『カードキャプター さくら』 #31 の感想

(Latest update: Nov. 20, 1999)

祖筋
奈緒子は本に実体化したクリエイトのカードを購入していた。 クリエイトのカードは、それに何かを記すとそれが実体化するというカードだった。 彼女が描く物語に対応するように公園を中心に出現する空飛ぶ動物、そして怪獣。
街に向かおうとする怪獣を止めるべくさくらは ──
概観
悪いとは別に思わない。ずっと笑ってたし。 ただ、こういう造りの話を『CC さくら』に期待したりはしない。 『CC さくら』は設定上、話の造りが鑑賞に耐えるようなものにはなりにくい。 そういうところでこういう薄っぺらな「笑い」に走ると見るところがなくなる。

この話でいえば、 奈緒子が本を記している向こうに怪獣が暴れ、 さくらが抑え込んでいる光景などこそが『さくら』で鑑賞したい部分。
このシーンも描写としてはけっこうシュールで良いんだけど、 怪獣に誰も気付かないはずはなく、どう考えても街は大騒ぎになっているはず。 そのあたりをもうすこし細やかに面倒みて欲しかった。

今回、この一言
「わたし、テレビでこういうの見たことある!
ヒーローが巨大化するのよ、 ほんとに見られるとは思わなかったわ!」
ケロちゃんにおまかせ!のコーナーの 「さくらの世界もますますなんでもありになってきたな」のほうがインパクトは大きかった。 が、まあ、話から選ばない訳にもいかないだろう。
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