとっては別物だろう。 昨日、焼き付いた出来事も、降り積もる一日一日がその輪郭もその意味も曖昧に変えていく。
... ましてや「五年前」なんてね
敵方恰好つけ役の楠木正志くん意外に好い奴 ... と思った 2 巻ラストの 楠木の沈黙のモノローグもなかなかだが、素直に 1 巻から。
人生の 1/3 を overwrite してしまうほどの長さの時間は、そりゃあ大きかろう ── などとベタに思ってはいけないトコではある、たぶん。
9 月 13 日。
田中芳樹からふたつ。記憶頼りなのでナンだが。
「テロで歴史は変わらない」 by ヤン@『銀河英雄伝説』
「ズルしなければ勝てないなら私だってズルをするぞ」 by リディア@『タイタニア』
前者のほうが引用される機会は多かろうが。
9 月 11 日。
Web page ふたつ。

NY times.
時事問題だけあってしぬほど重い。朝日とか読売は軽かったが 国防省のほうは載ってなくて、そのへんはさすがに現地モノであった。

国税庁.
時期外れ、やたらに軽い ... だろうと思ったら、なんか重いぞ。線が細いのか。 金集めの現場はさすがに金の使い道に渋いな(違うかも)。

国税庁なんて見にいったのは、ぜーむじむしょから もちょい金寄越せと来たからだったりするが、台風でぜーむしょまで物理的に顔出す気ぃせんかったので、 とりあえず web でもと見に行ったのであった。


9 月 9 日。
Aug. 29 に出した jlug.ml あての mail が今日 ML に着いた。
すでに obsolete だとかゆー問題ではなく、この遅延は一体なんだ? と調べた。
わかった。... /usr/sbin/sendmail の実体が sendmail と postfix で送信時の挙動がびみょーに違う。 あうぅ、postfix の送信キューが sendmail と互換性がなくて、 送信時の挙動の癖が分かんないんだってば。

mail.log 中の送信ディレイ 277489 秒って(笑) ... などとしつつ背もたれに大きくよっかかってたら 椅子ごと後ろにひっくりかえって kuhn (TP240) を床に落した ... というか投げ出したというか。 マシンは無事だったが人間様や椅子やカーペットのほうはあまり無事ではなかった。 とりあえずは良いことに、良いことに ... できないよなぁ。

ひっくりかえった拍子に椅子の油がカーペットにべったりついて、掃除の都合で ただいま atropos が使えない。kuhn が使えてるのでほとんど不自由はないが ... ま、TV が観られないくらいかな。

昨日の続き。
これは Debian が X 上の configuration tool を持たないことと無縁ではないと思う。 X 上で、つまり GUI で書こうとすればモデルが表にはっきりでてくるから (逆に言うと、くだらねーモデルを使うのを強制される嫌味を感じることもある)。 Debian は root から X を立ち上げることをほぼ禁じている(それは理解できる)ということの 副作用で GUI な configuration tool が作り辛くなっているのだが、 ま、いろんな影響があるもんだ。


9 月 8 日。
近所の山寺が物忌みっていた ... なんか初めて見たよーな気がするつうか、そういうのまだあるんだ、と思いし。

Debian 歴約半年。それまでは SLS, Slackware と使ってきて、それ以外に Vine, TurboLinux については暫く使ったことがある(が、メインではない)。
さて、たまに出てくる「どの distribution がいいのか」論争だが、 Debian 使い辛いぞ〜という Vine 人に対し、

「そら Vine に慣れてるからだろ (Debian に慣れてりゃ逆に思うだけ)」
ときたものでひっくり返った。Vine を含む RedHat 種族の見聞の狭さは よく知られたことだと思うので、その手の言葉に対し何か言いたくなるのは分かるが ... Debian って使い辛いと思うけど? すくなくとも、かなりとっつきは悪い。しかも Debian 人はそれを↑のような相対的なもんだと一言でおさめて その中身を理解しようとしていないと見受ける。

