『カードキャプター さくら』 #32 の感想

(Last updated: Nov. 28, 1999)

粗筋
チェンジのカードを封印した時、カードの力で小狼はケロベロスと心が入れ替わってしまった。 元に戻すにはカードの魔力の弱まる翌日の夕方まで待たなくてはならないという。 ケロベロスの身体の自分はまだいい、 小狼の身体になったケロベロスが学校で何をするやら、小狼はそれがとても心配だった ──
概観
焦点は小狼の苦労でしょう。 ケロベロスも一見、苦労してないこともないけど 条件はケロベロスのほうが悪いから、フォローは小狼のほうが大変だ。 そのへんの非対称性による小狼の心配が面白かった。
演技
うまいね。やっぱ。小狼な演技をする久川綾やケロベロスなくまいもとこ。 ちゃんとそれらしく聞こえる。くまいもとこさんの大阪弁は大阪風標準語だったけど ... イントネーションが造りもんなの。
さくら
「李君心配なんだけど ...」
というあたりで小狼の位置付けが分かる。 でもせっかくのセリフをさらっと流したのはもったいないなあ。 いくらでもアヤつけられるトコだったのに。
知世
けっこう突っ込みが厳しいというか、しっかりとした観察眼。普通そんなことは思わんぞ。 大道寺財閥の先も安泰ですな。
今回、この一言
「やっぱりだめだっ、木の上で寝る」
今回はヒットなセリフは多かった。 名セリフというには切れ味はイマイチなれど大激戦で、 本筋のセリフ同士が潰し合って結局本筋外が残った。

さくらの部屋ん中で寝るのは あの高所からジャンプするのも厭わないくらい恥ずいってのがよろし。


[アニメ感想のページへ] [『カードキャプター さくら』のページへ]