32ビットの限界
個人的な意見ですが、CPuのパワーとかマシンの限界とかいうレベルで、どこま
でいまのパソコンの進化が続くのかという事についてコメントします。
これまで、パソコンとプログラムの追いかけっこというか、相乗的な上昇効果が
ありました。でも、これからはそれは無理なような気がします。
8ビットから16ビット、16ビットから32ビットへとパソコンは進化してきました。その展開の中で、プログラムを組む人間の要素はまだ小さい存在だったと思います。
時空的に言えば、
−−−−−−−−−32ビット
++人間レベル++++++++++++++++++++++++++
|
−−−−−−−−−−− 16ビット
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−−−−−−−−− 8ビット
という印象でしょう。
16ビットまでは、まだ人間のプログラム能力がパソコンを上回っていました。それが32ビットからは人間がパソコンに追い付けなくなっているのではないでしょうか。
重いプログラムをつくる > パソコンが早くなる
という追い風はこれからはやんでしまうと思います。
64ビットパソコンは特別な用途(ゲーム・3D)だけに用意され、一般社会では不用ということになるでしょう。
そうは言っても人間の好奇心は果てしないので、どう展開するか断言はできないのですが……。
ウィンドウズ95レベルの32ビットプログラムなら、ペンティアム300MHZ程度で快適に処理出来ます。ここが人間的な一つの頂上でしょう。
286>386>486>P5>P6
という急速な展開(陳腐化)はこれで一段落するでしょう。
もちろんハードはこれからも高速化していくと思いますが、人間的なハードルは簡単には越えられないでしょう。
OSが64ビット化するのは早くて3年後、遅いと5年後になるでしょう。それが一般化するのはもっと遅くなると思います。
これは多分に私の個人的な希望でもあります。