非 Debian 人にもその悪名を知られた dselect のことを除いたとしても、中核をなす dpkg, apt が ──

dpkg -i パッケージのインストール
dpkg -r パッケージのアンインストール
apt-get install パッケージのインストール
apt-get remove パッケージのアンインストール
dpkg はオプションが -i, --install などと GNU utils 形(要するに getopt_long() ) で、 他方 apt-get のほうは make 的 (コマンドには '-' を前置しない)。 密接に連係するコマンドの UI モデルが違うってなんでやねん。

それぞれが統一されてりゃそれなりに可愛げがあるが、パッケージの upgrade を禁止するのに

echo hold | dpkg --set-selection パッケージの hold
echo install | dpkg --set-selection パッケージの unhold
で、"hold" というタームまで自前で定めておいてなんで
dpkg --hold
dpkg --unhold
でないねん? --set-selection はモデルとしては crontab 的だが、それも不徹底、つーか こんな基礎的な operation になんで short option 名がないんだ。 GNU utils の option rule は '--' で始まる長い名前を原則、 '-' がショートカットってことになってんだから、「パッケージ状態」の説明を man page の前のほうに出すくらい重要だと思ってんなら、その状態の変更のための short option くらいあるべきだと思うが。
余談。man dpkg(8) には「状態変えるなら dselect 使ってね」とある ... Debian 自身に「dselect は酷い」という自覚があり、 しかも dpkg だけでも状態が変えられるにもかかわらず。 man page の公式声明に従うと dselect の呪縛から逃れられないじゃん :-)

apt も酷いぞ。dpkg パッケージが核に "dpkg" という名のコマンドを置いて、 その周辺に "dpkg-*" を置いてるのに対し、 apt パッケージの中核には "apt" がない ... dpkg は man dpkg すりゃなんとかなるかもしれないが、 apt のほうは man を使うことすら出来ない (実際には man apt すれば see apt-get と出ることは出るが、 分かってんならなんで ln -s apt-get apt してない?)。

apt-get install とすんなら、make 的には 相方は apt-get uninstall で、ソース拾ってくるのが apt-get source ならバイナリの deb 作るのは apt-get buildapt-get deb あたりじゃないのか? deb パッケージを拾って来る、deb の元ソースを拾ってくる、のが apt-get の担当で 両者の変換が apt ファミリの誰かが出来るだろう( これによって apt 内で完結する) と思えば dpkg --build と突然 dpkg のお世話になる必要がある。

の 5 状態を相互に入れ換えるのに dpkg, apt の役割がサブコマンド含めて入り乱れている。 UI の一貫性とかモデルの階層性とか、どこへ行った? モデルが (qmail などのように) 特異であること自体は許せるが、 「一貫性がないこと」は習熟度曲線にまともに響いてくるだけに許しがたい。

dselect を筆頭に、こーゆーのを用意して平然としてられるセンスは、 他の distribution に慣れているからどーとかとは別次元として 「不条理までにとっつきにくい」と思う。次になに言い出すかわからんもん。

触りはじめて半年くらいが一番このテの問題に敏感だと思うので、 今のうちに記す。 なにしろ dpkg, apt それに aptitude あたりが 目ぇつぶって使える位になったら忘れることだと思うので。

NOIR #23の感想を置く。
そろそろラストが予想できる範囲に入って、その関係で長い。


9 月 7 日。
遠藤淑子 『ヘブン 2』 白泉社
ここんとこ『マダムとミスター』、『狼には気をつけて』と 作者の average level のというか気楽に書き流したという感じのが続いていたのだけど、 久々に全力以上ってのを読まさせていただきました ... いやぁ、凄いわ。こういうことも出来るんだ。
(物語の本筋を構成するに必要とする登場人物が多すぎたのか 微妙に脇役の人物描写に手が回り切ってない感じが「全力以上」:-) いつもは(前巻の『ヘブン』含めて)メインプレイヤーは 2 人だからねぇ ...)

前巻からは時代が遡っているが、2 ページ読めば本筋に結論まで分かる。 そしてこの時点で(何が展開されるのかを)覚悟することになる ... が、まあ、それはそれとして、

「意地でも幸せになってやるのがお前の義務じゃないのか!?」
言われたほうのジョナサンが主人公のはずだが、 言ったディヴィス中尉のほうがさりげなく目立ってるかもしんない(共感したかもしんない)。 物語中では描写がいまいち足りないバイプレイヤーの一人だが、 この不屈の男ディヴィスが作者(の代弁者)だろう。 ジョナサンの事件で左遷され、復帰して大佐になり、行方をくらましていたジョナサンを捜しあてるなんざ できればちゃんと(要旨でなく)ストーリーで読みたかった。
9 月 6 日。
日本国語大辞典。
「個人でもってる方がおられるとは」なる話が fj であった。
文系(fj.sci.lang.japanese な人) ならふつー持ってるだろ? たとえばイミダス程度でいいなら google があればほとんど足りるから、 かえってこのクラスでないと辞典として持ってるカイがない。

noflushd な話。
kuhn (TP240) の HDD (DBCA206480; 煩いことで有名らしい ...) がうるさいってことで noflush 入れたがほとんど改善しなかった。 使ってない時に静かたってそんなのアタリマエで、使ってる時に適切に静か(ってどんなだ)でないと。 ちょろちょろといじってるうちに腹立ってきて結局 noflushd 止めて

echo 80 5000 64 256 1000 60000 60000 > /proc/sys/vm/bdflush
と直叩きする。 かなりよくなりはしたが、本来 noflushd は /proc/sys/vm/bdflush と連係してる kflushd を止めてしまっての代替物なんだからこれで良くなるってのも困りもんである。 ... HDD 換えなきゃダメかなあ。

けっこうやっかいなのが netscape の disk cache と canna の頻度ファイルで、 特に netscape は memory cache を別に持ってるだけあって自前で一々 sync (fclose) してる。 おかげで別ページに行く毎に HD が起き出す -_-;


9 月 4 日。
パンに綺麗に半分だけジャムを塗って ... そしてそのまま食べる。

半分だけジャムを塗るというのは、パンを半分に折って薄く塗るのと同じ効果を出そう ... というのが本来の目的だろう。なので、ここでそのまま折らずに食べるというのは 少しヘンな訳なのだな、とハタから見ていて思った。

まあ、そういう意味での合理性をここで徹底して何が面白いかってーとよくわからんので どーでもいいといえばどーでもいいことだが、先日の fj.net.*.*dsl 問題との関連でちと思ったことだった。 秀麗なデザインと称して非論理的に配置されるよりは、非人間的であろうとこのテの合理性を追求しておくと あとあとになって有難味が出てくることが多いから、 (今は特段の意味がなくても)論理的であろうとする気分は理解できるが、 もう一歩すすめた時に、何が出てくるかっちゃあ、たいしたもんが出てきそうにないからな。

ゲイトウエイの撤退で次はどこかと囁かれてるのが静まらないうちに コンパックがヒューレットパッカードに買収されることになった。 ここんとこのやる気のなさからみて HP の撤退が先かと思っていたんだが、 あそこってば真面目にパソコン売るつもりがあったのか ...
並んでいる PC のラインナップを見ていると、苦し気な BTO 系をヨソに FIC や MSI といったマザーボード系メーカーの支配力が強まっている感じだが、 マザーボード方面は活況だったりするのか? ... 単にマザー設計できる人間が HP とかに居ないだけだったりして。

そーいや、久々に Morphy One のトコ覗いてきたら、基板のノイズ処理で死んでいるよーであった。 たかが 33MHz とナメていたよーだが(つーか、たかが 33MHz じゃねーかと思うのだが)、 自分で線引きできないならアートワークは外注しろよ ... ノイズを試行錯誤な手でデバッグしてたんじゃ量産時のバラつきで中途半端に動かないものが絶対に出てくるぞ。

信用できないハードの上でソフト書かされる身にもなってみろ、というかあたしゃ絶対にごめんだ。

MAXTOR の 80GB を atropos に載せ、80 + 40 で 120GB となりし。
しかして 9 月に入って「夏休みの再放送」系統のやつがのきなみ終わり、 録画対象が激減し、せっかくの 80 がけっこ空いている。
.... いや、ディスクの逼迫という空気がなくなったのでそれは良いんだけども、 なんとなく泥縄というか、いや、別にいいんだけど ...

ここで 40GB のほうはどこからか拾ってきたリムーバブルフレームに入っている。 後方のファンのこともあるがそれよりも前面の空気孔から中のハードディスクの騒音がそのまま抜けて来て むちゃくちゃに五月蝿い。 まずファンの電源をひっこぬき、ついで HDD も spindown してしまった。 予定外だったのは、この手の IDE 用リムーバブルフレームって hot pluggable ではないのですねぇ。 Linux kernel source 覗いたかぎりでは、物理的電気的なコトを除いても対応は面倒そうである。 誰もやってないわけだ ...

リムーバブルフレームのおかげで面構えは (PC というよりは)「サーバー」的な雰囲気になった。 これで hot pluggable であれば「サーバーだぞ〜」って威張れるんだけどねぇ(それはなんか違う)。


9 月 3 日。
NOIR #22の感想を置く。
『エンジェリックレイヤー』が無かったので気分は一休み?

MTV1000 方面でちょっとしたブレークスルーがあったらしいが、 confirm する方法がない。なんか借りて来るか ...


9 月 2 日。
天野こずえ 『AQUA』 エニックス
ストーリーのある『ヨコハマ買い出し紀行』なる 『AQUA』 ... ページを一つの単位としてカメラワークが狭角を続けて広角 1 ページ、また狭角狭角ときて広角、 というリズム感は何やってんだかわかるけど(ネタが分かってる上でなお)面白かった。 物語を強制しない「ヨコハマ」のほうが どっかに出かけた時に「ああ『ヨコハマ』だな〜」 とのんびりモードに移行するためのキーとして使いやすい意味はあるが、ま、これはこれで。

どちらにせよ水辺(水のある風景)だというのは、やっぱり日本人の原風景的なもんだからですかねぇ。 個人的にも、旅行先に本屋と河があれば落ち着くってのはあるのでこんなんで十分なわけだけど。 両方とも刊行ペースがのろそうだが、二つ交互に出てくれれば困ることはなかろう :-) ってことで。

ちょっとスペインの国土回復運動について web で検索する ... NOIR #22 の背景を調べるのに (^^;
中世ヨーロッパ史なんざ大穴パカスカ空いていて、 世界史ちゃんと高校でとっとくんだったと思うことしばし。 覚えてなくて響く基礎素養ってなこーやって見付かるが、ということはつまり、 覚えててそれなりに役にたっとる基礎素養ってのが裏にあるはずなんだろーな、と思うトコでもある。


9 月 1 日。
珍しくも fj のアンケートに答えた際、ついでにおくりつけた(をい)文面の一部。
題して fj.net.adsl or fj.net.access.adsl 問題、 ADSL を扱うグループを作るにあたって、FTTH や CATV 系の話題のことを考えて fj.net.access 下にまとめることを前提とするか、あるいは fj.net 下に直接ひらたいてしまうか、 という議論の件である。fj.net.adsl を支持したのだがその理由について ──

現状、「その他の話題」は 3 階層目については .misc, 4 階層目に置く場合は親グループ方式を名乗る傾向にあるようです。 3 階層目にくる名前は、それ単独での話題をもてる力が要る ... と考えられていることだと思います。
したがって、アクセスライン(access-line) というキーワードで .*dsl, .catv, .ftth などを「まとめる」というだけでは主張が弱く、.access ないし .broadband の親グループが newsgroup として単独で成立する状況はみておきたいですね。 また、これは、どうあがいても単独では newsgroup にはなれない .catv のことを思えば、 net.misc 以外の受け皿が欲しいということでもあります。
( CATV の話題が少ないのは CATV 系プロバイダが web と mail service のためだけの人を 集める傾向にある、要するに CATV 系プロバイダ利用者の人口が fj 上で皆無に近いからでしょう。 この状況が変わるとは思いがたいので、.catv が成立するとは思えません。 )

第二点。階層型リーダーも展開型リーダーも使ってますが、正直 4 階層を辿るのは人間の する技じゃないです ... つまり「階層が深い」ということ自体は罪悪です。 一つの階層は 10 〜 20 の subgroup を持つことができ、特段の必要がないなら このガイドラインに沿って浅くあるべきです。
( 数字はコンソールに広げた時に一目で見られる幅に由来。 )

第三点。検索用キーワードという点においても、net.access.* 下だけで検索をかけることは おそらくないでしょう。当たる範囲が狭すぎます。
broadband と lan の話題は、定義によってすっぱり切り分けることは可能ですが、 定義を示してこういう風に切り分けられる ... と書かざるをえないほど切り分けが面倒な 話題ではあるわけです。意見の対立がおこるほど使い分けが面倒なら、実用上はあるていどは 相互に話題がとぶのは覚悟しないといけないでしょう。この状況では newsgroup 名に access が つけ加わっていても何の役にも立たないでしょう (∵ net.* 下をぜんぶ検索することになるでしょうから)。

二と三の点によって、.adsl 等は「まとめられるべきではない」派に 属することが分かると思いますが、以上の 3 つをぜんぶ忠実に実行すると以下のようになります:

 fj.net.broadband
 fj.net.ftth
 fj.net.adsl
 ...
で、これが「美しくない」... つまり、上記のようにするくらいなら以下のようにあるべきだ:
 fj.net.broadband
 fj.net.broadband.ftth
 fj.net.broadband.adsl
 ...
という、審美的な感覚は非常によく理解できます。 というか、broadband, ftth, adsl が並ぶのは自分でも気持ち悪いです (^^;

個人的には、この争いは実用性か論理的整合性かの争いに近く、 .net 下という、わりと局所的な部分での問題ですから、実用性がやや優先するかなという気分で 議論を眺めていますが、これが 2 階層目の争いならば、見た目の論理的整合性の ほうを支持したことでしょう。

名前の件について。

3 階層目の名前が access か broadband か、ですが、fj.net.sambafj.net.smb にならなかった (smb プロトコルでなく samba というアプリの名前を置いた) のは、 物事の正しくあるべき姿というものよりも現実の姿を優先した (smb なんて誰も使わん) からでしょう。

で、正直「アクセスライン」という語が、どれほど雑誌や web で使われていようと (そりゃそういうとこでは言葉は正しく使う努力をするでしょうが ← かなり嘘っぽい) 人口に膾炙しているとは思いがたいので、broadband を消極的に推します。

もっとも個人的には 4 階層化するなら "lan" との対称性を押して "wan" 程度でも良いんじゃないかと思ってるんですけどね。確かに wan に last one mile だけを扱わせるのはヘンだし、WAN という語が今はたして生き延びているかというと ちょっと疑問なので推しませんが。

このあたり、適切な語がないなら語を挟むべきでない、という主張に与するので、 アクセスライン系の語やブロードバンド以外の、魅力的な言葉が発見されれば 4 階層派に鞍替えしちゃうんじゃないかな ...
なんにせよ infosystems 階層という大いなる失敗は繰り返したくないものですし。

実は個人的に一番ありそうだと思っているのが fj.net.broadband だけ先に成立、 のちに ADSL が fj.net.broadband.adsl に分離、というシナリオだったりする。

3 階層型 ... fj.net.adsl を主張するにもかかわらず、 こういうシナリオによって fj.net.broadband.adsl が成立することには反発を感じない(自然に感じる)。 しかし fj.net.broadband.adslfj.net.broadband が同時に成立するというシナリオは気持ち悪い。

"fj.net.broadband" という語の意味 (newsgroup の扱う範囲) がこの両者で微妙に変わるからで、 ものごとの時間順序が結果に対する賛否を変えてるというのがちょっと面白かったのでここに記す。


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